自分の肌タイプをご存じですか?
あなたは自分の肌タイプをどれだけちゃんと理解されていますか?「にきびができるから、たぶん脂性肌」「かさかさするから、たぶん乾燥肌」と、いろいろなご意見があるかもしれません。でも、にきびができるからといって脂性肌ということでもないのですよ。
「自分の肌のタイプがいまいちわからない」という人は、まずはデパートの化粧品カウンターへ行って、肌診断を受けてみましょう。きっと、自分の思い込みとは違う結果が出る人もいるはずです。
さて、そういう肌診断を受けて「乾燥肌」と言われた人に、「これをやっていると乾燥肌が余計にひどくなるよ!」という6つのタブーをお教えしたいと思います。
日常生活で、「おっと、これはダメだった」と思うことがあれば、参考にしてください。
1.シャワーを顔に当てている
疲れて帰ってきて、シャワーを浴びるのは気持ちがいいですよね。身も心もすっきりする瞬間でしょう。でも、顔の洗い方はどうしていますか?
「熱いシャワーを当てるのが好き」と言う方。はい、乾燥肌まっしぐらです。なぜなのか説明しましょう。まず、シャワーは水圧が強いです。そのため、顔の皮膚にとってはものすごい刺激になります。
皆さんご存知のとおり、食器の油汚れも熱いお湯でやると落ちやすくなりますよね。皮脂だって、れっきとした油です。そのため、シャワーの温度が高いと、皮脂がどんどん溶け出てしまうのです。これも乾燥の原因になります。
顔を洗うときは、基本的に「ぬるま湯で、水を手ですくって」洗うことを心がけましょう。
「それじゃ汚れが落ちた気がしない」と思われるかもしれませんが、ちゃんと汚れは落ちるので安心してください。
2.コーヒーなどを飲みすぎている
くつろぎタイムはコーヒーで、という人も多いのではないでしょうか。しかし、これもほどほどにしておかないと、乾燥肌の原因になります。ダイエットを心がけている人は、「脂肪を体内に吸収させにくくするなんて、なんて素敵な響きなの」と思うかもしれません。しかし、脂肪を吸収しない、ということは、皮脂の原料も吸収できない、ということです。
とはいえ、「コーヒーはやめられない」という人だっているはずです。ならば、低カフェインのコーヒーにするか、ハーブティーなどノンカフェインのお茶にするかなどして、うまいこと乗り切りましょう。
3.太るからと油をとらない
先ほどのカフェインとも関連するのですが、体にとって必要な栄養素のビタミンの中には、油とともに摂取することで吸収が良くなるものがあります。つまり、適度に油をとっていないとビタミン欠乏症の原因にもなるのです。こうなってしまうと、どんなに良い化粧品を使っても意味はありません。
「体の中から綺麗になることを心がける」なら、栄養バランスのいい食事を心がけましょう。
4.日焼け止めを塗っていない
肌が弱い人の中には、こんなことをいう人もいます。「日焼け止めを塗ると化学成分で肌が荒れるから嫌だ」と。化学物質を嫌だ、と思う気持ちは良くわかりますが、はっきりいって本末転倒な意見です。魚の干物を思い出していただけると分かりやすいと思うのですが、紫外線には水分の蒸発を促す作用があります。つまり、太陽の光と熱により、ものの水分は飛んでいってしまうのです。同じことが人間の皮膚においても起きています。
紫外線は確実に肌を傷めます。「自分は肌が弱いから日焼け止めを塗りたくない」という人は、皮膚科の先生や肌が弱い人向けのブランドのカウンターで聞いてみてください。紫外線吸収剤が配合されていないタイプの日焼け止めを教えてくれるはずです。
5.顔にミスト化粧水をこまめにつけている
最近ではすっかりおなじみになったミスト状の化粧水。シューってやると気持ちいいですよね。でも、それがかえって乾燥を招くこともある、ということはご存知ですか?それは、水の性質に答えがありました。水は気化するときに、もともとある水分まで奪って蒸発してしまいます。そのため、ミスト化粧水をつけると、かえって乾燥してしまうことがあるのです。では、これを防ぐためには、どうすればいいでしょうか?
ポイントはつけたあとの「保湿」です。そのため、ミストを使うなら、保湿成分がしっかり入ったものを使うといいでしょう。また、いっそ、乾燥が気になるようであれば、思い切って化粧直しをしてしまうのも手段の一つです。そのとき、潤いは化粧水で補給し、あとはクリームでしっかり保湿することが大事です。
6.クレンジングをオイルでしている。
あなたはどうやってメイクを落としていますか?オイルタイプのクレンジングが最近は人気ですよね。メイクとのなじみもいいし、楽に落とせるということが人気の理由だと思います。しかし、乾燥肌の人にはあまり向いていません。ご存知のとおり、クレンジングオイルはメイクをよく落としてくれます。
そのため、乾燥肌の人にはクリームタイプやミルクタイプのクレンジングをおすすめします。どうしてもオイルが使いたい、という人は、刺激の少ないタイプのオイルクレンジングを探してみましょう。
また、アイメイクなどは、専用のアイメイクリムーバーを使ってください。マスカラやアイシャドウなどは、これでしっかり落ちます。間違っても無理やりごしごしする、なんてことがないようにしましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。「これをやってしまうと乾燥肌になるのね」という勘所がわかっていただけたならなによりです。普段の生活で気をつけることで、肌も自然と綺麗になっていきます。綺麗な肌目指してがんばってみましょう!