【成功している企業はここが違う!】能力ある人材を育成する方法|トピックスファロー

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2012年9月14日
【成功している企業はここが違う!】能力ある人材を育成する方法

新入社員がいつかず、求人募集を毎日しているような企業は経営が安定している様には思えません。その問題点は『人材の教育』にあるかも。ふさわしい教育方法を学び実行するなら能力の高い人材に育つはずです。よく陥る間違った教育方法を避けるためにも正しい教育を知っておきたいですね。

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社員を見ればその企業の成功度がわかる!?

『いつ行っても各々が与えられた仕事をキッチリこなしている会社』と『毎日のように求人募集をし、社員が右往左往。あちらこちらから怒鳴り声が響き渡り落ち着きのない会社』。どちらが企業として落ち着いた経営をしていると思いますか?
おそらく前者の方が企業として安定し落ち着いた経営をしていると思われるでしょう。仕事の“いろは”を熟知した社員がぶれる事なく仕事に従事できているのはその為だと思われます。

一方後者に関していいますと、毎日のように求人募集を出す+怒鳴り声という時点で社員がいつかない会社になっています。色々と理由を考察する事ができますが、新入社員が育たず雇っては一から仕事を教えるという事を常に繰り返さないといけません。その為社員が右往左往し浮足立った経営になってしまいます。
社員の態度や行動を見るなら、その企業の全体像が見えてしまいそうな一幕です。

社員の教育プログラムはいかに

後者の会社はどこに問題があって、前者の会社と大きく差が開いてしまったのでしょうか。人間関係や仕事内容、勤務形態など色々問題点があると思いますが、『人材の教育』一つの理由ではないでしょうか。

教育とは、『望ましい姿に変化させるために働きかける事。知識や技術、能力を伸ばそうとする事。』と定義付けされています。

ですから、この時点で怠ったり、失敗したり、また怒り任せに行ってしまうなら『教育』とは言えません。そして、その代償が大きく自分に跳ね返り、自分で自分の首を絞める結果になってしまいます。
残念ながら、新人が入ってきてもすぐに辞めてしまうのは、その人の忍耐力もありますが、教育方法に問題があったと考えると辻褄が合う時も十分あり得ます。
このご時勢で企業経営を安定させるためには、『教育』の為の時間や考え方を見直す事が必要かもしれません。

教育プログラムの徹底改善で明るい経営に

新入社員が入ってくると当然それまで社員の誰かが教育係として仕事を教えることになります。しかし、その選択はしっかりしていますか?無作為に選ぶと新入社員が育たずに何度も同じことを教える羽目になります。そうならないためにはどうしたら良いでしょうか?

先ずは教育係を教育する

人間的に問題のある人が教育係になると当然『問題だらけ』『失敗だらけ』になります。そんなすぐにでも想像できるような失敗を避けるには『教育係を教育』しなければなりません。人間的な部分や教え方、物の見方などをキッチリと教え、他の人の教え方の“見よう見まね”になる事が無いようにしましょう。
これが良い教育に繋がる第一歩になっていきます。
良い教師になるために教育大学などに行き専門知識を身に着けるのと同じように、良い教育係を育成するためにセミナーや教育のプロから教わると良いのではないでしょうか。
では、教育係を教育した後はどうすれば良いのでしょうか?

間違った教育法や考え方を捨てる

教え方の点で失敗をする企業が大勢います。一通り仕事の流れや順序を説明し、「この仕事やって」と言ったところで新入社員は困惑するだけです。それがもとで失敗をした時に「人の話聞いていなかったの!」と怒るのはお門違いです。そもそも、新入社員は新人なわけですから、『初めての仕事』なのです。さらに『仕事をする能力』『理解する能力』にバラつきがあるのは当然です。自分は解っていても『相手は解っていない』のです。教育係ならその事を理解しておかないといけません。
全くしたことが無い仕事をいきなり『やれ』というのは、『子供にトラックを運転しろ』と言っているくらい無謀な事なのです。
また、説明はあくまでも事実の説明であって教育にはならないのです。教育の定義でもあったように『望ましい姿になるように働きかける』必要があるのです。

この2つを改善するだけでもかなり変わってきます。さらにどんな事ができるでしょうか。

アメとムチを相応しく

少しのミスや理解不足を逐一怒鳴っていたら新入社員は委縮し本来の能力を100%発揮できません。段々職場に行くのが憂鬱になり、辞職へ…となってしまうのが関の山です。それに対して『最近の若いもんは忍耐が足りん!うちらの時はもっとひどかったぞ!』と言うのは………、少し頭をかしげてしまいます。

ムチばっかり振るっていては教育にはなりません。仮にどうしても叱らないといけない場合が生じたなら『怒り任せ』や『ストレス発散』として用いるのではなく、問題点の追及と言う形で心のこもったものが良いでしょう。「なんでこんな事ができないんだ!」と言うよりも「どうしてこんな結果になってしまったんだ?」というと怒られているというイメージよりも改善点を教えてもらったというイメージを抱くかも知れません。

そして、それが解決できたら「当然だろ!」と撥ね付けるのではなく「よくやった!」と褒める事も忘れずに行いましょう。アメとムチを両極端に使用するのではなく、相応しく用いると新入社員のモチベーションもあがりやすくなります。

教育の正否は企業の経営を大きく左右する

冷静に分析すると教育はごく普通の事をすれば良いという事に気が付くと思います。
子供の頃学校で受けてきた授業や光景となんら変わりはないのでは。ただ、それが経営になるとなぜかかわってしまいます。そうならない為にも正しい人材教育に心がけましょう。

新入社員が成長しキッチリ仕事をこなせるようになるなら、経営もぶれる事無く安定すると思います
新入社員の入社→教育→新入社員の辞職→新入社員の入社→教育→新入社員の辞職……

という負のスパイラルに会社全体が振り回される事がないように、まずは教育係の教育からスタートし、それを足掛かりにして教育をするなら企業としても良い結果につながります。

著者:加賀原まこ

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