転職できない…だから起業する。これは是か非か?|トピックスファロー

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2012年9月4日
転職できない…だから起業する。これは是か非か?

就職できなかった、再就職・転職の口が見つからない…不景気と就職難が続くこのご時世には珍しくもない話です。どんなに頑張っても働き口が見つからないし雇ってもらえない…そうなった場合、起業するしかないのです。起業にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?

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就職・転職の代わりに独立起業するメリット・デメリットは?

ベンチャー企業を起こす理由には「既存の企業が手を付けていないブルー・オーシャンで勝負できる見込みがあるから」とか、「新規参入でも既存組と渡り合える市場だと思うから」といったような市場分析の結果に基づくものもあれば、「就職できなかった」とか「退職後も探したが転職先が見つからなかった」というような、ややネガティブさを感じるものもあります。
しかし、起業の理由がどうあれ成功を収めたものが勝者であることには変わりありません。では転職すべき時に転職せずに起業することはどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか?

起業のメリット

新しい勤め先を探して転職せずに、独立して起業した場合はどのようなメリットが受けられるのか。

まず言えることは「社長という肩書が得られる」ということです。社長兼従業員1人の極小規模でも、設立してしまえば会社は会社です。普通の会社勤めで社長まで上り詰めるには、どれだけの功績を積んで社内の権力争いで勝ち続けなければならないのかを考えるとめまいがしてきます。

第二には「個人的に必要なものでもある程度は必要経費で落とせる」ということです。落とせるものは限定されますが車やパソコンのような会社と自宅の両方で使うようなものであれば必要経費の範囲内に収まります。

第三には「成功すれば会社に勤めるよりも多くの給与が得られる」ということが言えます。成功するまでに費やす時間と労力は途方もないものになりますが、それに見合うだけの利益を得られる可能性が十分にあるのです。

起業のデメリット

起業すればだれでもが成功を収めて大金持ちになれるというわけではありません。十分な準備が出来ていなかったり、経営手腕が足りなければ破たんしてしまう可能性が大きいのです。

起業によるデメリットの一つは「仕事を回してもらえなければ経営が続かない」ということです。どんな業種でも起業当初は下請け・孫請けの仕事から始まるものです。小さな仕事をいくつもコツコツこなして体力をつけて信用を積み上げていかなければなりません。そのため、起業前に人脈を作っておかないと開店休業状態が続くだけなのです。

第二のデメリットは「会社を維持するための十分な貯蓄が必要になる」ということです。起業して即仕事が回ってくるケース自体が稀なので、多くの起業家は最初のうちは貯蓄を取り崩しながら経営していかなければなりません。

第三のデメリットは「技術力や価格などで独自色を打ち出さないと同業他社に負ける」ということです。
転職ではなく独立して起業するということは、多くの同業他社との競争に身を投じることと同義です。技術力や価格など、他の同業他社に差をつけられる何かを持っていないと競争に打ち勝つことは不可能と言っていいでしょう。

第四のデメリットは「会社は起業すればそれで終わりというわけではない」ことです。
どういうことかというと、起業するだけなら誰にでも出来ますが会社を成長させて収益を増やしていくには経営手腕が必要になってくるからです。

経営が上手くいかなければせっかく立ち上げた会社は倒産し、会社に投じた決して少なくないお金は水の泡になってしまうのです。

起業はあくまで最後の手段。勝ち目が見えてから踏み切るべし

結論から言ってしまえば、「就職できなかった・転職口が見つからなかったから」という理由で独立起業するのはやめた方が良いでしょう。
なぜかというと、デメリットをはねのけられるだけの準備も覚悟もできていない状態で起業することになりメリットを享受する前にデメリットに押しつぶされてしまうからです。

どうしても起業して一旗あげたい、というのであれば資金や人脈、技術といった準備をしっかりと済ませておくべきでしょう。この準備が出来て初めて起業後の勝ち目が見えてくるようになるのです。

著者:佐久間和夫

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