全ての基本『投資』とは?
投資とは、リターンを目的として、資金を投入する事。
代表的な物は「株」「FX」、そして「不動産」の3つがあげられます。
不動産投資は『収益物件』で稼ぐ
しかし、同じ『投資』であっても株やFXが売買の差額でしかリターンを得られないのとは別に、不動産投資の場合は、不動産の値上がりに加え、毎月の家賃という安定した収入を期待できます。
この『売却益』と『家賃収入』を持って収益を上げる物件が『収益物件』であり、不動産投資家が稼げる理由なのです。
不動産投資が『安定』している秘密
『投資』である以上、そのリターンとリスクを知らなければなりません。 その中で、不動産投資は『ミドルリスク・ミドルリターン』と言われています。
ハイリスク・ハイリターンの「株」と「FX」
例えば、ハイリスク・ハイリターンの代表と言えば「株」と「FX」でしょう。
一企業がその資産価値を保証する株は、当然会社が倒産すれば、一瞬で紙屑に変わります。
また国が価値を保証するFXは、価値がゼロになる事はありませんが、一つの発言で値段が上下する程、移ろいやすく、レバレッジを掛ける事でその利益や損失が何倍にも膨れ上がります。
ローリスク・ローリターンの「預貯金」
逆に金融機関への「預貯金」はローリスク・ローリターンの代表と言えます。
もちろん銀行が倒産すれば、預けたお金は戻ってきません。
しかし倒産しそうな銀行は他の銀行と合併したり、営業譲渡という形で存続するようになります。
またそれができない場合でも、預金保険法により預金者のお金は保護されていますので、まったくのゼロになるという事はないと言えるでしょう。
しかし預金による金利は0.02%。大口の定期を10年かけたとしても0.15%~0.25%がやっと。儲けと言えるものは微々たるものです。
不動産投資が『ミドルリスク・ミドルリターン』と言われる理由
その中で、不動産投資はその中間、『ミドルリスク・ミドルリターン』と言われています。
確かに地震や津波、あるいは火災なので建物を失う事になるかもしれません。
しかしそれらに対して保険を掛ける事はできますし、建物が失われても土地まで失う訳ではありません。
そして、市場の動向により激しく値動きがする株やFXとは違い、土地や家賃収入は安定していると言ってもいいでしょう。
デイトレーダーの様に、1日で資産を何倍にも増やすことはできませんが、1日で全ての資産を溶かす事もありません。
また、預貯金とは違い損をする可能性はありますが、不動産の資産運用だけで生活する事も不可能ではありません。
投資に『収益物件』を選ぶ理由
利益を望めて、それでいて一瞬で破産に追い込まれる事の無い不動産投資。
そのメリットとデメリットを、もう少し詳しく解説したいと思います。
不動産を持つことメリット
よく言われるメリットとしては以下の事があげられます。
収入が安定する
家賃として毎月決まった収入を得る事ができます。
管理さえできるのであれば、副業とする事もできますし、老後の収入とすることもできます。
老後の収入になる
働いている間にローンを完済する事ができれば、その後の家賃収入は退職後の大きな収入と考える事ができます。
税金対策になる
減価償却費やローンなどは、必要経費として認められています。
その為、給与など他の所得から差し引き申告を行う事で、所得税や住民税を抑える事が可能です。
インフレ対策にもなる
金融機関にお金を預けた場合、インフレで物価が上がったとしても、預けた金額は変わりません。
つまり相対的に見て、預けているお金の価値が下がったと考える事ができます。
しかし不動産の場合、物価の上昇に合わせ、資産価値と家賃が上昇しますので、損をする事はありません。
不動産投資のデメリット
それでは、不動産を持つことのデメリットとはなんでしょう。
空き部屋による収入減
全ての賃貸が100%埋まっている事は考えられません。
当然、空き部屋からの収入はゼロ。しかし人は住まなくても部屋や建物は劣化していくので、その管理費や維持費が必要になります。
流動性が低い
不動産は売りたいと思っても、すぐに売却できるわけではありません。
必要な資金も高額になる為、「失敗したからやり直す」というのは難しいでしょう。
管理が大変
収益物件を持つという事は、すなわち大家さんになるという事です。
大家さんならば、賃貸を維持、管理する必要が出てきますし、空き部屋を作らない為にも、様々な対策が必要になるでしょう。
不動産投資は慎重に
収益物件を持つことは、長期にわたり安定した収入を得る事ができる一方で、失敗した時は負債を支払い続ける事にもなりかねません。
利回りや目先の入居率だけに目をとらわれず、資産価値を正確に知る事が不動産投資には何より重要な事です。