おっとっと、仕事でつまずいた時には「逆回転」の発想がお勧め!!|トピックスファロー

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2015年5月20日
おっとっと、仕事でつまずいた時には「逆回転」の発想がお勧め!!

仕事でパニックになったとき、何処から手をつけて良いかわからずにお手上げ状態になったことはありませんか?ゴールにたどり着くためは、どうすれば良いのか?「逆回転の思考」で一緒に考えてみましょう。

ライター
  
仕事でパニックになったとき、何処から手をつけて良いかわからずにお手上げ状態になったことはありませんか?
そんなときは、まずは落ち着き、やるべきことを全て書き出し、優先順位順に並べ替えます。

ただひたすら「今やるべきこと」を考える。しかも客観的に自分の感情を排除して、ゴールにたどり着くためには、どうすれば良いのか?
そうすれば無駄なことや、やるべきことが見えてきます。
これを私は「逆回転の思考」と勝手に呼んでいます。若いときにこれが素直にできる人は将来大物になる可能性が大きいでしょう。

逆回転の思考とは?

仕事に躓いているときや、パニックになってしまったときは、取り敢えず休憩で頭をリラックスさせます。
時間が無いときに「休憩??」と思うかもしれませんが、冷静でない状態では、堂々巡りで焦れば焦るほど失敗の連鎖となりかねないからです。

また、自分の感情も捨てましょう。
意地やプライド、野心、出世欲・・・etc、これらの気持ちは邪魔にしかなりません。
今やるべき本当に必要なことだけをするのです。
ゴールにたどり着くための道をゴールから探っていくのです。

歯車

この最短の道を探る方法を「逆回転の思考」と私は呼んでいます。
例えば、仕事に行き詰ったり、失敗したときは、一般的に、この失敗をどう対処すべきか考えるべきです。これは誰もがするでしょう。

でも、このときに、仕事のできる人とできない人の分かれ道は、

①独りでしょいこむ
②協力を頼む
どちらの道を選ぶかで決まってしまいます。

確かに、「責任感の強さ」や「できることは自分でやる姿勢」は重要です。
でも、自分でできることとできないことがあります。
今、仕事に躓いているということは、あなたの方法には、どこか間違いがあるのです。
それを認める勇気が必要です。

そのようなときに、他人に頼ったり、他人の力を借りたりするのは本意ではないかもしれませんが、自分の感情が、仕事を妨げている場合もあるのです。

このときに「逆回転の思考」でゴールから考えて行けば、おのずと目的が見えてくるはずです。
「それを成し遂げるために、今何をすべきか?」感情を捨ててそれだけを考えましょう。

下手なプライドは持たないこと!

視野が狭くなっていると、思いこみが激しく今の失敗の思考から離れられず、「もうできない」という感情が走ってしまいます。

このような場合、責任感の強い人ほど諦めてしまいがちです。 でも、果たしてそうでしょうか?
ちょっと傍観者になって自分を見つめ直してみましょう。
自分の意地やプライドが邪魔していませんか?

あなたが躓いている箇所について得意な人が周囲にいないか考えてみましょう。
それが上司やライバルだけでなく、たとえ後輩だったとしても、相談して助けを求めることができれば、そこはすんなり乗り切れるかもしれません。

また、自分の悩みや弱みを打ち明けることで、思考の基準が打ち砕かれて新たな思考が生まれるかもしれません。初心に戻れるかもしれません。
今乗り越えるべき山を乗り越えるためには、たとえ誰であっても助力を得られるなら素直にお願いして力を借りましょう。

その相手がライバルだったら、「借り」を作ることにもなるし、頭を下げるなんて悔しいかもしれません。
自分の実力でやり遂げた気分がしないかもしれません。
でも、ゴールは、仕事をやりとげることです。誰の力でやり遂げようと、その実績はリーダー(あなた)の功績となるのです。

「借りた恩」は忘れない!but「貸した恩」は忘れること!

