なぜ脂肪溶解注射【メソセラピー】は部分痩せに◎なのか|トピックスファロー

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2012年11月19日
なぜ脂肪溶解注射【メソセラピー】は部分痩せに◎なのか

お腹の贅肉を落とすつもりが胸のサイズが落ちたなど、自己流のダイエットは失敗率が高い。狙った場所のみスリムにしたいのであれば、美容外科でメソセラピーの施術を受けるほうが得策です。メソセラピーが部分痩せに効果的な理由や、注射に用いられる薬剤それぞれの働き、起こり得る副作用などの知識を紹介。

取材ライター
  

注射するだけで、贅肉が落ちる!

ダイエットで、自分の希望通りの体型を手に入れるのは難しいもの。
体重が減ったのはいいけれど胸も一緒にサイズダウンしてしまったり、下半身太りが悩みなのに上半身だけ痩せてしまったりなど、成功とは言い難い結果に終わってしまうことも少なくありません。

しかし近年、そんな悩みを一掃してくれそうな素晴らしいダイエット法が登場しました。
それはメソセラピーです。メソセラピーとは体の気になる部分に薬剤を注射するだけで、贅肉を落としてくれるという画期的なもの。美容外科などで、その施術を受けることができます。

メソセラピーは部分痩せに最適

メソセラピーは注射した箇所のみの脂肪を溶かしてくれるので、部分痩せに最適です。
お腹や二の腕など、好きな箇所の贅肉を無くすことができます。顔への注射も可能ですから、体はスリムなのに二重アゴ…といった悩みを抱えている方にもお勧めです。

脂肪にダイレクトにアプローチする、という点においては脂肪吸引と共通するものがあります。
しかし脂肪吸引のように、一歩間違えると命に関わるというようなハイリスクなものではありません。
一気に広範囲の脂肪を落とすことはできないものの、それ故に体にかかる負担も小さくて済みます。

メソセラピーは安全性重視のダイエットを希望する方には、もってこいの方法と言えるでしょう。
また、部分痩せだけでなくセルライトにも効きますので、出産後にボディラインが崩れてしまった女性にも向いています。

注射液に含まれる成分それぞれの働き

メソセラピーの注射液には、多種の有効成分がミックスされたものが利用されています。
主成分は大豆レシチンに含まれるフォスファチジルコリンですが、これにL‐カルニチンαリポ酸などの成分がブレンドされます。他にも、キシロカインという薬剤を用いることもあります。
それぞれどんな働きを持つ成分なのかを説明しましょう。

フォスファチジルコリン

脂肪細胞内にある中性脂肪を分解して、遊離脂肪酸にする働きがあります。

L‐カルニチン

遊離脂肪酸をミトコンドリアに送り届ける役目を持っています。
※ミトコンドリアとは、細胞のなかでエネルギーを産生する小器官のことです。

αリポ酸

ミトコンドリアの働きをサポートしてくれる成分です。

キシロカイン

麻酔薬の一種です。注入時に感じる痛みを緩和させるために用いられます。

つまりメソセラピーは、
『脂肪を溶かしてミトコンドリアに運び、エネルギーに変換する』
というメカニズムでもって、贅肉を落としてくれるのです。

運動などしなくても脂肪が燃えるのですから、こんなに楽に痩せられる方法は他にありません。
また脂肪細胞が小さくなるだけでなく、数自体も減少するのでリバウンドを防ぐ効果もあります。

痛みや腫れにはこう対処する

メソセラピーの所要時間はわずか5~10分
手間いらずですが、それ故に一度にたくさんの量を注入することはできません。
注射範囲の広さや数などにもよりますが、2~3週間に1回、計4回くらいの頻度で行うのが一般的です。

物足りないと感じるかもしれませんが、体にかかる負担が小さくて済むことを考えれば、むしろ利点と捉えるべきでしょう。効果の表れもスローペースですが、急激に痩せるよりも徐々に痩せた方が、はたから見ても自然ですよね。

気になる副作用ですが、麻酔が切れてから筋肉痛レベルの痛みが起きることがあります。
2~3日後に注射箇所が赤く腫れることもありますが、大抵は1週間~10日くらいで治まりますので、大きく心配する必要はありません。
痛みや腫れが発生した場合は、入浴時に強くこすらない・外部からの刺激に注意するといった簡単な対処でOKです。顔に症状が表れた場合は、外出時にマスクを装着すると良いでしょう。滅多にありませんが、気になって眠れないほどひどかったら、すぐに施術を受けた美容外科へ相談してください。

著者:和田ちえみ

取材ライター
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三度の飯より書くこと聞くことが好き。インタビューやプロフィール作成、企業社内報など堅い文章も書けます。人の話を聞き、それをまとめるお仕事が多いです。