なぜコンタクトやカラコン愛用者は“結膜炎”に罹りやすいのか?|トピックスファロー

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2012年12月17日
なぜコンタクトやカラコン愛用者は“結膜炎”に罹りやすいのか?

結膜炎は、発症すると目に不快な症状が表れる病気です。コンタクトレンズやカラーコンタクトの使用者は特に罹りやすい傾向がありますので、白目が赤い、目ヤニがたくさん出るといった異常が見られたら、放っておかずに必ず眼科へ行って詳しく検査してもらいましょう。

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結膜炎に罹ると、白目の炎症などの症状が表れる

目の病気の1つである結膜炎を知っていますか?
結膜炎は、コンタクトレンズやカラーコンタクトを使用している人によく見られる病気です。
発症すると白目の炎症をはじめ、以下のように様々な不快な症状が表れます。

  • 目ヤニの増加
  • 異物感
  • かゆみ
  • まぶたの腫れや痛み
  • まばたきしにくい
  • 上まぶたの裏に白いブツブツが発生

重症でなければ、治療を速やかに行えば数週間で完治可能とされていますから、早目に眼科へ行き医師に診てもらうことが大切です。

レンズが眼球を傷つけ細菌感染を起こすのが原因

なぜコンタクトレンズやカラーコンタクトが結膜炎の原因になるのでしょうか?
その理由はレンズが眼球を傷つけることにより、その傷から細菌やウイルスが侵入するためです。
特にカラコンはファッション目的で使用されるものであり、安さだけが取り柄の粗悪品も多く出回っているため、このトラブルが起きやすいと言われています。

結膜炎にはアレルギー性のものなど多種ありますが、人に伝染るため細菌感染による結膜炎が特に厄介です。もし感染性の結膜炎に罹ってしまったら、コンタクトやカラコンの使用を即座に中止して治療に専念しなくてはいけません。日常的に気を付けるべきこともありますから、覚えておきましょう。

目をこすらない

手についた菌が目に移り、病気を悪化させる恐れがあります。
逆に目の菌が手につく→その手で物を触る→菌がついた物を他の誰かが触る、という危険性もあります。もしうっかり触ってしまったら、十分に手を洗うなどして予防に努めましょう。

目薬の使い回しをしない

自分の目薬を他人に貸与するなど、目薬の使い回しをしてはいけません。
特に目薬のさし口を目につけて点眼している方は絶対に止めましょう。

また結膜炎に罹っている右目に使用した目薬を、そのまま健康な左目にも使用する…といった使い方もいけません。さし口を目に接触させなければいいのでは?と思うかもしれませんが、まつ毛から菌が移る可能性があります。(まつ毛にも触れないよう点眼するのは至難の業ですよね)

タオルの使い回しをしない

タオルの使い回しも良くありません。
洗顔用のタオルを家族と共有している方は、必ず自分専用のタオルを用意してください。

抗体ができるまで、点眼薬で感染や炎症を抑える

感染菌を死滅させる薬というものはなく、体のなかに抗体ができるまで辛抱強く待つ必要があります。
それまでは症状を抑える目的で点眼薬を使用します。

点眼薬には抗菌点眼薬ステロイド点眼薬などの種類があり、それぞれには感染や炎症を抑える作用があります。アレルギー性の結膜炎だった場合は、抗アレルギー点眼薬を用いることもあります。

医師の指示通りに治療を受けることも重要ですが、結膜炎を治すためには免疫力を高めることが第一です。目や感染源となり得る手を常に清潔に保ち、健康的な生活を送るよう心がけましょう。

著者:渡瀬由紀子

WEBライターのかたわら、週末は雑貨屋めぐりしつつ、最新の文房具収集。好奇心を糧に幅広く執筆活動中。
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