都内で安心して住める街・住みづらい街はどこ?|トピックスファロー

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2012年12月4日
都内で安心して住める街・住みづらい街はどこ?

引越し先を選ぶ基準には便利さや交通の便の良さもありますが、「治安の良さ」も大事になってきます。東京のように人口が多い場所では不届きなことを考え実行する人も多数潜んでいるのです。治安が悪いといわれる区域、治安よく住みよい街はどこなのでしょうか?

都内在住のフリーライター。犬猫と仲良く暮らしてます。
  

 東京で治安の良い街、悪い街

長年東京に憧れていて、進学・就職を利用して念願の上京を果たしたという人は東京都民の中には結構多いもので、「東京は田舎者の集まり」とさえ揶揄されることがあります。
しかし、その一方で「東京は冷たい街、人の住む所じゃない」と郷里へUターンしてくる人も多いのです。
長年培ってきた憧れを砕く原因の一つには、「住んでいた地域の治安」が上がってきます。
どんなに煌びやかでにぎやかな街であっても影は出来るもの。その街の影に絡め取られてしまい痛い目を見て泣く泣く東京でのシティライフをあきらめざるを得なくなる人は案外多いものなのです。

東京に住むとしたらどこの街を避けて住居を選ぶべきでしょうか?

犯罪認知件数23区トップは足立区

「東京23区の中でももっとも治安が悪い」といわれているのは足立区です。東京都23区内の中でも法的に認知された犯罪の件数が23区中1位という不名誉な結果を出しています。しかし、足立区もこのような不名誉を甘んじて受けているわけではなく治安向上に努めています。
足立区と同じくらいに犯罪認知件数が多いのは世田谷区と新宿区ですが、成城などの高級住宅街を抱えている世田谷区、「眠らない街」歌舞伎町を抱える新宿区というように犯罪が起きやすい明確な根拠があることを考えれば、足立区の治安は決して良いものとは断言できないのです。

ドヤ街・山谷周辺の今

高度経済成長期を支えた日雇い労働者たちが居付くドヤ街の代表格、台東区と荒川区にまたがった山谷地区はドヤ街のイメージからあまり治安が良くないといわれています。
実際、路上生活者が多く生活していること、近隣に吉原地区があることなどプラスのイメージが沸きづらいことは確かといえます。
しかし、近年は外国人バックパッカーが宿泊に利用したり「あしたのジョー」の舞台として観光客誘致を行っていたりと今までのイメージを覆そうという努力が続いており、折からの日雇い労働者を巡る労働環境の変化もあって治安状況はだいぶ改善されてきているようです。

水戸街道は車・バイクの騒音がひどい

墨田区から千葉県を経て茨城県水戸市に通じる国道6号線、通称「水戸街道」は東京から北関東・東北地方への流通の大動脈であるといえます。
都内で生産された製品や書籍は環状七号線を通り国道6号線を経て北関東・東北へ、そして北関東・東北地方で生産された野菜などは国道6号線を経て都内に入っていきます。
そして、国道6号を通って入ってくるのは製品を積んだトラックだけではありません。いわゆる暴走族も国道6号線を愛用しているのです。そのため、国道6号周辺の地域は交通騒音が激しく、夜は暴走族の出現に脅えることになってしまいます。

23区内でトップの治安の良さを誇るのは…?

では、東京23区内で最も治安が良いといえるのはどこなのかというとズバリ文京区です。
東京の中心地である千代田区に隣接し多くの学校を抱える文京区には、昔は武家屋敷が多かったこともあって目白台をはじめとする住宅地も数多く広がっています。

しかし治安の良さとは反面、賃貸住宅の家賃は高めに設定されているのが玉にキズといえます。

著者:坂下モド

都内在住のフリーライター。犬猫と仲良く暮らしてます。
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ペットを飼っている関係上、ペット関連の記事を多く執筆。現在ではジャンルを問わず、政治・経済なども