フリーライターの種類
フリーライターになるには
筆者は、フリーライターは世界で一番なるのが簡単な職業だと考えています。試しにあなたもフリーライターになってみましょう。
今、この記事を読んでいるその場で小さく「フリーライターの○○です」と呟いてみてください。はい、あなたはもう現役のライターです。
現役で活躍している数多くのフリーライターの方々にぶん殴られそうな出だしですが、決してふざけている訳ではありません。
「ライターになる」のはこの上なく簡単です。 しかし、「ライターとして生活する」のは誰にでもできることではないのです。
生活できるフリーライターになるために
副業やWEBライティング、クラウドソーシングサイトの隆盛によって、今ライターの世界は混沌としています。
文字で生活することを夢見てライターになったものの、実際にはほとんど稼げず断念した。とてもではないがお金にならないのでやっていけないという人と、並のサラリーマンより稼げるので笑いが止まらないという人の両方がいます。
何の指標もなくフリーライターになって後で困るのは避けたいですよね。
そこで、これができれば食いっぱぐれる心配はぐんと減る、すぐにでもプロになれる! というスキルを4つ紹介します。
幅広く万能ではなくとも、専門分野では負けない
実体験などを基に強みを生かす
ライターとは、「誰かの思いや漠然とした疑問、その答えを適切なことばに変換する職業」です。
どんな仕事をするのかによって求められる能力は異なりますが、「この分野なら誰にも負けない」という専門知識を持っている人は、他人より多くの仕事にありつけます。
必ずしも特定の分野に関して世界一である必要はありません。何か他人の興味を引く経験や知識を持っていれば良いのです。
筆者の場合、ダイエット関連の仕事を良く受けていました。カロリーコントロールと少しの運動によって15キロのダイエットに成功した経験があったからです。全てはある日、お気に入りのジーンズを穿いて颯爽と家を飛び出そうとしたとき、ボタンをとめられないほど突き出た自分のお腹に愕然としたところから始まっています・・・。
実際に痩せたという事実に基づいた知識・経験のアピールを仕事に繫げた一例です。
実際、記事を書くにあたり
記事を作るために必要な要素は内容と文章力の2つです。
そして、優先順位で言えば文章力などどうでもよく、内容が優れていることが何よりも大切なのです。
濃い内容、良い内容、その人からしか引き出せない独自性の高い情報は、後でいくらでも面白い記事に仕立て直すことが可能です。
しかし、中身がないのに高い文章力だけあっても記事は作れません。
文章を作るのが苦手だという人でも大丈夫、文章力は後から付いてきます。
取材能力を身に着け、情報の質を高める
ネットでは調べられない情報を手に入れる
取材ができる人は貴重です。電話取材、もっと言うとアポイントメントを取ってからの訪問取材にチャレンジできれば言うことなし。営業経験者は有利かもしれません。
なぜ取材ができるとプロとして食べていけるのかと言うと、記事に反映できる情報の質が上がるからです。
インターネットでちょちょいとググれば大抵のことが分かる現代で、オリジナリティのある情報、最新の情報を握っているのは実は人間です。
職人、プロが持つ仕事への情熱や業界の最新事情裏話、独特な経験をした人の個人的な感想は、ネットを漁っても出てきません。
交通費も時間もかかりますし、取材対象とうまくコミュニケーションを取れないと大変です。
しかし、濃い情報をもとに仕事ができる分、作れる記事の幅も品質も良くなります。
クリエイティブ技能も身に着けておく
ライティングの仕事はたくさんありますが、実はクライアントの中にはこう考えている人も少なくありません。 「文章なんて、よほどの人が書かない限り変わりゃしない。なんなら自分で書いた方が良いものができるかも」
クライアントからすれば、一定以上の品質で記事を書く人であれば誰に任せても変わりはないのです。
そんな中で他の人と同じように仕事を取りに行っても、あなたが選ばれる可能性は決して高くはならないでしょう。
しかし、ここでデザインができればどうでしょうか。
文章も書けるが簡単なホームページも作れる、チラシのデザインができる、動画の編集ができる。
仕事の多くは、最終的に「文章+デザイン」の組み合わせで完成します。
完成形としてのコンテンツに必要な文章がうまくいかない、または文章作りにかけている時間がないからこそライターを募集するのです。
デザインができれば、文章もデザインも一人で担当できます。
選択肢が増えれば他人より仕事を取りやすくなり、安定した収入に繋がります。
ネット上の応募だけではなく、地元にあるお店や企業からの案件も取りやすくなるのでフリーライターとして非常に大きな強みを持てるのです。
コミニケーション能力を高め、5分で友達に!
世の中、どんな仕事であれコミュニケーション能力が高くて損をすることはありません。プロのライターでも同じです。 社交的である、人と話すのが好き、他人の話を聞くのが好き、知らない人にもどんどん自分からアプローチをかけていける。悪そうな奴は大体友達。 最後は冗談ですが、うまくコミュニケーションが取れる人はより短時間でプロとして生活できるようになるでしょう。
取材をする際、相手をリラックスさせられればその分良い意見を引き出せます。面白いけれどあいまいな情報を手に入れたとき、確実性が重要な記事を求められたとき、ためらわずに企業や個人に直接問い合わせできれば、間違った情報を世の中に発信することはありません。
ふらっと立ち寄ったお店で店員と雑談をして、そこから仕事に発展する。イベント等でたまたま知り合った人と仲良くなって新しい情報や人脈を手に入れる。
単発の仕事であっても、取引相手に気に入られれば次の仕事、その次の仕事と発注が継続することもあるのです。
スキルじゃないけど持っていたいコネ
最強です。2度言いますが、最強です。
以前の職場からライティングの仕事を回して貰える、ノウハウを持っている人と交流があるのでそれとなくライター業へのアドバイスを貰える、人脈が広いので人を介して仕事が舞い込んでくる。
なんと素晴らしいのでしょうか。
人脈やコネといったものは、個人の力ですぐにどうこうできるものではありません。
これまでの行動や人徳、仕事ぶり、趣味などが仕事につながるのです。
コネがあれば、飛び抜けた実力を最初から持っている必要はありません。
フリーライターは日本だけでもたくさんいます。
クライアントは困っているからこそ仕事をお願いする訳で、できるなら1秒でも早く問題を解決したがっています。
日本に何人いるかもわからない、経歴も実力もわからないフリーライターの山に手を突っ込んでお目当ての人を見つけ出すより、身近にできそうな人がいるならあなたに頼んだ方が労力としてはずっと楽なのです。
知っている間柄であれば仕様についても相談しやすく、良い出来であれば別の知り合いへの紹介や次回の仕事も頼みやすくなる。
肝心の文章力や実績は、仕事をしながら勉強して身に付ければ良いだけです。
最後に
フリーライターとして生きていくのは大変です。しかし、良い面もたくさんあります。
4つのスキルを持っていると、ライターとして仕事しやすいのは確実です。
ライター業に興味のある方、副業でちょっとやってみようかな? という方はこの機会に一度チャレンジしてみてはいかがでしょう。