仕事に趣味に役立つ!色彩検定
色というのは物事のイメージや雰囲気を伝えるための重要な手段の1つです。その色彩についての知識を身に付けるための資格が、色彩検定です。
この色彩検定は、趣味からプロフェッショナルまで役に立つ資格です。今回は、色彩検定について紹介します。
色彩検定とは
色彩検定とは、「公益社団法人 色彩検定協会」が行っています。かつては文部科学省認定試験でしたが、現在では文部科学省公認試験となっています。
主催団体公式サイト:公益社団法人 色彩検定協会
受験概要
受験資格 |
誰でも受験可能です |
試験日 |
1級・・・年1回(1次試験11月、2次試験12月) |
受験料 |
1級…15,000円 |
色彩検定の難易度
試験内容 |
|
レベル |
内容 |
1級 |
2級+3級+色彩と文化、色彩調和論、色と近く、表色系、測色、心理評価法、イメージ別配色法など。 |
2級 |
3級範囲+照明、色名、配色技法、配色イメージ、ファッション企画、プロダクト、エクステリア環境など。 |
3級 |
色の働き、眼の仕組み、色の分類と酸属性、色彩心理、インテリアと色彩、色彩効果、色彩と生活など。 |
より詳しい範囲については、「試験レベル – 色彩検定協会」を参考にどうぞ。
合格率(2012年)
- 1級 ・・・ 36.23%
- 2級 ・・・ 61.87%
- 3級 ・・・ 73.24%
色彩検定の勉強に
公式テキスト
色彩検定に関する公式テキストです。値段が割高なので、敬遠してしまいそうな人もいるかもしれませんが、基本的にテストは、この公式テキスト内から出題される物ですので、自分が受験する級に合わせて用意し、2~3回くらい読み込みましょう。
公式以外の問題集・過去問
公式テキスト以外にも、市販の問題集や過去問も用意しておきたい所。これらの演習問題で出題傾向を掴むだけでなく、自分のわからない所を公式テキストも交えながら、暗記する勢いでやりこみましょう。とにかく回数が大切です。
カラーカード
カラーカードは配色演習問題などで使用されるもので、2、3級を受験する方には、必ず必要という物ではありません。
しかし、1級の2次試験になると、このカラーカードを使った問題が出てきますので、1級受験を考えている方は購入し、カラーカードと、カラーカードを使った問題に慣れておきましょう。幸い、値段もそこまで高くなく、近くの文房具店や画材店、ネットなどで購入することが出来ます。
色彩検定のメリットは?
色彩検定は、就職に確実に役立つ資格です。
ファッション関係の仕事から、インテリア、食品、グラフィック、広告関係などなど…クライアントへの提案や企画の立案など、色彩の知識というのは、様々な職種で役立ちますので、高難易度の級を持っていれば持っているほど、就職や昇進に役立つでしょう。
また、数あるカラー関係の資格の中でも、色彩検定は20年以上の歴史を持ち、文部科学省も認めている資格ですので、社会的にも抜群の認知度、そしてブランド力を持っています。
なお、色彩検定3級は基本的な内容なので、就職・転職・キャリアアップの有利さを目当てに受験される方は、2級以上からの受験を強くオススメします。