乾燥肌の悩み
冬のこの季節。多くの女性が悩んでいます。
そうです、乾燥肌です。冬が到来すると、お肌に水分が減ってカサカサになります。 そして、さまざまな肌トラブルが襲ってきますよね。
けっこう念入りにスキンケアをしていても改善が見られなかったり、 それどころか年々ひどくなっていくような気がするという人も 多いのではないでしょうか。
これ以上何をやればいいの！と鏡の前で叫びたくなるのは あなただけではないのです。 乾燥肌というのは、肌老化のサインともいわれており、 水分、脂分が減っていくのが手にとるようにわかります。
悲しいかな、お肌の保湿力も年齢を重ねるごとに落ちていってしまうもの。 バリア機能が低下して外からの刺激や紫外線がどんどん侵入してしまいます。 それがまたお肌を乾燥に導く、という悪循環から抜け出せなくなってしまうのです。
そんな今のお肌環境から抜け出すための秘策を今日は持ってきました。 それは馬油です。
馬油ってなあに
馬油というのは馬のたてがみ、尻尾、皮下脂肪などから作り出す油。 「まーゆ」とも「ばーゆ」とも呼ばれます。 大昔から馬油は民間治療薬として使われていて、 中国では、古来から切り傷や火傷の手当てに使用されていたらしいんです。
さらに、実はこの馬油の成分は、 人間の皮脂にとても似ているのだともいわれています。 そういう理由もあり、美容やスキンケア用品などに幅広く使われているのです。 ではどういう点が優れているのか、馬油の性質を少し挙げてみましょう。
１．皮膚に浸透しやすくお肌を潤った状態にしてくれます
人間の皮脂によく似ている成分のため、皮膚に浸透しやすくお肌を潤った状態にしてくれます。また保湿力や保温力も優れているため血液の循環促進にも効果があります。それで新陳代謝も活発になるので肌の再生を早まり古いシミもなくなります。またメラニンを身体の外へ排出する働きもあります。
２．お肌にすばやく油膜を張り刺激や細菌から守ってくれます
お肌にすばやく油膜を張り刺激や細菌から守ってくれます。また浸透力が高く空気を追い出すためシミやシワの原因となる酸化を防ぐことができます。
３．炎症を治すことにも適しています
もともと火傷などの万能薬として使われていたこともあり、炎症を治すことにも適しています。
４．お肌の細胞を補修してくれます
アトピー性皮膚炎やニキビなどにも効果があり、お肌の細胞を補修してくれます。天然成分で副作用もないため多くの人が全身のスキンケアとして愛用しています。
馬油を使った乾燥肌対策
馬油は、洗顔した後、顔全体に薄く伸ばして使います。浸透力が強いのですぐにお肌に馴染むと思います。お化粧の下地にもなるため、そのままお化粧しても問題ありません。
また、馬油自体も浸透力が強いのですが、 馬油には、その後につけるものの浸透もよくする効果があるそうです。そのため、馬油プラスその後に保湿成分のある化粧水や保湿美容液を使うことでさらに保湿効果が上がります。お肌につけるときには「まず馬油から」というのが基本と覚えてください。
また、セラミド配合の化粧水、美容液と一緒に使うのも乾燥を防ぐのに効果的です。 セラミドには水分の蒸発を防ぎ、お肌の水分、油分を抱え込んでくれる働きがあります。 それを馬油がグッとお肌にしみ込ませてくれると相乗効果でよりお肌が潤うことを実感できるはずです。
馬油を使用していると皮膚がポロポロとむけてくることがあるそうですが、それは代謝 が上がってって古い表皮がはがれているのだといいます。
あと、乾燥肌で悩むのは顔だけではありませんよね。厄介なのは、かかとや指。 冬の時期、荒れやひび割れ、あかぎれで困っている人も多いことと思います。 かかとや指に馬油を使う場合は、夜寝る前にたっぷりと塗って、 靴下や手袋をして寝ると効果的です。 これで乾燥肌での悩みが多少は軽減するのではないかと思います。
しかし、馬油も他の化粧品などと同じで、合う人もいれば合わない人もいます。 また匂いが強く独特なため、それが苦手という声も少なくありません。 どんなにいいといわれているものでも、合わない人にとっては、お肌のコンディション を悪化させる原因になりますので、注意して使ってください。
お肌の状態というのは日々変化していくといわれています。 また、少し難しくはありますが、お手入れも、状態に合わせて臨機応変に変えていくのがよいといわれています。
●普段の保湿ケアに満足いかない
というそんな日に。保湿性の高い馬油という選択肢があるだけでも、 よりよいお肌を保つのにとても効果のあることだと思います。
乾燥は、血液が汚れることによっても起こるともいわれています。 血液が汚れるのは腸内環境が悪いというのが原因。 お肌のお手入れも大切ですが、 食生活の見直しなども乾燥肌の対策として重要なことです。