沖縄の諸島の中でも、圧倒的な美しさを誇る、「南西のエメラルド」宮古島をご紹介します。一口では表せない紺ぺきのグラデーションの海に囲まれた宮古島は、日本屈指の観光資源に恵まれています。沖縄と言えば、沖縄本島や石垣島が有名ですが、宮古島も観光リゾートとしては最高の島です。沖縄の魅力は本島だけではないということが伝わればいいなと思っています。
でも、宮古島は、沖縄屈指、いえ南西諸島屈指の紺ぺきの海を誇る、南西の海のエメラルドです。宮古島の海の美しさは沖縄県一というと怒られるかもしれませんが、「宮古ブルー」と言われている宮古島の海のグラデーションは沖縄でもずば抜けた美しさです。
飛行機は東京羽田からは、1日1往復の直行便があります。那覇からは1日約20便の運航があり、トランスオーシャン航空、ANA、スカイマーク、琉球エアコミューターの各航空会社からの利用が可能です。
宮古空港からは、レンタカーかタクシーで島を周遊してみましょう。
ここから宮古島の大浦湾のエメラルド・グリーンを左手に見ながら、さらに北上。しばらくすると西平安名崎に至ります。
西平安名崎は、宮古島最北端にあたり、巨大な風力発電の風車が並び立っているのが印象的です。西平安名崎の海は穏やかで、そこに沈む夕日は格別な光景をもたらします。
池間島は周囲10キロほどの大きさで、車でも10分くらいで一周できる島です。池間島には沖縄の島には珍しい湿原があります。ここには年間を通して珍しい野鳥が飛来するので、バードウォッチングもできますね。
まず目指すのは与那覇前浜。
ここは県内屈指のパウダーサンドで、マリンスポーツも盛んな海岸です。景観を写真に収めるには、太陽が順光の朝、特に人のいない午前9時前までがお勧めです。
与那覇前浜海岸の沖には、来間島が見えます。
全長1690メートルの来間大橋を渡りましょう。この橋は日本最長の農道橋で、県内屈指の絶景を誇ります。
橋を渡ると目の前には、表現のできないほどの美しい色の海が広がります。
来間島の高台には、赤煉瓦屋根の竜宮城展望台あり、ここから伊良部島と来間大橋、与那覇前浜を逆側から眺めるのもまた格別です。
前浜の白い砂地と、海のサンゴの織り成すグラデーションがまた絶景。
うえのドイツ文化村です。明治期に座礁したドイツ商船を、住民が助けたことに由来する友好の証です。
1873年ですから、沖縄が琉球藩とされて県になる6年前です。ドイツ商船ロベルトソン号が上野村の沖で台風のために座礁し、住民たちがクリ舟というカヌーのような小舟をこぎ出して、全員を救助。船員への手厚い保護の後、ドイツへ送り返してあげました。これを記念して1996年にオープンしたテーマパークです。
ドイツ村から10分ほど車を進めると、海浜公園のイムギャーマリンガーデンが見えます。箱庭のような内海は、穏やかで推進があるため、初心者のためのダイビング講習が行われています。入り江を形作る岩山の周囲には、遊歩道が整備されています。
宮古島の最南端の東平安名崎は、イムギャーマリンガーデンから車で約15分も走らせれば到着します。約2キロにわたる細長い岬からは、太平洋と東シナ海を一望できます。テッポウユリの名所としても知られていて、日本都市公園百景にも選ばれています。
伊良部島の佐良浜港に付いたら、まずは南回りで牧山展望台へ。ここからは宮古島、池間島、来間島の眺望が広がっています。
展望台から県道204号を5分ほど走ると、伊良部島と下地島の境にある渡口の浜に至ります。緩やかな弓状をしていて、ここでもホワイトサンドの美しい砂浜が広がっています。
ここからぐるっと南回りで、下地島北部の通り池へ行きましょう。 ぽっかりと空いた大中池の水深は深く、ダイビングスポットとして知られています。水中で外の海ともつながっているエメラルド・グリーンの池は、ダイバーたちの憧れです。天然記念物にも指定されていて、ユナイタマという人魚伝説も残っています。
さらに北方面へ行くと、佐和田の浜に至ります。
遠浅の海は遊泳には適していませんが、魚垣と呼ばれる潮の干満を利用した伝統漁法の史跡が残っています。また、パイロットの訓練飛行場である下地島空港の誘導灯が海中に突き出していて、誘導灯の赤と紺ぺきの海の色のコントラストが絶妙な景色を映し出しています。
ここは「神の島」と呼ばれていて、人がみだりには入ってはいけないとされる聖域が数多く存在します。非常に神聖な雰囲気に満ちた島です。沿岸にあるノッチという、浸食によって削り取られたキノコのような形の岩が面白いです。
いかがでしたでしょうか。宮古島の魅力は伝わりましたでしょうか。宮古島の観光ルートに沿った景勝や史跡などをご紹介しました。南西の海のエメラルド、宮古島の魅力は満天です。
宮古島ってどんな島?どうやって行くの?