借用書 あなたの功績だとしても、その功績を上げるためには、多くの人の力や協力が無いとできなかった、という感謝の気持ちを忘れないことが大切です。

このような感謝の気持ちを持って仕事をしていると、ときには自分が他人を助けることもあるでしょう。こうして、人脈は構築されていくのです。

そして「借りた恩はいつか返す」気持ちを忘れずにいることが大切です。
でも、「貸した恩」は忘れましょう。

見返りを計算してやったことは、あまり自分には返ってきません。
自分だけ、「借りた恩はいつか返す」気持ちを忘れずにいたら、他人に優しくなり自然と知らないうちに自分のためになることもあります。

どんなときも素直な考え方でいましょう。
高すぎるプライドは自分の道を閉ざしてしまいます。

一瞬の悔しい思いなんて、長い目で見たら無駄以上の何物でもありません。
その一瞬だけのプライドを満足させて何になるでしょう?

確かにその瞬間は損したり、悔しい思いをしたりするかもしれません。
でもそんなのは、その瞬間の感情で、長い目で見たら何でもないのです。
同じ損をするなら、他人を助けたり、他人のプライドを守ってあげたりした方がお得です。なぜなら、人脈・人望ができるからです。
利用されるだけの時もあるかもしれませんが、利用するような人は、長い目で見たとき、必ず淘汰されていきます。

「あのとき助けてあげたのに・・・」なんて思わずに、「そういう人」ということがわかって良かったと思うべきなのです。
そうすれば二度と利用されることも足をすくわれることもないでしょう。

またそういう経験をすることで、人を見る目も養われます。
だから、初めから「貸した恩」なんて忘れて、利用したいなら利用させておけば良いのです。そして、そういうあなたを周囲の人は必ず見ています。こうして水面下で人望は築かれていくのです。

最終的に勝つのは、「水面下で周囲から自然発生した人望」を持っている人です。
自分で恩を売って築いた人脈ではないので間違えないように!
自分で恩を売って築いた人脈は、あなたに力が無くなったと同時に潮が引くようにゼロになります。

つまり、あなたの窮地を救ってくれる人ではないのです。
それは利害関係で結ばれた人脈ですから、あなたが窮地に陥ったときにもし手を貸してくれたとしたら、その恩を何倍返しで要求されるかわからない悪魔の力のようなものです。

若いときは、どんどん他人の力を借りて、他人の能力をお手本に学習するときです。
若いときに高すぎる評価を貰う必要はないのです。そもそも実力は他人が評価するものです。同じ能力なら人を動かす魅力を持った人が勝ちます。
だって、その人は他人を動かすことで自分以上の力を発揮できるからです。

お仕事粘土

若いとき、すなわちまだ失敗が許される時代に、如何に素直になれるかで、他人の能力から学ぶ量が変わります。
だから若いときのプライドなんて捨て去りましょう。
但し、仕事のプライドと、人としての魂のプライドがありますので、魂のプライドを間違っても捨ててはいけませんよ。

時には勇気ある撤退も・・・

仕事で躓いたときは、まずは休憩して思考回路をゼロにすることです。
そして、今何をすべきかを考えましょう。
長い目で見て、そのときは勇気ある撤退も必要かもしれません。
あなたの目的を成し遂げるために、そのときの失敗があなたの人生には必要なのかもしれません。

人生は長いのです。
最終的に仕事で成功者になる人は、どんなに偉くなっても、素直で小さな事にも感謝できる人です。
例えば「ありがとう」が普通に言える人、そんな普通の人が最終的に勝つのです。
仕事で行き詰ったときに素直に「逆回転の思考」ができる人は、無駄な意地やプライドを捨てられる人です。
本当に能力がある人は、意地やプライドをひけらかす必要が無いのです。なんたって、自分で言わなくても周囲がわかっているからです。

著者:宝生桐子

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法律関係・心理学・メンタル関係の多数の資格を利用して、今までさまざまなコラムを連載して参りました。
わかりやすい文章で、さまざまな生活お役立ち情報をご紹介させて頂きます。どうぞよろしくお願い申し上げます。