節電上手は知っている一歩先行く電気の基礎知識|トピックスファロー

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2012年10月4日
節電上手は知っている一歩先行く電気の基礎知識

電気の節電方法はいろいろありますが、いまいち効果を実感できない事はありませんか。効果を実感できないのなら数字にしてみるのが一番です。そこでよく目にするけどいまいち理解していない電気の基礎知識を紹介します。

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本気で節電をするなら電気の事を知る必要がある

さて問題です。
ある日の朝、テレビでニュースをチェックしながらトースターでパンを焼き、昨日の残り物を電子レンジで温めていました。ついでに洗濯物を洗濯機の中へ放り込み、朝のシャワーを浴びます。暑かったのでエアコンをつけ、髪を乾かすのにドライヤーを使おうと思います。
この状態で、ブレーカーは落ちるでしょうか?

この時ブレーカーの容量は30A。テレビ150W、トースター1000W、電子レンジ1300W、洗濯機1000W、エアコン600W、ドライヤー800Wとします。

おっと、記事を閉じるのはまだ早いですよ。
もし分からないのであれば、あなたは大変な損をしているかもしれません。

答えは最後の方で

電気の基本[アンペア][ワット][ボルト]を知ろう

これらの用語を知らずして節電に取り組むのは、ちょっともったいないでしょう。
自分が、今どの程度電気を使っているかを知っていれば、節電はもっと簡単になります。

アンペアとは

電流の事。記号は[A]。
部屋のブレーカーに用いられており、いちどに流せる電気の総量を表しています。
ブレーカーが落ちるのは、大きすぎる電流が流れる事で発火や機械の故障を防ぐ意味があります。
つまり安全のために設定されているのですね。

ワットとは

1秒間に使われる電力の事。記号は[W]
家電などの消費電力として使われることが多いです。
つまり、このワット数が大きいほど、使用する電気の量が多い=電気代がかかる、という事になります、

ボルトとは

電圧の事。記号は[V]
電気を押し出す力を表す数字で、日本の一般家庭では100Vとなっています。
実は各国で微妙に数値が違うため、日本の製品を海外のホテルで使おうとしても使えない事があるのはこのためです。

ワットをアンペアに直してみる

ここで冒頭の問題に戻ります。
ブレーカーが落ちるかどうかは、容量以上の電流[A]が流れるかどうかにかかっています。
そのためには、使っている家電のアンペア量を調べなければなりません。しかしどこを見ても書かれているのはワット数だけで、アンペア数は見当たりません。
なぜなら、必要なアンペア数はワット数から簡単に求める事が出来るからなのです。

ワットからアンペアを求める計算式

ワット[W]÷100[V]=アンペア[A]
(ボルトが100で固定なのは日本だからですよ)

この式を当てはめると、

テレビ:150W÷100V=1.5A
トースター:1000W÷100V=10A
電子レンジ:1300W÷100V=13A
洗濯機:1000W÷100V=10A

と、このような感じになります。
これらを足すと、4つで34.5A。
洗濯機を使った時点で容量の30Aをオーバーしていますよね。

という訳で、冒頭の答えは
「ドライヤーどころか、洗濯機を付けた時点でブレーカーが落ちている」です。
これはひどい。シャワーとはなんだったのか。

ちなみに全てを合計すると48.5Aが必要になります。
逆に考えると50Aの契約をしていれば、これだけを一度に使ってもブレーカーにはまだ余裕があります。かなりの大容量なんですね。

電気を知って正しく節電

数字を見ただけで拒否するのはもったいない事です。
電気を正しく知る事は、間違った節電をしないだけじゃなく、火災などの危険から身を守る事にもつながります。
日々の暮らしに密着した事ですので、覚えておいて損はないでしょう。

著者:渡辺芳樹

企画やWEBサイト製作までも手掛ける、ライターもどき
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学生時代からライターとして活動。小さな会社に就職したおかげで、ライター以外に、編集からWEBサイト製作など、幅広く経験。現在はフリーランスとなり、いくつかの会社と契約を結んで執筆活動してます。