老けて見える肌トラブルの原因を断つ【絶対失敗しない禁煙方法】|トピックスファロー

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2012年12月26日
老けて見える肌トラブルの原因を断つ【絶対失敗しない禁煙方法】

しわ・シミ・かさつき…老けて見えてしまう肌はただの老化が原因ではないかも?!今更人には聞けない喫煙がもたらす肌への悪影響と真剣に肌質改善したい人だけの禁煙方法を紹介。これからずっとキレイな肌でいよう!

兼業ライター。専門ではないけれど、ライター歴は長いです。
  

しわだらけのくすんだお肌の原因はただの老化じゃなかった?!

気管や血流への悪影響、がんのリスクなどタバコの悪影響は知らない人はいないでしょう。
愛煙家にとっては耳の痛い話になっているかも知れません。

しかし、目に見えない健康のリスクは見ないフリは出来ても、肌への悪影響はそうはいきません。
肌のくすみ、前よりも深く数も増えたしわ、たるみ、かさつき…その肌のトラブルの原因は“老化”だと思いますか?

肌の若々しさも奪っていく喫煙

肌荒れは生活習慣の乱れや栄養バランスの偏り、ストレスなどその原因は複合的ですが、喫煙も肌荒れを加速させる重大な要因となります。

タバコの肌への有害な成分も、主成分であるニコチンを始め、一酸化炭素・活性酸素などいくつかあり、これらの原因が2つ3つと重なって肌荒れを加速させてしまっているのです。

ニコチンと肌

タバコの主成分として知られるニコチンは血管を収縮させて血液循環へ悪影響を及ぼしてしまいます。
血液循環が滞ると、皮膚の温度が低下し、新陳代謝も鈍ってしまい、その結果真皮の働きが衰えてしわ、たるみ、かさつきなどが起こるのです。

ニコチン血液循環

タバコの主成分として知られるニコチンは血管を収縮させて血液循環へ悪影響を及ぼしてしまいます。
血液循環が滞ると、皮膚の温度が低下し、新陳代謝も鈍ってしまい、その結果真皮の働きが衰えてしわ、たるみ、かさつきなどが起こるのです。
●ニコチン血液循環
タバコを吸うとニコチンの働きで血管が収縮し、全身を巡る血流が鈍ってしまいます。
このため皮膚に近い細胞など体の末端では酸素を取り込むことが出来ずに新陳代謝が低下していきます。
喫煙の直後から皮膚の温度は2~5℃も低くなると言われています。
ニコチンの作用で収縮した血管が元に戻り、肌表面の温度が喫煙前の状態に回復するには1時間以上かかるとされているので、例えば1時間おきにタバコを吸っていたのなら、新陳代謝は常に阻害されているということになり肌がいきいきとした状態でいられる暇はないという事になります。

活性酸素とビタミンC

活性酸素は、細胞を傷つけ、がんのリスクを高くしてしまうなどその有害性が指摘されています。
また、喫煙によって活性酸素が増加すると、ビタミンCの大量破壊につながり、結果としてしみやくすみの原因となるともされています。

ビタミンCが欠乏すると…

ビタミンCは健康的な肌を作るためには欠かせない栄養素として知られています。
ビタミンCはコレステロール値を下げ動脈硬化を予防したり、紫外線などの刺激によって発生するシミの沈着を防ぐのにも使われます。
また、肌にハリをもたらすコラーゲンの生成にも使われ、まさに美容と健康には必要不可欠な栄養素なのです。
しかし、ビタミンCは水溶性ビタミンの一種である為に長時間体内に保存しておくことはできません。
“ビタミンCはこまめな摂取が効果的”と言われるのはこの為です。

ところがタバコ1本の喫煙で破壊されるビタミンCは25~100mg(レモン1個分とも…)いわれています。
喫煙で発生する活性酸素により大切なビタミンCが毎度大量破壊されるので、体内ではコラーゲンの生成どころの話ではなくなってしまいます。
結果的に肌はハリを失い、しわやたるみ、かさつき、くすみによって老けた印象につながるのです。

一酸化炭素と肌

一酸化炭素は血液中で酸素を運ぶヘモグロビンと結合してしまう為、酸素が全身にいきわたるのを阻害してしまいます。
タバコを吸うと体の中ではニコチンの作用で末梢血管が閉じてしまっている上に一酸化炭素によって酸素も運ばれず、肌荒れを回復させる自然治癒力が衰えてしまっていることが考えられます。

高価なエステも無意味に?!

