エナジードリンクに潜む罠!飲み過ぎがカフェイン中毒に繋がる!|トピックスファロー

  • 未経験OKのフリーライター求人
2013年5月27日
エナジードリンクに潜む罠!飲み過ぎがカフェイン中毒に繋がる!

最近は瓶入りのものよりも、海外から上陸した炭酸が効いた缶入りの「エナジードリンク」と呼ばれる栄養ドリンクが人気を集めています。日本製のドリンクよりもカフェインが多く配合されていて、眠気覚ましにももってこいですが飲み過ぎは健康を害する危険性があるのです。

WEBライターのかたわら、週末は雑貨屋めぐりしつつ、最新の文房具収集。…
  

効きすぎ注意!エナジードリンクの飲み過ぎの危険性とは?

栄養ドリンクを飲む男性

徹夜続きの時や体調不良の時は、出勤途中でコンビニに寄って栄養ドリンクを買い求めて活力を補給していきたくなる事が多々あるものです。

大抵の栄養ドリンクは瓶入りでジュース感覚で飲めるものではなく、飲んでいる姿はどことなくオヤジ臭ささえ感じさせてしまいます。

そんな既存の栄養ドリンクの弱点をカバーした今風の栄養ドリンクとして人気を集めているのが、レッドブルやモンスターエナジーなどの海外産のエナジードリンクです。
ジュース感覚で飲めて効き目も強いと若者に人気がありますが、飲み過ぎると滋養強壮どころか身体を壊す恐れさえあるのです。

エナジードリンクとは何か?

エナジードリンクは、滋養強壮に効果がある成分を含んだ炭酸飲料で特に海外で生産されたものを指しています。その商品展開は、日本の栄養ドリンクが独自の市場を形成している事にヒントを得たものと言われています。つまり、日本の栄養ドリンクを逆輸入しているものともいえるのです。

従来の栄養ドリンクとの違いには、「容量が大きいこと」「薬事法の関連でタウリンなど一部の有効成分が含まれていないこと」「カフェイン含有量が多い事」などが挙げられます。
カフェインには眠気覚ましだけでなく興奮させる作用があり、身体が元気になったように感じさせる効果が有ります。つまり、エナジードリンクとは栄養分を抑える代わりに活力を出させることを目的にした栄養ドリンクなのです。

エナジードリンクの飲み過ぎが命取りに?

2012年にアメリカの食品医薬品局(FDA)が発表したところによると、「過去三年間にエナジードリンク摂取後に死亡した例」が五人分報告されているのです。「エナジードリンクとの因果関係は不明」とされていますが、関連性がないというわけではないようです。

カフェインの摂りすぎは危険

エナジードリンクや栄養ドリンクには覚醒作用によって滋養強壮効果を感じさせることを目的にしてカフェインを配合していますが、このカフェインは摂りすぎると健康を害する危険性があるのです。

カフェインの過剰摂取はカフェイン中毒と呼ばれる症状を起こす危険性があります。成人が体重1㎏に対して17㎎以上のカフェインを三時間以内に摂取すると急性症状を起こし情緒不安定やパニック発作などの精神症状、胃痛・胸焼け・嘔吐、不整脈などの肉体症状が現れます。

そして体重1㎏に対して200㎎以上のカフェインを摂取すると死に至る可能性があります。つまり、前述したエナジードリンク摂取後の死亡例報告には、カフェイン中毒が関わっている可能性は高いという事が言えます。

エナジードリンクの中にはカフェインが過多のものも

栄養ドリンクやエナジードリンクを飲んだからと言って直ちにカフェイン中毒になるというわけではありません。通常、栄養ドリンクには100㎖あたり40㎎程度のカフェインが含まれていますが、これはカップ一杯分のコーヒーと同程度の含有量なのです。

しかし、エナジードリンクは栄養ドリンクやコーヒーよりもカフェイン含有量が多くなっているものが少なくありません。特に、カフェイン含有量が多く含まれているエナジードリンクは小さい子供には飲ませない方が良いかもしれません。

過剰摂取と摂取後のコーヒーは控えよう

エナジードリンクは、確かに強い覚醒作用があって徹夜作業や寝不足からの回復に効果があります。しかし、カフェインには毎日のように摂取していると効き目が薄くなる性質があるため、エナジードリンクに頼った生活をしていると摂取量が増えてしまうのです。

幸い、日本で販売されているエナジードリンクは海外よりもカフェイン含有量が抑えられている為、死に至るケースは報告されていません。しかし、二本三本と立て続けに摂取する事やエナジードリンクを飲んだ後にコーヒーを飲むのはカフェイン中毒を起こす危険性があるので、注意しなければなりません。

著者:渡瀬由紀子

WEBライターのかたわら、週末は雑貨屋めぐりしつつ、最新の文房具収集。好奇心を糧に幅広く執筆活動中。
アイコン
WEBライターのかたわら、週末は雑貨屋めぐりしつつ、最新の文房具収集。好奇心を糧に幅広く執筆活動中。