資格を持ってスタートする
今は、就職するのに資格が必要な時代になっております。
事務職→簿記や会計
教師→教員免許
病院→医師や看護師免許
などなど資格だらけになっております。
農業に就くにあたっても“資格”があれば、就農は有利になるでしょう。
実際に、農業に役立つ資格があります。
農業デビューをする前に専門的な知識を持っておくなら、幸先の良いスタートをする事ができるでしょう。
資格はデメリットを事前に解決させる
基本的に言って、農業は自然がパートナーになる仕事なので、特殊な資格や免許が必要というわけではありません。
しかし、農業を営んでいくうえで、『土地を耕さなくてはいけない』『機械を操作しなくてはいけない。』『ハウス内の温度を保つために機械が必要だ。』等、様々な問題が出てきます。
すべて自力で解決するのはとても難しいです。時間や労力が多大に奪われ、栽培どころの問題ではなくなります。
その時に免許や資格があると、農業を中断させる事無く続けていくことができます。
事前に起こりうる状況を想定して免許や資格を持っておくと良いでしょう。
農業の仕事をスムーズにさせる資格6選
基本的なものからプラスアルファな資格まで、農業にも関連する資格を6つご紹介します。
普通自動車第一種運転免許
これは、必要不可欠な資格です。移動や購入の際の手段や、収穫物を搬送するには車が必要です。すべての収穫物を手作業で搬送するのは無理があると思います。自動車の免許は必須でしょう。
車両系建設機械・小型車両系建設機械
広大な土地を耕す事は、人力ではできない作業です。効率良く作業するには重機(ユンボやブルドーザー、トラクター)は必要です。この免許を持っておく事で、開墾時間の短縮になり、農作業の効率がアップするでしょう。
車両系建設機械は3t以上の重機を使用する際に必要なもので、3t未満の重機は小型車両系建設機械でも大丈夫です。
毒物劇物取扱責任者
作物をだめにしてしまう『害虫の駆除』や『雑草の駆除』のために、農薬を頒布する事が必要かもしれません。その為には薬物に関する資格が必要です。この知識をもって安全な作物栽培を。
危険物取扱責任者
ビニールハウスを使用して作物の栽培をするならボイラー等の機械が必要になります。ボイラーによって室温を一定にしなければならないからです。ボイラーを動かすには、危険物取扱責任者の資格が必要です。ビニールハウス栽培を目指し、ガソリンや灯油等を安全に扱いたいのであれば、この資格もあると良いでしょう。
農業機械士
農業用の機械が破損してしまった場合、すぐに修理できれば農作業を継続する事ができます。その知識を学べるのが、農業機械士という資格です。機械の構造や修理、整備ができるようになるので、農業を始める前には取っておきたい資格です。それに加えて、修理の際の溶接を扱う事ができるガスアーク溶接資格があれば、もっと良いです。
野菜栽培士(美味安全野菜栽培士)
農業に必要不可欠ではありませんが、より良い野菜を栽培したいのであれば、持っておくと良い資格です。『食の安全』が騒がれている世の中なので、この資格は強みになると思います。
資格は農業ライフを充実させるもの
これらの資格は、農業を始める前に取っておくと有効な資格です。
資格をとるには勉強をしなければなりません。
『勉強』と聞くと嫌な思いをするかも知れませんが、農業は幅広い知識が求められる分野です。
確かな知識のもと、必要な資格を取っておくなら、就農においてつまずく事無くスタートすることができます。
また、作業中に様々な問題がおきても難なく対応する事ができ、楽しい農業ライフをおくる事ができるでしょう。
農業に就きたいと考えているのであれば資格をとっておくと有利です。