今が狙い目2013年にリニューアルNTTコムのドットコムマスターのまとめ|トピックスファロー

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2013年6月20日
今が狙い目2013年にリニューアルNTTコムのドットコムマスターのまとめ

インターネット環境の変化に対応するべく、延べ37万人が受験した『ドットコムマスター』の再編が決定しました。NTTコムが認定するドットコムマスターは、情報技術者試験のような国家資格ではありません。しかし評価の高い資格の1つです。

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自分のパソコンスキルを客観的に評価できますか?

現在、あらゆる職場でパソコンが使われ、その多くがネットワークでつながっています。
そんな背景もあり、求人募集には「パソコンの基本操作ができる事」という一文を多く見かけますが、この『基本操作』とは、どこまでが基本なのかよく分かりませんよね。

そんな、答えにくいパソコンの基本操作を客観的に判定してくれる資格があります。
それこそがNTTコムが認定する『ドットコムマスター』です。

IT資格の入門『.com Master(ドットコムマスター)』とは

PC操作の中から、インターネットに関する知識や技術に焦点を絞った、NTTコムが認定する民間資格。
初級編と言えるベーシックから、★(シングルスター)、★★(ダブルスター)、★★★(トリプルスター)の4段階に分けられています。

合格率はベーシックが約60%。最難関の★★★では約7%と、上位は決して簡単な資格ではありません。
しかし国家資格であるITパスポートや情報技術者試験の、準備の為の試験としても人気の資格です。

日常でも役立つ『ドットコムマスター ベーシック/メイト』

ドットコムマスターの中で入門的な位置づけにあるのが、ドットコムマスター・ベーシック。
インターネットの基本となる仕組み、Webブラウザの利用方法から、メールの使い方。
さらにはネット上における、プライバシーやマナー、違法ダウンロードに関わる知的財産権や著作権に関する事など、実際にインターネットを利用するうえで必要な、実践的な事が中心の内容となっています。

の資格を取っておけば、普段使っているパソコンで突然インターネットが使えなくなったという場合でも、自分でトラブルを解消できるくらいの知識と技術が身につく事でしょう。

ちなみにベーシックとメイトの試験範囲は変わりません。
大きな違いは『メイトは自宅のPCから受験ができる事』。ただし『資格とは認められません』。
合格する自信が無い時に、ベーシックを受験する前の模擬試験としてメイトを活用するのも良いでしょう。

自分の身は自分で守る『ドットコムマスター ★(シングルスター)』

ベーシックを元に、さらに踏み込んだ内容となっているのがドットコムマスター★(シングルスター)。
さらに、セキュリティに関係する内容が追加されているのが特徴です。

趣味ではなく知識としてインターネットの勉強をしている事を表すには、★以上が必要と言えるでしょう。
しかしそれでもまだまだ基本的な内容と言えます。

エンジニアへの登竜門『ドットコムマスター ★★(ダブルスター)』

より本格的なレベルを目指すのならドットコムマスター★★(ダブルスター)。
これまでは『利用者としての技術』が中心でしたが、★★からはサーバーの管理やネットワークの構築という管理者としての知識や技術が求められるようになります

もしも『自分でネットショッピングのサイトを立ち上げて管理をしたい』と考えているならば、★★(ダブルスター)の取得を目標にするとよいでしょう。

ドットコムマスターの最難関『ドットコムマスター ★★★(トリプルスター)』

企業内のパソコンをネットワークでつなぎ、安定的な管理ができるのがドットコムマスター★★★(トリプルスター)。
★★★の資格があれば個人での使用ではなく、複数のパソコンをネットワーク化する事も可能です。

2013年10月より再編される『ドットコムマスター』

進歩の速いネットワーク技術へ対応する為に、2013年にインターネット検定『ドットコムマスター』が再編される事が決まりました。

主な変更内容としては以下の3つ。
・★(シングルスター)から★★★(トリプルスター)までの3つを統合・再編し、新しく『ドットコムマスター アドバンス(仮称)』を設立。
・クラウド環境下での利用や、スマートフォンに関係する内容も試験範囲に。
・年2回のペーパーテストを、随時受験可能なコンピュータ検定CBT)へ変更。

なお初級レベルの『ドットコムマスター ベーシック』に変更はありません。
今回のリニューアルで、より時代に合った内容となり、また受験日を自分で決められるようになる為、取得しやすい資格になったと言えるでしょう。

著者:塩屋 謙

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職業は編集・校正、そしてWEBライターでもあります。興味の範囲を広げつつ、様々な記事を書いています。