1. 発音を良くする
TOEICテストには、スピーキングや面接はありません。そのため、TOEICスコアアップだけを目標としている人には、自分の発音を良くするためのトレーニングを行わない人も多いでしょう。
しかし、これからビジネスでも英語を使えるようになっていくためにはもちろんのこと、リスニング力UPのためにも、自分自身の発音を良くすることも大切です。
「英語を聞き取れるけど、しゃべれない」…これは珍しいことではないかもしれませんが、良い発音でしゃべれた方が聞き取れるようになるんです。
TOEIC教材のみを使用していると、ついついリスニングCDを聴くばかりで、口に出すことをしなくなってしまうのでは??
特別にスピーキング用の教材などを使用する必要もありませんが、リスニングCDを使いながら、英語を口に出すことを取り入れていきましょう。
2. 文法を徹底的に勉強する
レベルCは点数的に470~725点と幅が広いですから、スコアが700点前後の人はある程度文法をマスターできているかもしれません。
しかし、400点台・500点台の人は特に、文法をもう一度やり直すべきです。もちろん、文法をとことんやればレベルBやAを目指せるというものではありません。Bランク以上を目指すためには文法をマスターしているのは当たり前で、さらに英語を実際に活用するためのトレーニングが必要になるでしょう。
特にPart 5での失点が多いと言う人は、文法にじっくり取り組むことで点数UPが望めるでしょう。もちろん、文法をマスターすれば、他のPartの点数UPも期待できます。
3. 教材以外の現地の英語を取り入れる
高スコアの人ほど、英字新聞やニュースなどを使って、現地の英語に触れる機会を持っているとされています。
留学したり、英会話スクールに通ったりすれば、現地の人との会話やネイティブの先生とのレッスンで、「生の英語」に触れることができるでしょう。…しかし、現実的には費用や時間の面で、それらは困難だという人も多いと思います。
そんな場合には、英字新聞や現地のニュースなどに触れる機会を持つことをお勧めします。
英字新聞は、ニューヨークタイムスにタイムズ、読売新聞英語版など…多くの英字新聞をネットで読むことができます。しかも無料です。
また、ポッドキャストではニュースの音声も聴けますから、英語でニュースを読むだけでなく、リーディングのトレーニングもできるでしょう。
生の英語に触れるには費用がかかりそうなものですが、無料のツールを上手に活用すれば、費用をかけずに生の英語に触れることができるでしょう。
4. 過去問を解く
英語力が全てスコアにつながるわけではありません。どんな試験もそうですが、時間内に回答しなければいけませんよね。
じっくり考えればできる力を持ち合わせていたとしても、時間内にできなければ点数にはつながらないのです。
特にTOEICテストは、ある程度パターンがありますから、問題のパターンをつかむことも大切でしょう。時間を意識して問題に取り組み、時間内に処理する練習が必要なのです。
もちろん、過去問だけではビジネスで英語が使えるようにはならないかもしれません。他の英語力を高めるトレーニングとともに、英語力をスコアに結びつける練習を重ねていくと良いでしょう。
そうすることで、テスト当日の時間配分もできるようになり、「時間が足りなかった」という事態を少しでも防ぐことができます。
5. 苦手分野の洗い出し
自覚している苦手分野もあるかと思いますが、自覚できていない苦手分野も隠れているものです。
過去問などを繰り返し解いていると、よく間違う分野が明らかになります。
点数が取れていない分野を見つけて、弱点を克服することが大切でしょう。
また、得意分野と苦手分野を把握した上での、時間配分を意識することも大切でしょう。
解けるはずの問題を残して、テスト時間が終了してしまうのはもったいないですから、苦手分野に時間をかけすぎないなど、確実に点数に結びつける作戦を立てることも必要です。