宮古島は面積で言えば琉球諸島中の4番目です。人気で言えば、沖縄本島と石垣島に次ぐ、沖縄3番目のリゾート地といったところでしょうか。最近は沖縄本島よりも石垣島のほうに注目が集まっていますね。でも、宮古島は、沖縄屈指、いえ南西諸島屈指の紺ぺきの海を誇る、南西の海のエメラルドです。宮古島の海の美しさは沖縄県一というと怒られるかもしれませんが、「宮古ブルー」と言われている宮古島の海のグラデーションは沖縄でもずば抜けた美しさです。
飛行機とレンタカーの旅
宮古島から最西端の西表島までは先島諸島と呼ばれます。その表玄関である宮古島は本島から西南約290キロです。東京、那覇からはかつてはフェリーが出ていましたが、今は飛行機のみです。飛行機は東京羽田からは、1日1往復の直行便があります。那覇からは1日約20便の運航があり、トランスオーシャン航空、ANA、スカイマーク、琉球エアコミューターの各航空会社からの利用が可能です。
宮古空港からは、レンタカーかタクシーで島を周遊してみましょう。
西回り北部コース
まずは市街地である平良から、宮古島ツアーはスタートします。 県道83号を北上していくと、砂山ビーチに至ります。ここは、砂山と隆起サンゴ礁の洞穴で有名です。ここから宮古島の大浦湾のエメラルド・グリーンを左手に見ながら、さらに北上。しばらくすると西平安名崎に至ります。
西平安名崎は、宮古島最北端にあたり、巨大な風力発電の風車が並び立っているのが印象的です。西平安名崎の海は穏やかで、そこに沈む夕日は格別な光景をもたらします。
岬の先の池間島
岬の向こうには池間島があります。池間島には、全長1425メートルにおよぶ池間大橋がかかっていて、紺ぺきの海と、白い雲の爽やかな景色の中を突き進んでいくドライブに言葉は要りません。池間島は周囲10キロほどの大きさで、車でも10分くらいで一周できる島です。池間島には沖縄の島には珍しい湿原があります。ここには年間を通して珍しい野鳥が飛来するので、バードウォッチングもできますね。
西回り南部コース
いったん平良に戻って、今度は国道390号を南下します。まず目指すのは与那覇前浜。
ここは県内屈指のパウダーサンドで、マリンスポーツも盛んな海岸です。景観を写真に収めるには、太陽が順光の朝、特に人のいない午前9時前までがお勧めです。
与那覇前浜海岸の沖には、来間島が見えます。
全長1690メートルの来間大橋を渡りましょう。この橋は日本最長の農道橋で、県内屈指の絶景を誇ります。
橋を渡ると目の前には、表現のできないほどの美しい色の海が広がります。
来間島の高台には、赤煉瓦屋根の竜宮城展望台あり、ここから伊良部島と来間大橋、与那覇前浜を逆側から眺めるのもまた格別です。
前浜の白い砂地と、海のサンゴの織り成すグラデーションがまた絶景。
宮古島にドイツがある
再び、大橋を戻って、390号を東進すると、何と、宮古島にドイツが現れます。うえのドイツ文化村です。明治期に座礁したドイツ商船を、住民が助けたことに由来する友好の証です。
1873年ですから、沖縄が琉球藩とされて県になる6年前です。ドイツ商船ロベルトソン号が上野村の沖で台風のために座礁し、住民たちがクリ舟というカヌーのような小舟をこぎ出して、全員を救助。船員への手厚い保護の後、ドイツへ送り返してあげました。これを記念して1996年にオープンしたテーマパークです。
ドイツ村から10分ほど車を進めると、海浜公園のイムギャーマリンガーデンが見えます。箱庭のような内海は、穏やかで推進があるため、初心者のためのダイビング講習が行われています。入り江を形作る岩山の周囲には、遊歩道が整備されています。
宮古島の最南端の東平安名崎は、イムギャーマリンガーデンから車で約15分も走らせれば到着します。約2キロにわたる細長い岬からは、太平洋と東シナ海を一望できます。テッポウユリの名所としても知られていて、日本都市公園百景にも選ばれています。
兄弟島―伊良部、下地島でのミニ周遊
最後に伊良部、下地島へ足をのばしましょう。再び平良に戻って、平良港からはフェリーが一日に10便ほど、カーフェリーも全て合わせると20便くらい出ています。伊良部島の佐良浜港に付いたら、まずは南回りで牧山展望台へ。ここからは宮古島、池間島、来間島の眺望が広がっています。
展望台から県道204号を5分ほど走ると、伊良部島と下地島の境にある渡口の浜に至ります。緩やかな弓状をしていて、ここでもホワイトサンドの美しい砂浜が広がっています。
ここからぐるっと南回りで、下地島北部の通り池へ行きましょう。 ぽっかりと空いた大中池の水深は深く、ダイビングスポットとして知られています。水中で外の海ともつながっているエメラルド・グリーンの池は、ダイバーたちの憧れです。天然記念物にも指定されていて、ユナイタマという人魚伝説も残っています。
さらに北方面へ行くと、佐和田の浜に至ります。
遠浅の海は遊泳には適していませんが、魚垣と呼ばれる潮の干満を利用した伝統漁法の史跡が残っています。また、パイロットの訓練飛行場である下地島空港の誘導灯が海中に突き出していて、誘導灯の赤と紺ぺきの海の色のコントラストが絶妙な景色を映し出しています。
「神の島」―大神島
忘れていました。もう一つ、宮古島には大神島という島があります。宮古島からは4キロほど離れていて、島尻港から一日にフェリーが夏に5往復、冬には4往復しています。ここは「神の島」と呼ばれていて、人がみだりには入ってはいけないとされる聖域が数多く存在します。非常に神聖な雰囲気に満ちた島です。沿岸にあるノッチという、浸食によって削り取られたキノコのような形の岩が面白いです。
いかがでしたでしょうか。宮古島の魅力は伝わりましたでしょうか。宮古島の観光ルートに沿った景勝や史跡などをご紹介しました。南西の海のエメラルド、宮古島の魅力は満天です。