1. イヤな所ばかりが見えてくる
相手の体温を感じられる距離で見えてくるのは幸せばかりではありません。
同棲をするうちで、相手の欠点や価値観の違いが浮き彫りになってきます。
便器の蓋を閉じないというのはよく聞く話。ごはんの固さの好みや独り言をいう癖なんて、一緒に生活しないと分かりません。
また、最近では節約に関する姿勢もトラブルの元になるようです。
2. 相手を『息苦しい』と感じる
アイ・リサーチが行った「同棲して失敗した事」というネット調査によればネット調査によれば、54.1%が「1人の時間が作れなくなった」事に対して不満を持っている事が分かりました。
つまり、過半数以上の人は『同棲しても、プライベートの時間が欲しい』と思っているのです。
それを理解せずに、「同じ家にいるのに、一緒にいないのはおかしい」と常に一緒にいる事を強要すると、1人になりたいパートナーは、それだけで疲れてしまいます。
「家にいると疲れる」と感じるようになれば、無理やり理由を付けて帰ってこなくなる『帰宅恐怖症』になってしまうかもしれません。
3. 浮気のチェックはするだけ無駄
同棲を始めた理由として、「相手の浮気が心配になった」というのがあります。
しかし、浮気は心配するだけ無駄というしかありません。
といっても、「男は浮気をするものだから諦めろ」という事では、もちろんありません。
浮気を証明するのは簡単です。しかし『浮気をしていない事の証明は不可能』だからというのが理由です。
存在しない証拠を探し続けるのは、悪魔を証明するのと同じ事。
常に相手を疑っている同棲生活が楽しいと思いますか?
4. 恋人が『同居人』になりさがる
離れて暮らしていた時は、身だしなみに隙がなかった人でも、常に一緒にいると緊張感は無くなってしまいます。
男性は女性に気を使わなくなり、女性は男性の前でもすっぴん、ジャージで過ごしていませんか?
そんな状態で恋愛感情を持ち続ける事は難しいでしょう。
5. 恋人が『お母さん』になってしまう
「相手の為に何かしてあげたい」という思いが強い人ほど陥りがちです。
朝起こしたり、ご飯を作ったり、家事を行ったり。恋人は母親でもなければお手伝いさんでもありません。
しかし、この状況が続けば、パートナーはそれが当たり前になり感謝の気持ちも忘れるでしょう。
また、今の状態が心地良いので、結婚する理由がなくなります。
自ら結婚を遠ざけてしまう、危険な状態といえるでしょう。
6. 理解できない金銭感覚
それぞれに収入があるのなら、「財布は別、生活費は折半」というのが常識。相手が何にお金を掛けようとも気にする必要はありません。
しかしそれでも、直近で理解できない趣味に大金をかけると、理由が分からないだけに、イライラして舞います。
また、1人が結婚資金を溜めている横で浪費されては、相手に結婚する気が無いと感じてしまうでしょう。
7. 私物は私物。共有財産ではない
プライバシーの固まりみたいな、相手の携帯やパソコンを触るのはもちろんNG。
それ以外でも、自分の本がコースター代わりに使われていたり、お気に入りのクッションを勝手に使われているのも、ストレスの原因です。
共同生活をしていると、二人で使う物が増えて消え、相手の私物という意識があいまいになってしまいます。
しかし、物の価値観は人により違って当然。貴方にとってはガラクタでも、相手にとっては宝物というケースは多いものです。
特に、相手のプライベートな寝室は、それが良かれと思えばこそ、勝手に入ったり掃除してはいけません。
同棲だからこと必要な『不干渉』のススメ
適度な距離を取る事で、自分の感情を落ち着かせ、気持ちに余裕が生まれます。
自分に余裕があれば、相手の良い所を見つける事も出来ますし、嫌な事があっても『細かい事』と流せてしませるゆとりができるでしょう。
結婚という社会的な責任が無い同棲は、嫌になれば簡単に別れる事ができてしまいます。
パートナーとの良い関係を築いたまま同棲生活を行うには、適度な『不干渉』によって距離を取る事が必要でしょう。