日本三代名城のひとつに数えられる熊本城は美しい
熊本城は茶臼山と呼ばれる丘陵地に1607年、加藤清正が当時の最先端技術と労力を使って築城しました。天守閣を中心に本丸御殿・数寄屋丸・飯田丸・二の丸・三の丸などが残っています。
本丸の最高所、標高50メートルの茶臼山の頂上に位置し、大天守閣と小天守閣からなる複合天守閣。
大天守閣の最上階からは熊本市街地が一望でき、圧巻の一言となるでしょう。
石垣は地面付近は勾配が緩く上に行くに従って勾配がきつくなる独特なもので、武者返しと呼ばれています。
石垣の裾の方は傾斜が緩く、一見登っていけそうですが、上に行くほど反り返って最後までは登れないようになっていて、城に侵入してきた敵武者を返すようになっています。
この独特の組み方の高い技術が評価されています。
装飾が施された、きらびやかに輝き華やかで美しい昭君之間があります。狩野派に描かせた王昭君の障壁画や柔らかな曲線を描く折り上げ各天井などがあります。
また、熊本城おもてなし武将隊の演舞を観ることができます。
敷地内には約800本のソメイヨシノ、ヒゴザクラ、ヤマザクラなどの桜が植栽されていて、天守閣と桜の組み合わせは見事です。ライトアップされた城と夜桜も見事な組み合わせです。
温泉地ランキングで上位にランキングしている由布院温泉
由布院温泉は年間400万人もの観光客が訪れ、約60%のリピート率を持つ温泉地で、すぐそばにそびえる由布岳の恵みを受けた豊富な湯量を誇り、毎分38600リットルも湧きだしています。
由布院温泉は、昔は宿を全て合わせても20軒ほどの小さな温泉地でしたが、観光客を取り合うのをせずに地域の横のつながりを強くすることによって、旅館同士の信頼関係が生まれました。
他の温泉地がリゾート化していく中で、差別化をすることによって、独自の景観や雰囲気をつくろうとしました。地域全体でお客様を迎え、都会から離れ、緑や静けさを味わえる滞在型保養地としてまちづくりが始まりました。そしてメディアで取り上げられるようになり、全国的に知られるようになりました。
温泉街は由布院駅から温泉街の方向に延びる由布見通りや金鱗湖に続く湯の坪街道にはおしゃれな雑貨屋やレストランが建ち並び、周辺には美術館が点在しています。
由布院温泉の泉質は単純温泉・塩化物泉でサラサラとした湯ざわりです。切り傷・火傷・神経痛・慢性皮膚病・関節炎・慢性消化器病・慢性婦人病・冷え性・打ち身などに効果があるといわれています。
由布院温泉の魅力は、個性的な存在が受け入れられているのです。
幻想的な景色とパワースポットでリラックスできる場所
高千穂峡は、阿蘇火山活動の噴出した火砕流が、五ヶ瀬川にそって帯状に流れ出し、急激に冷やされて柱状節理の切り立った崖となりました。昭和9年11月10日名勝・天然記念物に指定されました。付近には真名井の滝や、おのころ島、鬼八の力石などがあります。
真名井の滝は日本滝百選のひとつで、峡谷の崖上の自然公園の中にあるおのころ池より流れ落ちる水が真名井の滝となっています。夏場は滝周辺がライトアップされて幻想的な雰囲気を醸し出しています。
峡谷と聞くと荒々しさを感じさせられますが、高千穂峡は水はゆっくりと流れ、周囲に漂う気は穏やかで、特に春から夏にかけての晴れた日には、生い茂る木々の間から木漏れ日が降り注ぎ、なんとも言えない美しい景観を作り出しています。
高千穂峡は標高が高いためもみじの期間も長く、秋には雲海に包まれます。種類としてはカエデ・ケヤキ・ハギ・ハゼ・イチョウなどがあります。ボート遊覧もでき、柱状節理の岩中の紅葉は格別の景色となっています。ただし、ボートをこぐにはコツがいるのでなれるまでが大変な方がいるかもしれません。
また、地球に点在する特別な場のパワースポットとしても有名で多くの観光客で賑わっています。