高価な美容液やクリームを使ったり、いくら肌のお手入れを念入りにやったとしても、喫煙により血行が悪い状態である限り、元気な肌に必要な酸素や栄養がいきわたらないままなので若くハリのある肌にはなれないとも言えます。

本当に肌質改善したい人のための禁煙方法とは

禁煙すると肌が若返ってハリが戻る…
確かに肌質改善の一つとして禁煙は有効ですが、たくさんの喫煙者が何度となく失敗している禁煙です。
例えば結婚を控えて…等、禁煙の意志が揺らがないほどの何かがあると話は別ですが、そうでない限り、“肌質改善の為にスキンケア用品を変えてみようかな”程度の気持ちでは失敗は目に見えていると言えます。

(1) 禁煙を開始する日を決めること

禁煙を始める日を決めておくことは禁煙成功の秘訣の中でも重要です。
禁煙を始めてから数日~2週間は精神的に一番つらい時期となることを予測し、その時期と重要な仕事などが重ならないように注意しましょう。

禁煙開始の日を決定したらそれまでの間を準備期間とし、徐々に本数を減らしていったり禁煙に少しずつ体を慣らすつもりで過ごします。

(2) 灰皿やライターを処分すること

タバコの買い置きはもちろん灰皿やライターも処分しましょう。

(3) 1本だけ…に絶対乗らないこと

1本だけならと、タバコに手を出してしまったら禁煙は失敗です。
その1本がニコチンの中毒性から抜ける経過をリセットすることになります。

禁煙中は何度となくこの誘惑が頭をかすめますが、“1本だけ…”と手を出してしまったら最後、今まで耐えてきた苦労も期間も水の泡になるどころか二度と禁煙は出来ないかも知れません。
ニコチン離脱の経過は辛いものですが、それは最初からわかっていたはずです。
徐々にですが、タバコのない生活に慣れていくと信じ、ニコチン中毒の誘惑を全力でスルーしましょう。

(4) 喫煙以外のリフレッシュ方法を考えておくこと

禁煙を始めてしばらくはタバコのない手持ちぶたさや口さみしさにも耐え難いものがあります。
いつも手元にあったはずのタバコが無く、リフレッシュの方法にも困ってしまうことになる可能性は高いと言えます。

しかし、非喫煙者がリフレッシュの必要が無いわけではなく、喫煙者だっていくらタバコが必須とはいえ、睡眠時まで数時間ごとに起きて喫煙するわけでもありません。

要するに今は喫煙習慣が身に染みていますが、必ず忘れることが出来るのです。
手持ちぶたさを感じた時などはお茶や水を飲む等と言ったべつの方法でやり過ごせるように努力しましょう。

(5) 挫折しそうになったら我慢せず禁煙外来へ!

タバコの依存性は非常に高く、1人ではどうしても不安に感じてしまう人も多くいます。

いくら覚悟の上禁煙を始めたとしてもタバコのない生活に慣れていくまでは乗り越えるのが大変なものです。
禁煙は適切な支援があることで成功率が高まると言われています。

また、禁煙中のストレスは人によってはこれまた肌トラブルの原因ともなってしまう場合もあります。
この場合の肌トラブルは一時的なものであるケースが考えられますが、挫折しそうになったら禁煙外来を利用し専門医に相談すると安心して禁煙を継続できるでしょう。

チャンピックス

従来の禁煙補助薬と違いニコチンを含まない禁煙補助薬です。
チャンピックスの有効成分が脳内のニューロンという組織にあるニコチン受容体に結合し、喫煙の衝動やニコチン切れによる症状を抑制する事が出来るのだそうです。
チャンピックスはこれまでに何度も挫折経験がある人の禁煙も成功に導いてきている為人気が高まってきています。

ニコチンガム・ニコチネルパッチ

ニコチンガムやニコチネルパッチには依存物質のニコチンが含まれていますが、タールによる健康への影響がない為に禁煙治療に用いられています。
禁煙治療では徐々に摂取量を減らしながらニコチン依存症を解消し、完全禁煙へ誘導していきます。

著者:佐藤和子

兼業ライター。専門ではないけれど、ライター歴は長いです。
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学生時代から文章を書くのが好きだった影響で、社会人になってからも、こっそりと週末ライターを続ける。新しいもの好きで、常にアンテナ張っています。