パティシエって、どんな職業?
色とりどりの綺麗なスイーツを扱うパティシエに、憧れる人も多いでしょう♪
パティシエとは、フランス語で「ケーキ職人」や「菓子職人」のことを意味しています。ケーキをはじめ、パイやチョコレート、クッキー、アイスクリームなど、色んな洋菓子を専門に作るパティシエは男女問わず多くの人に人気の職業となっています。 このパティシエには、洋菓子の種類によって細かく決められている材料を混ぜる手順や温度、調理時間などを正確に理解することが大切です。その上で、一度目と二度目に作った同じ種類のお菓子の味が違う・・・ということのないよう、いつでも同じ品質のものを作れる技量が求められます。そのほか、デコレーションのセンスや新しいオリジナルのお菓子を次々と研究していく好奇心と創造力も欠かせません。また、食品全般に関する知識、それぞれの洋菓子のバックボーンにある食文化についても、きちんと知っておく必要があります。
パティシエに必要な資格
パティシエになるために、絶対に必要な資格というものはありません。 けれど、お菓子に関する知識と技術をより一層深めたいのなら、「菓子製造技能士」や「菓子衛生師」といった資格を取ることをオススメします!これらの資格を持っていれば、就職・転職だけではなく、職場でのキャリアアップや待遇面でも有利になるでしょう。
菓子製造技能士
菓子製造技能士の資格は、国の技能検定制度の一つで、お菓子を作る際の高い技術と知識を認定するものです。“洋菓子部門”と“和菓子部門”に分かれていて、それぞれ1級と2級があります。実技試験では、実際にお菓子作りを行います。
菓子衛生師
菓子衛生師の資格は、菓子衛生師法に基づいた国家資格で、技術だけではなく、食品の安全管理についての知識を持ち、安全性の高いものを作る職人を認定するものです。衛生法規や公衆衛生学などを含む筆記試験を行います。これは名称独占資格のため、資格も持っている人でなければ「菓子衛生師」と名乗ることはできません。
どうしたらパティシエになれるの?
パティシエへの第一歩として「菓子製造技能士」や「菓子衛生師」といった資格取得を考える人も多いと思いますが、これらの資格を取るには、まず専門的な知識と技術を身につけなければいけません。そのためには学校に通い、必要な要素を身につけたり、実務経験を積むことが大切です。 パティシエを目指す道は、大きく分けて“製菓の専門学校に通う”パターンと“お店で修業する”パターンがあります。
専門学校に通う
パティシエを目指す多くの人は、調理師専門学校の製菓コースなどで学んだあと、就職した洋菓子店やホテルなどで、さらに実務経験を重ねていくというのが一般的ですね。調理師専門学校や製菓専門学校で、お菓子作りの基礎的な技術を学びます。夜間コースがあったり、海外への留学プログラムがカリキュラムに組み込まれている専門学校なども沢山あるので、自分の希望に合った学校を選ぶようにしましょう。
お店で修業する
パティシエとして働くための必須資格というものはないので、いきなり現場に飛び込んで、実践しながら様々な技術を習得するという方法もあります。未経験者をゼロから指導してくれるお菓子専門店やレストランなども少なくないので、そういった職場で働きながら、知識・技術を習得するのも◎。実践的な現場では上達も早いでしょうし、長く勤めれば正社員への道が開けることも・・・。お店で習うこと以外に、自分なりに勉強する時間を作るようにしましょう。