仕事ができる頭の回転の速い人ほど、「自分はできる」「がんばれば大丈夫!」と思いがちです。
あなたに思い当たる所はありませんか?
ガンバリ屋さんほど要注意です。
リアルな夢を見始めるのは要注意です
まるで夢の中の出来事を実体験したかのように疲れていて、胸辺りが妙に重苦しかったり、息苦しかったりといった感じがして、クタクタになったことはありませんか?
これは、あなたの深層心理の訴えです。
眠っている間に、脳の中で1日の記憶の整理が行われています。
だから、その夢がリアルだということは、強烈な嫌な記憶だということです。
体がヘトヘトになるほど嫌な感情ということは、強烈なストレスになっている証拠なのです。
そのことに気付いていないことが問題です。
マジメな人ほど、息苦しい生活をしている
人は理性によって生きているものです。「~すべき」という責任感や道徳観によって自分の深層心理を閉じ込めてしまっていることが、真面目な人ほど多いものです。しかし、人は、その人の仕事の力量と心の繊細さは案外反比例しています。
なぜなら、心が繊細で、自分に自信が無いから、自分に義務や責任を課し、ちゃんとしようと努力して能力を磨いてきた人だからです。
なので、仕事で勝ち抜いていくには、心が痛むことが多少はあるはずです。
心に嘘をつく、しかし夢は真実を映す
そのような人は本来競争を好みません。
そのような時間をゆったり過ごす自然を愛する人が、仕事をバリバリこなし、太陽を浴びずにデスクにしがみついているなんて不自然です。
でも、周囲が期待している気持ちも敏感に察してしまうので、周囲の期待に応えようと自分に、ムチ打って頑張っているのです。
本当は、女友達と遊びたいのに。合コンだっていきたいのに。いつの間にか、そんなのには、まるで関心が無いかのように振舞わないといけなくなってしまった。そんな不満も心の底ではいっぱいかもしれません。
朝目覚めたときに体が重いときは睡眠不足です
自分が認めたくなくて、目を背けているのに、「いやだー!!」という心の叫びがあるから、心の戦いが夢に現れるのです。どちらも自分の正直な心の叫びですから、疲れれてしまいます。
このあまりにもリアルな夢は、眠りの浅いときにしか見ません。
良く眠れていない証拠です。
レム睡眠とノンレム睡眠をバランスよくとる
人の体のメンテナンスは、眠っている間に行われます。「良質な睡眠」とは、寝入りに3時間の熟睡の後、「レム睡眠(浅い眠り)+ノンレム睡眠(深い眠り)」、90分セットの繰り返しです。
なので、熟睡していれば、「3時間(熟睡)+90分×○セット」の時間の睡眠がとれていれば、最低4時間半といった睡眠時間が短くても気分爽快な目覚めができるのです。レム睡眠時に体のメンテナンスと記憶の整理が行われます。
レム睡眠とノンレム睡眠が交互にしっかり行われ、脳がしっかり休息された状態でなければ、人の体の疲労はどんどん積もり積もっていきます。
睡眠不足は心の過労、人格障害や記憶障害になることも
このような睡眠不足は、心身の疲労を加速させます。心に逆らってどんどんがんばってしまうと、心だって病気になります。
身体でいうと、過労が続けば病気で倒れてしまいます。
過労死という言葉が、話題になりましたね。
心だって同じです。
がんばりすぎると「心の過労」となって、心の病に陥ってしまいます。
風邪も放置しておくと、肺炎をこじらせ、命の危険さえあるように、心だって同じなのです。
人格障害も引き起こす?
不眠は心の病の最も軽い初期症状です。この時期に治しておかないと、どんどん病をこじらせて大変なことになってしまいます。 心の病は、ウツだけではありません。あまりに現実を受け入れずにがんばりすぎていると、自分の人格をいつの間にか否定して、
人格障害や記憶障害、その他精神疾患を引き起こす可能性もあるのです。
こうなると大変です。
ウツが心の風邪なら、人格障害や記憶障害、その他は、心にガンができてしまったようなものです。
素直に休息することが、心の病の特効薬
できないことは、周囲に相談し、助けを求めるのです。
あなたが遊ぶことや休憩することを誰もとがめたりしません。
いかがでしたか?
自分の心に正直になるには勇気がいりますが、自分の心に正直な人は、心の病になりにくいのです。優しく真面目な人ほど、周囲の期待に応えようとがんばりすぎる傾向にありますので、少しくらい、休憩する勇気も必要です。
周囲全部の期待に応えるなんて、所詮不可能なのです。
本当に大切な人の心を守るためには、誰かの期待を裏切ることも必要です。
それに、悲しいことですが、あなたが少々休憩してもお休みしても、他の誰かが何とかしてくれるものなのです。
だから、勇気を持って自分の心に正直になりましょう。自由になりましょう。
リアルな夢を毎日見て睡眠不足になったら、心が肺炎やガンになってしまわないうちに、早めに心療内科の医師に相談することをお勧めします。