仕事ができる人は愛される人物である!|トピックスファロー

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2014年12月19日
仕事ができる人は愛される人物である!

仕事ができる人は愛される?それはなぜでしょう

ライター
  
人は誰もが、「仕事で自分の欠点が悪影響を及ぼすのではないか?」と心配のあまり慎重になります。

でも、新入社員の頃失敗だらけだった人が、中堅社員になった頃には、そんなことを微塵も感じさせないほどの有能社員になっていることは多いものです。
テレビで取材されるほどの有名人が「若い頃は先輩に叱られてばかりだった」という言葉を聞いたことがありませんか? それは謙遜ではなく、案外事実である場合が多いのです。それにそういう人ほど、仕事では強面なのに普段は愛されるチャーミングな人柄だったりするのです。

1. 失敗はあなた個人の責任ではない!

「失敗の責任の所在」よりも「失敗をどう対処するか」が大切

初めは誰だって新人です。新人は必ず失敗するのが当たり前なのです。
新人の管理責任は、上司にあります。
徹底した「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)」を義務付けるのも新人を育てるためです。
ある程度新人に仕事を任せてさせないと実力は付かない。でも、新人に仕事を任せて失敗したら大変。だから、上司はいつも見守り、失敗を未然に食い止めるための、注意・指導をするのが役目です。

そして、その失敗した時が、あなたの分かれ道です。
同じ失敗を繰り返さないためには、「何が原因で失敗してしまったか」ということをしっかりと考えることです。
あなただけが悪いわけではなく、むしろ上司の管理能力に責任がある場合だってあります。そのようなとき、あなたはどう考えますか?

 「そんなこと指示されてない!」と言い訳をしたいときだってあるでしょう。反対に、あなたの不注意が100%原因の場合もあるでしょう。

でも、どの場合も同じです。冷静に分析しましょう。
いつも頭に置いておかなければいけないことは、個人事業主で無い限り、失敗は個人の責任ではなく、会社の責任となる、ということです。信頼を失うのなら、それはあなたの信頼ではなく、会社の信頼が失われるのだと覚悟をしておかなければなりません。
そう考えていたら、「誰の責任か?」を追求する前に、失敗をどう対処するかが重要だということに気付きますよね。

「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)」は、仕事でもプライベイトでも自分を守る

でも、あなたが入社2年未満位の新人の場合、大きな失敗を招く可能性のある失敗かどうかに気付かない可能性は高いです。
だから社内であろうと他社の担当者の場合であろうと、いつもと少しでも異なる事態が生じた時は、自分でどうにかしようではなく、いち早く上司に報告しましょう。
例えば、いつもすぐに返信が返って来るはずの他社の担当者のメールが戻ってこないなど。
仕事の仕方にはクセがあります。いつもと違うということは、何かしら担当者の事情がいつもと違うということです。
返信してこないということは、他社の担当者がうっかり忘れている、サーバーの故障でメールが届いていない、担当者が出張し、引き継ぎができておらずに、メールが放置されている…etc。さまざまな事情があるはずです。とにかく、あなたの依頼が、他社では全く動いていないという事実だけは確かです。

それを防止するには、上司に返信がないことを報告すれば、問い合わせをするように指示があるかもしれません。
そして、問い合わせをしてみたら、その原因が判明し、他社担当者、あるいは代わりの人間が責任を持って緊急対応してくれることでしょう。
忘れていたらその場で気付いてくれるでしょうし、メールが届いていない、放置されている場合は、慌てて処理してくれるでしょう。
でも、問い合わせをせず放置していたら……大変なことになっていたかもしれません。

自分で考えることも必要ですが、考えても経験不足から考えるだけ時間の無駄だということもあります。
だから、躓いたら叱られても聞くのが一番です。
「そんなこと自分で考えろ!」と叱られたら、自分で考えましょう。
でもそれでもわからなければ、もう一度相談しましょう。
ただ「わかりません」「できません」ではなく、「今○○をしています。○○にも○○にも情報は載っていなくて、何処で探せばいのでしょう?」と質問すれば、上司も指示をしてくれるでしょう。
上司だって今何をしているかを聞いて、あまりにも無駄や見当違いなことをしていることが分かれば、指示をしてくれるはずです。

しっかり考え努力してからの「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)」が大切なのです。
仕事をスムーズに進めるために新人に、何が無駄で、どうすればいいのかを、自分で考えさせてから、考えて無駄なら指示します。つまり、いち早く失敗しないようにフォローしてもらうためのものなのです。

