噛み合わせはメンタルにも悪影響!不正咬合が及ぼす自律神経症状|トピックスファロー

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2012年12月24日
噛み合わせはメンタルにも悪影響!不正咬合が及ぼす自律神経症状

噛み合わせの悪さが原因で、自律神経失調症やうつ病になってしまうこともあるんです。噛み合わせはメンタルヘルスと深く関係していて、症状は心身ともに起こってくるのです。ここでは、不正咬合が引き起こす自律神経症状やストレスが引き起こす噛み合わせの悪化について紹介しています。

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噛み合わせが心に及ぼす悪影響

一見関係がなさそうに思える噛み合わせとメンタルヘルスは、深く関係していると考えられています。噛み合わせが悪いと、頸椎がゆがみ、自律神経のバランスを乱すと考えられているのです。
自律神経のバランスが乱れると、自律神経失調症だけでなく、女性ホルモンの乱れによる生理痛や生理不順を引き起こすと考えられています。

自律神経失調症の症状

自律神経失調症とは、自律神経の乱れによる症状の総称であり、主に次のような症状があります。

  • 肩こり
  • 頭痛
  • めまい
  • 腰痛
  • 胃の不調
  • 耳鳴り

自律神経はホメオスタシスというさまざまな体の機能を維持する働きと深く関係しているため、自律神経失調症の症状は多岐に渡ります。
自律神経失調症は、精神科やメンタルヘルスを受診し、薬物療法やカウンセリングなどの治療を行います。自律神経失調症で歯科を受診するなんて聞いたことがありませんよね!?でも、噛み合わせが原因となっている場合、根本となる原因を取り除くためには、歯科治療が必要なのです。

自律神経失調症はうつ病などの精神疾患につながることも。

自律神経失調症と診断されるのは、目立った精神障害のない場合です。しかし、自律神経失調症の症状にはイライラや不安などの精神症状もあり、うつ病やパニック障害などの精神疾患につながるケースも少なくありません。早期治療が必要でしょう。

ストレスなどの心の症状が噛み合わせの悪化を招くことも。

噛み合わせが悪いと、メンタルヘルスに悪影響を及ぼすとされていますが、反対にストレスなどのメンタルヘルスの不調が原因で噛み合わせが悪くなることもあるんです。

ストレスやイライラは、睡眠中の歯ぎしりや食いしばりを引き起こすこともあります。歯ぎしりや食いしばりは、歯がすり減ったり欠けたりする原因となり、噛み合わせに悪影響を及ぼしてしまうのです。
ストレスの多い環境にある場合には、定期的なストレス発散を心がける必要があるでしょう。ストレスが噛み合わせの悪化を引き起こし、さらに噛み合わせが自律神経の乱れや精神疾患を生じる…という悪循環を引き起こしてしまう可能性もあるのです。

噛み合わせの悪さはコンプレックスとして心に悪影響を及ぼす

噛み合わせが悪いと、見た目のコンプレックスとなることもあります。
出っ歯(上顎前突)や受け口(反対咬合)を気にしている人は多くいます。また、「子供の頃に出っ歯でいじめにあった」などという人も実際にいます。

噛み合わせが悪く見た目にも影響している場合、「自分に自信が持てない」など心に悪影響を及ぼすこともあります。
個人差はありますが、見た目を気にして心に悪影響を及ぼすこともあるのですから、矯正治療は見た目だけでなく、心身にの健康にも有効だと言えるでしょう。

著者:安達リス

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本にお茶、お絵かきアイテム、動植物を愛する文字書きです。いろんなものを吸収するべく趣味の範囲を超えたテーマを取材・執筆しています。中の人などいません。