日商簿記2級・3級を3ヶ月でW合格するためにやった5つのこと|トピックスファロー

  • フリーのライターを募集しています
2012年6月20日
日商簿記2級・3級を3ヶ月でW合格するためにやった5つのこと

日商簿記検定2級と3級のW合格を目指している人に、私が実際にやった勉強のポイント5つをご紹介します。…といっても、誰にでも当てはまるとは言えませんが、参考にしてもらえたら…と思います。3ヶ月でW合格は、勉強の時間配分や方法が理解度に大きく影響してきます。いろんな勉強方法を参考にすると良いと思います。

兼業ライター。専門ではないけれど、ライター歴は長いです。
  

1. 3級に時間をかけない

2級と3級の試験の違いは、

  • 3級 … 商業簿記のみ
  • 2級 … 商業簿記 + 工業簿記

という点です。確かに若干2級の方が商業簿記も難しくなっていますが、2級の勉強がしっかりできていれば、3級の内容も理解できます。

1週間程度で3級を学べるテキストを使って、1週間以内で3級の勉強を終了させたことが、W合格できた要因だと思っています。
3級のテキストを読んで、ざっくり理解ができたら2級へ進んでしまいましょう。

もちろん3級も決して容易ではありませんが、W受験するならばどんどん2級の勉強を進めるべきでしょうざっくりとしか理解していなかった3級の内容が、2級の勉強の後では理解できるようになっていきましたよ。

2. とにかく書く!!

仕分けも帳簿の作成も、書かなければ身につきません。ただ眺めているだけでは、思っている以上に頭に入っていないものです。

…と言っても、とにかく書いて勉強したのは2級だけです。
3級はかるく流して、ある程度2級を理解してから3級は過去問だけを解きました。たとえ、2級を100%理解できていても、3級も受験するならば3級の過去問だけは解くべきだと思います。

3. 過去問を覚えるくらい解く

先ほども書きましたが、3級の勉強にはそれほど時間をかけません。3級の過去問は、ある程度傾向をつかみ、8割以上とれているようなら、それで終了しても大丈夫だと思います。
(ちなみに、3級の合格基準は7割以上です。)

私が使った3級の過去問集には20回分以上の試験問題が載っていましたが、実際に解いたのは5回程度です。時間を計って、試験と同じように行なうことが大切だと思います。

また、2級の過去問は、10回分を繰り返し解きました。合格基準の7割をとれていても、OKとせず、8割とれるまで繰り返しました
私の使っていた過去問集には、10回分以上の試験問題が載っていましたが、8割以上とれるまで解いていたので、結局10回分しかできませんでした…。

でも、「10回分の試験を80%とれた」という自信になったと思います。
10回以上解ける余裕がある人は良いですが、合格基準に満たないのに何回分も進める必要はないと思います。たとえ数回分でも 確実に解けるようになるまでやれば良いと思います。

ちなみに、私が過去問を解き始めたのは試験の20日くらい前からです。

4. 参考書・問題集は慎重に選ぶ

3級の参考書・問題集は、なるべく短期間で身に付けられるものを選びました
「1週間で身につく…」「10日で合格…」などの問題集がおススメです。

また、2級の参考書・問題集は、見てわかりやすいと思うものを選ぶと良いとおもいます。
やはり3級の簿記の基礎を固めないうちに2級の勉強に入るのですから、自分で見やすいと感じるもの、そして説明が詳しいものを選ぶと良いと思います。

そして、意外に見落としがちなのが、回答用紙です。
私は、問題集についている回答用紙を毎回コピーして使っていました。過去問については、前回解いた形跡を残さないように問題・解答用紙ともコピーして使いました。

コピーしやすい工夫がされているもの、解答用紙を無料ダウンロードできるものなどが販売されているので、解答用紙も含めて、自分の使いやすいものを選ぶことが大切だと思います。

私はコピーがすごく面倒でした… 必要な分だけまとめてコピーすることをおススメします

5. 商業簿記と工業簿記の時間配分

私の場合は、商業簿記と工業簿記を同時進行で進めました。…というのも、工業簿記は難しいというイメージがあり、商業簿記→工業簿記 と勉強を進めては、工業簿記にかける時間が足りなくなってしまうのでは…と思ったからです。

「試験の3週間前には商業簿記も工業簿記も終了させて過去問だけをみっちり解く」と決めていたので、同時進行で商業簿記と工業簿記を試験3週間前に終わらせました。
…もちろん、この段階で完璧になっていたわけではありませんが、ムダに時間をかけすぎず、過去問を解きながら理解を深めていきました。

商業簿記→工業簿記などと、同時に勉強を進めない場合には、過去問に没頭する期間を考慮して、時間配分を上手に行なうことが大切だと思います。
私は、単純に商業簿記:工業簿記=1:1 ではなかったので、少し余裕をもって勉強にかける時間を配分するべきだと思います。

著者:佐藤和子

兼業ライター。専門ではないけれど、ライター歴は長いです。
アイコン
学生時代から文章を書くのが好きだった影響で、社会人になってからも、こっそりと週末ライターを続ける。新しいもの好きで、常にアンテナ張っています。