月々のスマートフォン代を節約する方法(本体編)|トピックスファロー

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2015年1月27日
月々のスマートフォン代を節約する方法(本体編)

月々にかかるスマートフォン代を安くするには、MVNOが発行するSIMカードを利用する方法があります。しかし、SIMカードだけ入手しても、スマートフォン本体がなければ本末転倒です。MVNOが利用できるスマートフォンの入手方法を紹介しよう。

WEBライター
  

MVNOとは何か

スマートフォン本体

MVNO(Mobile Virtual Network Operator)は仮想移動体通信事業者のことです。NTTドコモ、KDDI、沖縄セルラー、ソフトバンクモバイル、ワイモバイル等の大手移動体通信事業者から電波網を借りて携帯電話サービスを展開しており、大手移動体通信事業者よりも格安なプランがメリットです。

月々のスマートフォン代金節約ができるので、今たいへん注目されている携帯電話サービスです。

格安でスマートフォンを利用するためには

MVNOを利用する場合に必要なものとしてMVNOが発行した「SIMカード」と、それを利用する「スマートフォン本体」が必要になります。一部のMVNOではスマートフォン本体とセット販売する事業者もありますが、多くのMVNOではSIMカードだけの提供となっているので、スマートフォンは各自で準備をしなければいけません。

利用できるスマートフォンもMVNOが間借りしている大手移動体通信事業者の回線が利用できるものなのかを確認する必要がありますし、「SIMロック」の問題などもあります。

SIMロックとSIMフリー

大手移動体通信事業者が販売している携帯電話(スマートフォンを含む)にはSIMロックが設定されています。

SIMロックとは、販売している大手移動体通信事業者が発行するSIMカードしか反応しないシステムのことです。例えば、NTTドコモで購入したスマートフォンはNTTドコモのSIMカードしか反応しないので、KDDIやソフトバンクモバイルのSIMカードを挿入しても意味がありません。同様にKDDIが販売している携帯電話、ソフトバンクモバイルが販売している携帯電話にもこの仕組みが取り入れられています。

この仕組が取り外された携帯電話の事をSIMフリーと呼んでいます。

SIMロックとMVNO

MVNOは、間借りしている大手移動体通信事業者のSIMカードを発行しています。

NTTドコモの電波網を使っているMVNOでは、NTTドコモのSIMカードが渡されるので、SIMロックの関係上、NTTドコモが販売している携帯電話もしくはSIMフリーの携帯電話しか使えません。KDDIの電波網を間借りしているMVNOも同様の仕組みになります。

そのため、MVNOに乗り換える際には、契約するMVNOがどこの大手移動体通信事業者の電波網を間借りしているのかを確認して、携帯電話を用意しなければいけません。

SIMロック解除の義務化

総務省は、2015年5月以降に発売する携帯電話に関して「SIMロック解除の義務化」を進めています。今までの携帯電話はSIMロックが設けられており、NTTドコモが販売するiPhone/iPad以外の携帯電話は機種代金を全て支払った状態であれば、SIMロック解除手数料の3,000円を支払うことで、SIMロック解除をしてもらえます。

NTTドコモに加え、ソフトバンクモバイルの一部の機種もSIMロック解除を受け付けていますが、それ以外の機種はSIMロック解除をすることができません。

SIMロック解除の義務化が始まることで、一定の条件をクリアすれば、無償でSIMロック解除が可能になるので、大手移動体通信事業者やMVNOへの乗り換えが容易になります。 今まで使ってきた携帯電話をそのまま、MVNOでも利用しやすくなるので、事前に用意しておくべきスマートフォンが手に入りやすくなります。

SIMフリースマートフォン

日本国内で販売されているSIMフリースマートフォンは、大手移動体通信事業者を通さずにスマートフォンメーカーが家電量販店で直接販売しているモデルです。

先に本体を購入して、後から大手移動体通信事業者やMVNOと契約して利用できるモデルなので、購入のしやすさがメリットといえます。

SIMフリースマートフォンの多くは中国や台湾メーカー、日本のベンチャー企業などが多く、馴染みのないメーカーもあります。しかし、販売価格は1万円前後からのものがあるので、予算に合わせた選択肢の多さが魅力です。

ここでは代表的なSIMフリースマートフォンを紹介します。

主なSIMフリースマートフォン

iPhone6/iPhone6 Plus
メーカーアップル
価格iPhone6/75,800円~、iPhone6 Plus/87,800円~
OSiOS
URLhttp://store.apple.com/jp/iphone

言わずと知れたスマートフォンブームの先駆者「iPhone」。価格は高めに設定されていますが、価格相当のパフォーマンスを見せてくれる強みがあります。SIMフリーモデルと各大手移動体通信事業者が販売するキャリア版との違いとしては、SIMロックの有無だけであり、SIMフリーモデルであれば、大手移動体通信事業者やMVNOを自由に選択できます。

freetel
メーカープラスワン・マーケティング株式会社
価格freetel priori2/9,980円、freetel nico/17,800円、freetel MX/29,800円
OSAndroid
URLhttps://www.freetel.jp/ec/

日本のベンチャー企業が始めたSIMフリースマートフォンです。目玉商品は、やはり、9,980円から販売しているfreetel priori2でしょう。ハイスペックスマートフォンであるfreetel MXも29,800円とお手頃な価格設定です。

freetel nicoに関しては、日本では珍しいデュアルSIM方式を採用しており、2枚のSIMカードを使い分ける使い方が可能です。例えば、電話を大手移動体通信事業者のSIMカードを使いながら、データ通信用にMVNOのSIMカードを使うといった使い方をすることができます。

Nexus6
メーカーGoogle/Motorola
価格Nexus6/75,170円
OSAndroid
URLhttps://play.google.com/store/devices/details?id=nexus_6_blue_32gb&hl=ja

Googleが販売するスマートフォン。Android 5.0にいち早く対応しており、丸みを帯びたデザインは手のひらにすっぽりと収まります。電池も大容量バッテリーを搭載したことで、24時間連続使用を実現しており、ターボチャージャー技術により15分間の充電で最大6時間の使用ができます。

ZenFone 5
メーカーASUS
価格ZenFone 5/28,944円
OSAndroid
URLhttp://shop.asus.co.jp/zenfone/list/ZenFone/

低価格でありながらもハイスペックなスマートフォンとして注目されているZenFone 5。低価格でありながらも細部のディティールまでこだわって設計されたデザインは、高級感を演出してくれます。性能も高いので、レスポンスもスムーズ。利用者を満足させてくれる1台です。

スマートフォン本体とSIMカードのセット販売

一部のMVNOでは、スマートフォン本体もセットにして販売をしています。これにより、利用者は大手移動体通信事業者のようにMVNOを利用するハードルが下がりました。 独自にスマートフォンを用意しなくていい代わりに、スマートフォン本体のバリエーションが少ない、一時的にしか扱っていない場合もあるので注意が必要です。

スマートフォン本体を自由に選べる自由

MVNOのメリットとしては月々のスマートフォン代を抑えるだけではありません。キャリアに縛られないスマートフォンを選ぶことができるメリットもあります。利用者によって不要な機能や必要な機能が変わるので、高いスマートフォンを購入したとしても使わない機能のために大金を支払うのは無駄なことです。

利用者自身が自分に必要な機能だけを搭載したスマートフォンを選ぶこともスマートフォンの節約ではないでしょうか。

著者:ヒラタヒロカズ

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モバイルガジェットを愛するライターです。スマートフォンからタブレット、パソコン、インターネットなどに精通しています。好奇心旺盛なので、他のこともより深く調べ、知識を蓄えることがあります。