1.予算を決める
1ヶ月の収入の中から家賃に回せる金額を決めます。
ただ家賃と言っても『賃料』だけではありません。『共益費』、『駐車場代』、『自治会費』なども含めた、その部屋に住み続けるのに必要な全部の支出を『家賃』として計算します。
家賃の上限は収入の3分の1
一般的には、手取り収入の3分の1が上限と言われています。
しかし、一人暮らしで自炊などの節約ができる場合は、多少上限を上げる事も出来ますし、逆にペットを飼っていたり、辞められない習い事など生活費以外での支出が決まっている場合は、もっと低く抑える必要があります。
2・住みたい場所を決める
基本は『学校や職場から近い場所』を前提に考えましょう。
多くのサラリーマンは、長い通勤時間と満員電車に不満を持っています。
また、災害が起こり交通機関がマヒした場合、『帰宅難民』となって駅で一夜を過ごすことになるかもしれません。
3・希望条件をランクづけする
物件探しの希望条件を出す事は誰でも行いますが、この中でランク付けを行いましょう。
さらにその中でも、絶対に譲れない必須項目もチェックしておきます。
自分の希望する物件を正確に把握する事で、無駄な物件探しの時間を省く事も出来ますし、不動産屋さんに対しても無駄なく要求を伝えることが出来ます。
また、同じような物件があった場合でも、迷う事が無くなるでしょう。
4・家賃の相場を調べる
まずはネットで、家賃と住みたい場所を組み合わせて検索し、部屋の相場を調べてください。
この段階では、まだ部屋を決める必要はありません。
相場と自分の希望する条件を比べて、あまりにかけ離れているのなら修正が必要になります。
しかし、掘り出し物がどこに眠っているかは分かりません。
妥協し過ぎると物件探しはすぐに終わるかもしれませんが、結局は不満が残ってしまいます。
自分が無理を言っている事を理解しつつ、最終的に妥協できるラインを確認してください。
この最初の希望条件と、妥協ラインの中で不動産屋さんと交渉する事になります。
5・不動産屋さんに連絡して部屋を探してもらう
引越しのイメージが決まったら不動産屋さんに連絡して物件探しを依頼してください。
雑誌やネットで決めないのは、不動産屋さんが全ての情報を載せていない事と、更新のタイミングではもっと条件の良い部屋があるかもしれないからです。
不動産屋さんにも個性がある
不動産屋さんによって持っている物件に違いがあるのは当然です。
大手はそれだけ多くの情報を持っていますので選択肢が豊富でしょう。
しかし一つの街で長く営業を続けている小さな不動産屋さんには、大手にはない掘り出し物が埋もれている事もありますし、大家さんと付き合いが長い時には家賃の交渉を行う事も不可能ではありません。
また、いい家が見つかるかは不動産屋さんに掛かっていると言ってもいいでしょう。
強引に話を進めてきたり、信用できないと感じた場合には別の不動産屋さんに行くことをおすすめします。
6・連帯保証人を探しておく
引越すことが決まり、具体的な契約になる前に連帯保証人を探しておく必要があります。
物件探しでは連帯保証人を求める場合が圧倒的の多いです。また連帯保証人がいない場合は保険会社を利用する事になり、余計な出費が増える事になります。
連帯保証人という言葉にいいイメージを持っている人はいません。
契約の段階でもめない為にも、早めに探しておくのが良いでしょう。