効果抜群!ノベルティグッズの配布で集客力を引き出そう|トピックスファロー

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2012年8月30日
効果抜群!ノベルティグッズの配布で集客力を引き出そう

「来店で粗品進呈」というキャンペーンは、即物的ではありますが集客力を高めるためには最適な手段です。「何かタダでもらえる」というのは、貰えるものが役に立とうが立たまいが魅力的に感じてしまうものなのです。集客に活用するためのノベルティ戦略を解説していきます。

WEBライター
  

どうせタダなら貰わなきゃ損!?ノベルティによる集客戦略

宣伝のため、毎日のようにポケットティッシュや試供品、クーポン付チラシが街角で配られています。
また、新装開店のたびに「先着○○名様限定」と銘打って粗品進呈を行う店や企業もあります。
このような、ノベルティを使った宣伝活動が絶えず続いているのは一定の効果があるからです。
そこいらの店でも買えるような粗品であっても、「身銭を切って買う」のと「タダで貰う」のとではありがたみは違います。

関連品や試供品の配布によって行われる、集客の為のノベルティ戦略の効果とはどのようなものなのでしょうか?

繰り返し見ることで印象付ける

宣伝のために配られるノベルティグッズには、大抵の場合宣伝したい製品や会社の名称・ロゴマークが刻み込まれている物です。
ノベルティグッズは使うたびに名称やロゴが目に入り、意識していなくても名称・ロゴが繰り返し頭の中に焼き付けられていきます。
気持ちの上ではロゴや名称がうっとおしいと感じていても、繰り返して見続けることで潜在意識に刷り込まれていき、購入の際の判断に影響を与えることになるのです。

無料配布で好印象を与える

無料配布されているノベルティグッズは、ポケットティッシュやボールペン・エコバッグのような「それなりに使えるもの」であり、「日常の中でそこそこ使う場面があるもの」であることがほとんどです。
ノベルティグッズをもらう立場としては、この「それなりに使える質とそこそこ使う種類のもの」であることが非常に大事になってきます。

どういうことかというと、「わざわざお金を出して買うほどでもない」物であってもタダでもらえるのであれば、貰いに行った方が得だと思えるからです。
そしてノベルティとして物が無料で手に入るということは、「タダでもらえる」と「買うと○○円掛かるところが無料で済んだ」が合わさってお得感が強くなり、会社・製品に対する印象が良くなるのです。

他では手に入らない希少性

ノベルティグッズは、大なり小なり「ここでしか手に入らない!」という希少性を持ち合わせています。
特に、懸賞でしか手に入らないような高価なノベルティグッズは希少性が高く、市場に流通しないことから高い人気を誇ります。

希少性が高い物には欲しがる人が多くつくので、金銭的な価値も必然的にうなぎ上りになっていきます。 そして、ノベルティグッズの入手先となる懸賞に応募するため商品の購入に拍車がかかり、自然に集客・販売促進に効果を発揮するという寸法です。

ノベルティ戦略のデメリットとは?

良いこと尽くめのように思われるノベルティ戦略ですが、絶対に失敗しないという保証があるわけではありません。
もしもノベルティ戦略で失敗するとどのようなデメリットを被ることになるのでしょうか?

不良在庫の抱え込み

ノベルティ戦略は、有形のグッズを使って宣伝するためテレビCMやネット広告と違い、グッズを受け取ってもらえないということは見てもらえないということそのものです。

配布しきれなかったノベルティグッズは、次の機会が来るまで温存しておくことになるので、商品を置いておく保管スペースを圧迫することになってしまいます。

グッズ製造費の回収不可

ノベルティグッズの製造費は、広告宣伝費の中から捻出されるものです。
そのため、ノベルティグッズが多くの消費者の手に行き渡らないということは、広告に見向きもされなかったのと同じことになります。

広告宣伝が上手くいかないということは、宣伝対象である商品の売れ行き見込みが低下するということであり、販売収益が予想を下回り、広告宣伝費の回収の目途が立たないということにもなっていきます。

商品・会社への印象の悪化

無料配布したノベルティグッズのすべてが、持ち帰られて家の片隅で埃をかぶることになるというわけではありません。
物によっては貰ったそばから道端に放り捨てられ、周辺のゴミ箱からあふれ出ていることもしばしばです。
ゴミとしてノベルティグッズが消費され放置されると、周辺住民はゴミを捨てて行った人よりも、ノベルティグッズを配った会社に対して敵意を抱くようになります 。
つまり、場合によってはノベルティグッズの配布が宣伝として逆効果に働くことさえありうるのです。

無難なノベルティグッズの条件は?

ノベルティグッズによる集客を狙う場合、ノベルティグッズは「捨てるのがもったいない」「貰っても損はしない」「あると便利」といった条件を満たしている物を作るように心がけるべきでしょう。

例えば、ポケットティッシュは貰っても別に損はした気持ちにならないし、何かの拍子で使う必要が出てくればラッキーと思うかもしれません。
うちわだと、夏場くらいしか使う時機がなくかさばるので貰っても損した気分になるし、途中で捨ててしまうかもしれません。

このように、貰う人のことも考えてグッズを準備することも、ノベルティによる宣伝効果を最大限に引き出すために欠かせない心配りになるのです。

著者:海老田雄三

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芸能、アニメ、ゲーム、音楽あたりが得意分野のはずが、気が付けばなんでも書くライターになっていました。アニメ、ゲームなどのサブカル誌によく寄稿しています。