インディアンが重宝した『砂漠からの黄金の液体』
全世界的に見てハゲが少ない人種はインディアン(ネイティブ・アメリカン)だそうです。
確かに言われてみると、フサフサでコシのある黒髪を持っているイメージがあります。そして、老齢になっても変わらず黒々とした髪の毛を持っている感じはします。
しかし、電気や水道もなく荒野に住んできた彼らが、素晴らしい髪の毛を保ち続ける事ができたのはどうしてでしょうか。
その理由の一つに、ある植物の存在が関係していました。
彼らは、その植物の実から採れるオイルを、『砂漠からの黄金の液体』と呼んで重宝していました。食用として用いたり、怪我などの治療薬として用いたりしてきました。
さらに“髪の毛のケア”にも用いていたそうです。それが、彼らの豊かな髪の毛を支えていたようです。
その重宝されていた植物はホホバという植物です。
最近では、この天然油脂を主成分としたシャンプーも販売されています。天然由来ゆえに髪の毛に優しいのでしょう。
万能薬として用いられたホホバを知る
ホホバの原産地は、アメリカ南西部からメキシコ北部です。丁度インディアン達が暮らしているあたりと合致します。この辺りは砂漠が広がり、植物がなかなか育ちにくい環境です。その中でもホホバは立派に成長する事ができます。
どうして育つことができるのでしょうか?
その理由はホホバの持つ特異な性質です。
砂漠という過酷な環境下で育つには、どうしても乾燥に耐える力が必要です。しかし、ホホバにはその力が備わっています。“ワックスエステル”という成分を大量に含んだ脂の層が表面を覆っているので、水分が蒸発しにくいのです。この高い保湿力があるからこそ、砂漠で生息できるのです。
この特異な性質は、髪の毛のケアに十分効果的です。ホホバオイルは髪の毛に十分なまでの潤いを与える事ができるからです。
インディアン達はこのオイルのおかげで、厳しい環境のもと美しい髪の毛を維持し続ける事ができたのです。
ホホバオイルはインディアンの様なフサフサ髪を作り上げる
このホホバオイルを用いてヘアケアを行なうなら、汚れを落とし傷んだ髪を修復することができます。
もしかしたら、インディアンが持つ黒々とした美しい髪の毛を持つ事ができるかも知れません。
では、どのようにヘアケアをすれば良いのでしょうか?
《準備するもの》
- ホホバオイル
- 蒸しタオル
《ヘアケア方法》
- シャンプーをする前(30分くらい前)にホホバオイルを適量手に取り、爪を立てずにマッサージ。
- 蒸したタオルを頭にまく。
- 30分くらいたったら、蒸しタオルをとり普通にシャンプーする。
- タオルで髪をふく。
- ドライヤーで乾かす前に、ホホバオイルを少量(1~2滴程度)髪の毛に馴染ませブラッシング。
- ドライヤーで乾かす。
この方法でヘアケアを行なう事ができます。
厳しい環境で作られた天然オイルだからこそヘアケアに役立つ
砂漠という厳しい環境下で育つ力を持つホホバは、その生息条件ゆえに高い保湿能力を身に着けています。そして、その天然成分がインディアンたちの生活を支えてきました。食用、治療薬、そして髪のケア。特に砂が舞う中での生活は、髪の毛にとってもあまり好ましい環境ではありません。その中でも黒々とした美しい髪の毛を維持し続ける事ができたのは、ホホバの持つ高い保湿力があったからです。
現代の生活も、髪の毛にとってはあまり良くない環境です。ホコリや紫外線・たばこの煙などが髪の毛を傷めているからです。そんな髪の毛のケアをするのに、ホホバオイルは有効かも知れません。
もしかしたらインディアンの生活スタイルが、私達の髪の毛をハゲから守ってくれるかも知れません。