見た目はラーメン?『サイミン』
スープに縮れ麺。トッピングはチャーシューにネギ、なるとと、見た目は日本のラーメンか昔懐かしい中華そばといった趣のローカルフードが『サイミン』。
移民時代から親しまれ、日系移民が始めたとも、サイミンが広東語の『細麺』と同じ読みだから中国から伝わったとも言われていますが、はっきりとはしていません。
結局ラーメンでしょ?いえいえ、これはサイミンです
基本は干しエビからダシを取り、鰹節や昆布を合わせた薄味のあっさりとしたスープが特徴。
麺にコシはなくて柔らかく、ラーメンを期待して食べると、何とも物足りないと感じるかも知れません。
そこで必要になるのが、サイミンには必ず添えられている『からし』なのです。
小皿に乗せられたからしに、卓上のアロハ醤油をたっぷりかけ、よく溶かします。
そのからし醤油に麺をつけて食べるのが、サイミンの正しい作法。
一口食べた瞬間、からしの刺激が心地よく、パンチの足りないスープも常夏のハワイの気候にはこれしかないという事に気が付くでしょう。
食べ終わる頃には「インパクトの足りないラーメン」でしかなかったサイミンが、ハワイで食され続けていた理由がわかると思います。
サイミンの食べられる場所
ハワイを代表するローカルフードのサイミンは、あまりにローカルすぎてここというお店は絞れません。
日本でいうなら、街の小さな大衆食堂やラーメン屋さんのどこが美味しいか比べるようなものです。
ハワイグルメの基本『ジッピーズ』でも食べられますし、マクドナルドにはハワイ限定で置いてありますし、サイミン専門店も増えています。
ガイドブック片手にお店を探してみるのも、面白いかもしれません。
これぞハワイのソウルフード『ロコモコ』
プレートランチのお王道にして、日本でもすっかりおなじみのロコモコは、ハワイに欠かせないグルメでしょう。
1つのプレートの上に、ご飯、ハンバーグ、目玉焼きをのせ、その上からグレイビーソースをかけた料理。
本場のロコモコはソースが違う
「日本でも食べる機会が多いロコモコもわざわざハワイで食べなくても」という意見はもっともです。
しかし、『日本で食べられるからこそ、本場で食べてほしい料理』の筆頭が、このロコモコと言っていいでしょう。
その違いは、たっぷりとかけられたグレイビーソースにあります。
本来、グレイビーソースは、調理時に溢れた肉汁を使ったソースの事。
しかし、国内のロコモコでは肉汁は使わず、コンソメスープでコクを出したり、ケチャップやウスターソースを使うのが一般的。
もちろん、日本人の好みに合った、美味しいソースが出来上がりますが、グレイビーとは言えるでしょうか?
そんな日本式ロコモコになれている人にこそ、本場との違いを味わってもらいたいのです。
ロコモコの美味しいお店
地元でも人気のお店と言えば「ビック・シティ・ダイナー」でしょう。
肉厚で肉汁たっぷりのハンバーグはもちろん、他では見られない飴色たまねぎがいい仕事をしています。
さすがに、ハワイのベストレストランを決める「ハレアイナ賞」を何度も受賞する店舗は違いました。
意外?でも美味しいハワイの『スコーン』
ハワイのスイーツと言えば、表参道でも大人気のパンケーキ『カフェ・カイラ』が有名で、もちろんおすすめなのですが、旅行サイトでもおなじみの、ある有名店のスコーンが絶品なので紹介します。
ブルーベリーがたっぷり『ダイヤモンド・ヘッド・グリルのスコーン』
デリやプレートランチも人気で、日本の旅行サイトで何度も取り上げられたことのあるこのお店。
そこの隠し切れていない人気メニューが、このブルーベリースコーンです。
スコーンというと、イギリスの紅茶と一緒にジャムやはちみつで食べる焼き菓子を思い浮かべますが、ここのは少し違います。
まずはそのサイズ。片手では持ちきれず、食べる姿はどう見ても巨大なバーガー。
しかし、これでもかと入れられたブルーベリーと少し酸味のあるクリームチーズ。
外は軽く、中はふわふわの食感と相まって、外見からは想像もつかない繊細さに驚く事でしょう。
売り切れ御免の商品ですので、どうしても食べたい方は朝から行くのが良いでしょう。
番外編:日本が恋しくなったら『うどん』でしょ
世界各国に日本の料理が広まっているなか、寿司やてんぷらに次いで人気になりそうなのが『うどん』。
2013年にロシアに新店舗を作る事でニュースになった『丸亀製麺』が、2011年にはワイキキに海外第1号店を出店していた事をご存知でしたか?
値段、味、注文スタイルは日本と同じ、違うのは店舗の外にまで伸びる長蛇の列。
ハワイのがっつりとした食事で、胃が疲れてきたら、あっさりとした1杯を試してみるのもいいのではないでしょうか?