会社で叱られるくらいなんですか! あなたが叱られたところで、上司や先輩が、あなたのしりぬぐいをしてくれます。

もし、あなたが自分を過信して、「ホウレンソウ」を怠ってしまった場合、他社との契約で、大きなミスをしでかして、会社に大きな損害を与えてしまう可能性があります。そして、その損害が、あなたの年収では「焼け石に水」程度にしかならないような大きな損害になってしまう可能性もあります。
もしも、そんなとんでもない事態に陥ってしまったら、あなたがクビになるのは自業自得ですから仕方ありません。しかし、他社に迷惑をかけてしまう会社的な失態となってしまったら、もう、あなたのミスでは済まされません。

会社としてのミスとなった以上、あなたのクビだけでは無く、あなたの上司も管理責任を問われ、クビや降格処分になる可能性もあります。あなたのせいで、上司だけでなく、上司の家族の運命も変えてしまうかもしれないのです。

あなたは、自分のせいで上司が会社を追われたら、どう責任を負いますか? しかも、派閥争い等の関係で、あなたが会社に残って、上司だけがとらなくても良い責任を取らされることだってあるのです。こちらの方が、あなたの罪は大きいかもしれません。あなたは、上司の足を引っ張るきっかけを派閥争いの相手に与えてしまったのです。

「ホウレンソウ」を徹底していれば、恥をかいたり、叱られることはあっても、このように取り返しのつかない事態に陥ることはないのです。

新人のうちは、叱られるのも仕事のうちです。でも、同じ失敗を二度としないように励んでいれば、あなたの失敗は、経験に、そして経験を応用できる実力につながるのです。そのためにも、先輩の仕事のやり方を観察して、先輩のスキルを盗むくらいの意気込みで頑張りましょう。

2.失敗はあなたを成長させます

「ホウレンソウ」によって、社内の瀬戸際で食い止められた失敗が多いほど、あなたの視野も広がって、予測する能力も身につくでしょう。但し同じ失敗はしない場合に限ります。

同じ間違いを2度としない人は、どんどん仕事を任される範囲が広がっていきます。
その分、失敗が生じた場合の損害も大きくなります。
でも、「ホウレンソウ」を徹底していれば、失敗は失敗でも、社内の瀬戸際で食い止められる失敗ならば、会社としては、仕事に何の影響もありません。

こうして自分の犯した失敗の「もし……」を考えることで、人は成長するのです。
大きな反省と、助けてくれた上司や先輩に感謝をするでしょう。「この恩を仕事で返す!」と誓って精進できる人間だけが上へと昇っていくのです。

実は、初めから有能な人は、自分の手腕と視野だけで仕事の能力を成長させますが、仕事のできない人は、いろんな人の仕事のやり方を学習するのです。
多人数の長所と経験を学習しているのですから、独りで仕事の能力を学習していくより、はるかに多くの経験を疑似体験します。
そして、叱られた分、真面目に反省し、確実に成長し、反省と感謝の気持ちで真摯に仕事をしていれば、必ず認めてくれる人間が出てきます。
そして、何故かそういう人は好かれます。
どういうわけか、いざという時に「守ってくれる人」、「助けてくれる」人が現れます。
不思議なことに、信頼というのは、失敗から築かれたものの方がはるかに厚い信頼関係が築けるのです。「仕事のできる人」よりも「人間として誠実だ」を基礎に「仕事もできるようになった」という人の方が、信頼だけでなく、友情・愛情のようなものも抱くようになるのかもしれません。
人間とは不思議なものです。最終的には、「できる人」より「好きな人」の言うことを信じるのです。一番強い信頼関係は、感情から自然に生まれたものなのです。


私は、仕事上、業界のトップの方とお会いする機会が多いのですが、最終的にトップに上り詰める人は、人望もあると思います。
業界のトップとは、会社の社長レベルではなく、「業界のドン」と呼ばれるような人のことです。彼らの仕事の顔が、どんなに強面で厳しい顔でも、プライベイトの顔は、ご近所の「気の良いおじさん」と同じ場合が多いのです。
そのような人々から学んだ私の持論ですが、「経験から積んだ勘=人を見る目」ということです。最後に信じる相手は、人間として見込んだ相手です。そして、甲乙つけがたい場合は、悩んだ末に、人間として信ずべき、好ましい相手に賭けてしまいがちです。そして、彼らの勘は多くの場合確かであるといえるでしょう。

そして彼らは、「愛(恐?)妻家である」ということです。
私も夫を立て、縁の下で支えることのできる、かわいい「愛妻」になりたいものです。 

著者:宝生桐子

ライター
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法律関係・心理学・メンタル関係の多数の資格を利用して、今までさまざまなコラムを連載して参りました。
わかりやすい文章で、さまざまな生活お役立ち情報をご紹介させて頂きます。どうぞよろしくお願い申し上げます。