相手のプライバシーは絶対侵入しないこと!
同棲の始めたばかりの頃は、「今日から彼と一つ屋根の下で暮らす♪」と思うだけで幸せいっぱい。会社帰りの足取りも軽くなることでしょう。
2人分のお買い物をしている最中だって幸せいっぱい。「ただいま~」と彼が帰って来る。「おかえりなさ~い」と答える。もう、「うふふ♪」でしかありませんよね。
ところが、もうその瞬間から破局の魔の手は迫っきているのです。
彼の携帯、見る?見ない?
あるとき彼の携帯にメールの着信音が鳴ったとします。
そのとき彼がお風呂に入っていたら・・・。こんなとき、メールが死ぬほど気になるでしょう。
でも、彼の携帯に手を触れては絶対にダメです。
どうしても気になるなら、彼がお風呂から上がったときにでも「携帯にメールが届いたみたいよ」と教えてあげましょう。
彼の様子次第ですが、誰からのメールか教えてくれる場合もあります。
携帯を持って寝室に入ってコッソリ見ているからといっても、別に怪しいメールとは限りません。特に意味はないのに、ビジネスマナーの習慣から、そういう癖のある男性って実は多いんですよ。
ビジネスシーンでは、携帯が鳴ったりメールが来たら、席を立つか、他の場所で返信すると思いませんか?ただそれだけです。
別々の環境で育った2人が、突然一緒に暮らし始めるのです。
あなただって、女友達と会うだけで、友達のことまであれこれ言われては、窮屈ではありませんか?それと同じです。
信じているなら様子を見ましょう
彼と同じ空間で楽しく暮らしたいなら、彼のプライバシーには侵入しないことです。
彼を信じることができなかったら、所詮2人の関係は長続きしません。
「幽霊見たり。枯れ尾花」(幽霊がいると思い込んでいたら、枯れ尾花も幽霊に見えてしまう)ということわざもあるように、疑いの目で彼を見ていると、あなたの想像した疑いの結果しか生まないものです。
それに、様子を見るくらいの忍耐力が無ければ、同棲は無理です。
自分がどんどん嫌な女になっていくような気がして、それが嫌で喧嘩をして破局を迎える場合も多いのです。
それに、勝手に携帯を見たなんて言えないのに、その携帯に女性からのメールや通話記録がたくさんあったらどうします?
LINEで女性とのルンルン会話が出てくるかもしれません。
女性からのメールや電話は、会社のアシスタントのスタッフかもしれませんし、LINEのルンルン会話は、接待で行ったホステスさんからの営業メールかもしれません。
真実は神のみぞ知る、ということにして、あなたの胸に秘めておきましょう。
不毛な喧嘩はいったん引き下がる
「言った」「言わない」で喧嘩しても、水掛け論の不毛な喧嘩にしかなりません。
少しでも「言った」「言わない」の言い合いになったら、水掛け論にしかならない不毛な言い合いは即やめて、引き下がるのが得策です。
でも、黙ってしまうと空気が重くなるので、
下手に出るのは悔しいかもしれませんが、男性は、女性の方からこんなふうに言われると、彼も反省するものです。
男性には、自ら反省してもらうように持っていくのが、賢い女性のやり方です。
男と女は思考回路が違う
様々な研究結果から、統計的に男性は女性と思考回路が違うようです。
男性は、左脳を使ってその聞いた言葉をもとに論説的に思考を展開していきます。
女性は、主に右脳を使って五感全てで感じた情報をもとに物事を考えるというより、生まれた感情をそのまま訴えるのが、脳科学の世界では一般論のようです。
その結果、男性が逆切れして、どうにもならない所まで行ってしまう傾向が高いのだそうです。
この研究結果の理由として、男女の脳の造りの違いがあげられています。
男性は右脳と左脳を繋ぐパイプが細い人が多いので、右脳と左脳の情報が行き来しにくくなります。
一方女性は、右脳と左脳を繋ぐパイプが太い人が多いので、右脳と左脳の情報が行き来しやすく、情報の共有ができますので、男性に比べて圧倒的にその場で感じ、考える情報量が多いのです。
言い合いをした際に、一般的に男性が女性に勝てないことが多いのは、この思考回路の違いからだそうです。(もちろん、統計論ですから、例外もあります)
脳科学の研究発表によると、男性は、喧嘩になったその瞬間を切り取って、そのことについて解決策を探ろうと、少ない情報から論理的に思考を巡らします。
それに、本能的に古来より狩猟本能が身についていますので、相手から攻撃されたら、ムキになって冷静になれません。
その場だけを論理的に収めようとはしますが、彼女が怒っている本当の理由がわかりませんので、喧嘩はエスカレートするだけだといわれているのです。
とにかく話は冷静になってから
男女の喧嘩は、たとえカップルでも、彼を冷静にさせる必要があります。
そうでないと、彼は自分のことは棚に上げて、彼女に言われた言葉にだけ執着してしまいます。
お互い冷静にならないと話し合いなんてできません。
だから、水掛け論になってしまったら、その場は我慢して、彼が冷静になってから、水掛け論にならない工夫を話し合いましょう。
ルールは喧嘩の度に改善していくこと!
だから、喧嘩の度にルールを改善していくのが得策でしょう。
彼を納得させるためには、徹底的に喧嘩をするのではなく、その場は黙っておいて、いったん引き下がりましょう。
そして、彼が冷静になったときに、「この間みたいな言い合いは嫌だからルールをもう1つ作りましょう!」と提案するのです。
彼女が一方的に引き下がると、彼は彼女が怒ってふて腐れているように感じるでしょう。
でも、自分の思った通りに彼女が動いているので、文句の言いようがなく、どう仲直りしていいのかわからなくなっているものです。
そんなときに、ケーキを買ってくるとか、気の利いたことができる彼なら良いのですが、そうでない彼なら、その雰囲気に耐えられずに、同棲解消になってしまうことだってあります。
男性は嫌な空間から逃げる習性がありますので、あなたから上手に折れてあげるのも、彼があなたを惚れ直すきっかけになるものですよ。
実際に、結婚したら、そんなことは多々あります。
同棲中にできないことは、結婚しても同じです。
「夫を掌で転がせるような、ちょっぴり『かかあ殿下』の家庭」の方がうまくいくと聞いたことがありませんか?
そのためには、上手に折れて、彼を操ることができる技も必要なんですよ。
いかがでしたか?
「安心2人暮らしには、ルールが必要!」これは常識のような感じもしますが、お互い愛していれば、暗黙のルールが自然とできていくものです。これが夫婦の基本です。