子供たちの前にそびえたつ2つのハードル、そしてもう1つ
子供たちにとってクリスマスというのは楽しみでもありながらも過酷な試練と向き合う時期でもあります。
この試練、大人にとってはけっこうどうでもいいことなのですが本人たちにとってはいたって真剣。
クリスマスというのはおもちゃをもらえる数少ないチャンスなのですから。
まず1つ目のハードルというのは、いくつもある欲しいおもちゃの中から1つを厳選しなければいけないということ。
絶対ムダにできないこのチャンスに本当に欲しいものを手にしたいと考えるのはどの子供も同じです。
そして2つ目はそのおもちゃをパパ、ママに伝えて承諾を得るということ。
子供からすればサンタさんへの伝達係であるパパ、ママにどうプレゼンをし確実に口説き落とせるかというのは大きなミッション。
意外にもそこをしっかりと子供たちは考えていて、値段のこと、必要性のことを指摘されるのにビクついています。
この2つのハードルを乗り越えパパ、ママのOKをもらえて、ようやく安心してクリスマスを待ち焦がれられるわけです。
しかし実はもう1つハードルがあることを子供たちは想像もできないのです。
その最後のハードルというのが「入手できるかどうか」というとても現実的なもの。
かわいそうな思いをさせないために
我が子が一番欲しいものを買ってあげたいと考えるのは至極まっとうな親心。
しかし人気のおもちゃだったりするとクリスマス直前におもちゃ屋に行っても売り切れという事態になりかねません。
どこに行っても見つからず必死に探し回った、結局買うことができずそのおもちゃは諦めてもらった。
過去にこんなことがあった人も少なくないのではないでしょうか。
子供の頭の中ではプレゼントを決めて親の承諾を得た時点で、すでにそのおもちゃが手に入ることは決定したこととなっています。
それが売り切れだなんて・・・。
そんな悲惨な現実を理解して向き合えるほど、彼らはまだ強くはないのです。
かわいそうな思いさせないために、意地でもそのハードルはこちらが越えてあげましょう。
それでは人気のおもちゃを確実に入手するためにはどうすれば良いのでしょう。
便利な時代の弊害
「最近ではオンラインショップとかも普及してるし、昔に比べたら欲しいものが探しやすいんじゃないの?」と思う人もいるかもしれません。
そういう人はたぶん、クリスマス時期のおもちゃ争奪事情を知らない人かと思います。
確かにオンラインショップの普及で買いたいものがすぐに探せる便利な時代となりました。
しかし人気の品物、今回で言えばクリスマス前の人気のおもちゃに関してはこのオンラインショップの普及というのが完全に仇となっているのです。
というのも人気のおもちゃがこの時期に売り切れになることを予想した業者や個人が転売目的で買い占め、ネットで高値を付けて儲けようとしているのです。
まさにこの便利な時代の弊害といえるでしょう。
「でもお金さえ払えば、目当てのおもちゃは買えて子供に悲しい思いさせなくてすむんですよね?」という考え方の人も実はいるかもしれませんが。
でも本当に欲しい子供たちには標準の値段ではまわってこないという、子供の純粋な気持ちを踏みにじったような行為とは思いませんか。
クリスマスのプレゼントがサンタさんじゃなくて転売屋を経由して我が子の手元に届くんですよ。
なんか無性に腹立たしくないですか?
おもちゃ争奪の激戦を控えたパパ、ママへ
というわけで今年は打倒、転売屋という目標を掲げクリスマスに向けて少し頑張ってみましょう。
そこで今回は人気のおもちゃを手に入れるための秘策をお教えしましょう。
その秘策とは「12月初旬に動く」ということです。
こんだけ煽っといてそれだけ!?と肩透かし感を感じた人もいるかもしれませんが、これを実行するのはけっこう至難の業。
なぜなら、すべてを前倒しにしなくてはいけないからです。
上で話した子供にとって1つ目のハードルである「欲しいおもちゃを1つ選ぶ」について12月頭、できれば11月中に答えを出してもらわないといけません。
ここは各家庭のパパ、ママの腕の見せ所。
「サンタさん」というワードを利用するなりしてうまく急がせましょう。
そして確定すれば、すぐさまそのおもちゃを調べすぐに買えるようなら買って子供が見つけられない場所で保管しましょう。
発売日前のおもちゃなら発売日に買えるようにいち早く予約してください。
これでにっくき転売屋を振り切るのです。
お目当てのおもちゃはすばやく確保し、クリスマス直前のおもちゃ争奪戦には参加しないというのがコツになります。