冬のレジャーバイトの王道・スキー場でのバイトは何をする?
バブル時代を代表するレジャーと言えば、何と言ってもスキーでしょう。映画「私をスキーに連れてって」の影響で若者が一斉に飛びつき、日本各地に新興スキー場の相次ぐオープンを生み出した一大ブームの影響で、多くの世代が今もゲレンデにシュプールを描いています。
そんなスキー場を支えているのがアルバイト人員なのです。
スキー場にアルバイトが欠かせない理由
「冬のレジャーバイト=スキー場」という公式が成り立つほどに、どこのスキー場もアルバイト無しではやっていけません。なぜなら、スキー場がオープンできるのは12月~3月の4か月程度で、それ以外の時期はオールシーズン型施設が無い限り集客が見込めないからです。
つまり、スキー場がオープンしていない期間は従業員を遊ばせることになるから、正規雇用の従業員の数を出来るだけ抑えてアルバイトで人手を賄う方が人件費を抑えられるし人も集めやすいのです。
スキー場ではどんな仕事がある?
スキー場でのアルバイトは、スキー場運営のほぼ全てに関わることになります。
まず、スキー場に欠かせないリフト・ゴンドラの案内員のほとんどはアルバイトスタッフです。場合によってはリフト・ゴンドラの操作にも関わることがあります。
スキー場内の売店の店員・レストランの調理場スタッフなどもアルバイトの仕事です。暖房の効いた屋内での仕事になるので、外で働く同僚からは羨ましがられることが多いようです。
スキー教室のインストラクターも、アルバイトの仕事です。ただし誰でも出来るというわけでなく、他人に指導できる程度の経験が求められるため狭き門となりますが、給与は高めに設定されています。
また、スキー場では事故や遭難が起こることが多々あるため救護員を配置していますが、救護員もアルバイトに任せているというスキー場も少なくありません。救護員にはスキー経験者を当て、応急処置の研修を受けさせています。
スキー場のバイトは儲かる?
アルバイトは非正規雇用なのでどうしても正社員に比べて低い給与になってしまうものですが、スキー場のバイトは例外的に儲けられるといわれています。
なぜなら、スキー場のバイトは住込み形式でアルバイトを募集していることがあるからです。
大抵のスキー場は都市部から離れた場所に位置しています。その為、電車・バスや自家用車が無ければ気軽に通うことも難しいものです。そして、都市部から離れているということは移動時間もかなり掛かるということなので、都市部のバイトのように通勤することは非常に難しくなります。その為、アルバイトを住込み形式にして呼び込み、食事・寝床付きで働いてもらった方が都合がいいということになります。
つまり、食事・寝床付きの分だけ実入りが大きく感じられるので「スキー場のバイトは儲かる」となっているのです。
スキー場のバイトは滑り放題?
スキー場のバイトの魅力の一つとして語られるのが、「タダでゲレンデ滑り放題」という特典です。インストラクター業務員や救護員は仕事の上でゲレンデを滑れますが、それ以外のスタッフは休み時間やシフトの空き時間を利用してスキー場で滑っていいということになっている所が多いようです。
スキーを楽しむために欠かせないリフトの搭乗券に関しては、完全無料にしているスキー場もあれば自己負担になっているスキー場もあるようです。
スキー場のバイトはスキー・スノボーが好きな人にはお勧めのバイトですが、事前の下調べもきちんと行っておかないと期待外れになってしまう可能性があるので、十分に注意しましょう。