ジャケットに必要な採寸ポイント
スーツのジャケットを作るための必要とされる、以下の7つの部分の採寸を行います。
胸回り
腕を下した状態で、肩甲骨・わきの下・乳頭を経由した1周分を測ります。
胴回り
おへその上を経由した1周分を測ります。ただし、お腹が出ている場合は、一番出ている場所を経由するように測ります。
ヒップ
お尻の一番出っ張っている部分を経由した、お尻回り1周分を測ります。
肩幅
肩と肩の間の幅を測ります。首と肩の境目にあたりの第7頚椎棘突起(首を前に曲げた時に、首の後ろにできる一番大きな出っ張り)を経由した、緩いカーブを描くように左右の肩先を結んだ線の長さを測ります。
総丈
背筋を伸ばして真っ直ぐ立った状態で、第7頚椎棘突起から足のかかと(床上)までの線の長さを測ります。
上着丈
第7頚椎棘突起から、お尻と太ももの境目のお尻が隠れるあたりまでの線の長さを測ります。
袖丈
肘を少し曲げた状態で、肩先から手のくるぶしが隠れるあたりまでの線の長さを測ります。その際、左右の手の長さが異なる可能性があるため、必ず左右両方を測って下さい。
パンツに必要な採寸ポイント
スーツのパンツを作るために必要とされる、以下の4つの部分の採寸を行います。
ウエスト
パンツをはいた際の、ベルト位置にあたる部分の1周分を、シャツの上から測ります。
ヒップ
ジャケットと同様に、お尻の一番出っ張っている部分を経由した、お尻回り1周分を測ります。
パンツ総丈
パンツの長さとなるパンツ総丈は、股上と股下を足した長さになります。
股上
ウエストベルトの上の部分から、股の付け根までの線の長さを測ります。
股下
股の付け根から、足のかかと(床上)までの線の長さを測ります。
セルフ採寸の注意点
オーダースーツは当然のことながら、注文の際に申請したサイズ通りのスーツができ上がります。
採寸ミスによるサイズ修正では、費用の全額負担となる可能性があるため、以下の注意点をしっかり守って採寸しましょう。
- 採寸の際は必ず、ワイシャツとパンツを着用した状態で行って下さい。
- うまく測る自信がない場合は、誰かに手伝ってもらいましょう。
- 最低でも2回、またはそれ以上の計測が必要です。
- 気に入ったスーツを同じサイズにしたい場合は、そのスーツのサイズを測りましょう。