そもそも冷え性の原因とは
冷え性の主な原因には
・運動不足による筋肉量の低下。
・骨格のゆがみや、下着の締め付けなどで血流が悪くなっている。
・身体を冷やす食べ物や飲み物を摂取する機会が多い。
・貧血や低血圧などの疾患。
女性は男性に比べ筋肉量が少なく、月経の影響で貧血やホルモンバランスが崩がちです。また、矯正下着などで日常的に身体を締めつけている女性も少なくないと思います。
温かい食べ物を積極的に取っていても、スイーツがやめられないというお話もよく聞きますよね。
大好きな食べ物を我慢したり、綺麗なスタイルを維持するための矯正下着をきっぱり辞める!というのは実際問題難しいことですし、注意するあまり逆にストレスになってしまっては元も子もありません。上手く折り合いをつけていきたいものですよね。
冷え性がもたらすこわ~い病気
腰痛、関節痛、肩こり
「毎年冬が来ると腰が痛い、膝が痛い、肩が凝る。」こういった症状は、冷え症による血行不良が原因で起こります。
「腰痛の8割はレントゲンに映らない、原因不明のものである」と言われていますが、その原因不明の腰痛の大半は、冷えによる血行不良ではないか、とも言われています。
ストレスや姿勢の悪さで冷え症が起こり、結果、腰や膝、肩に影響が出てくるのではないでしょうか。
内臓機能の低下「寒いとお腹を下しちゃう・・・」という経験をしている方、いらっしゃいますか?冷たいものを食べすぎてお腹を下したことがあるという方は多いと思います。
このような症状は、お腹の中で、食べ物を消化する酵素が上手く働かずに、消化不良が起きてしまった結果です。
冷え性を放置すると、低体温症になってしまう場合があります。低体温症になってしまうと、上記で述べた消化酵素の元気がなくなり、効率的に身体に栄養を取りこむことが難しくなってきます。
体温が1度下がると、免疫力が30%低下、代謝が12%低下するとも言われています。
「生理痛」「生理不順」「子宮内膜症」「排卵障害」「不妊症」「更年期障害」冷え症は、ありとあらゆる婦人系疾患をもたらします。
「血の道症」という言葉をご存知でしょうか。女性特有の月経や妊娠出産、更年期などにより、心や身体に起こる不調を表す言葉です。
女性と血は切っても切れないものです。月経は血液とともに、体内の不要なものを排出する、デトックスの役割をしているとも言われています。冷え性によって、血の巡りが悪くなってしまうと、せっかくのデトックスもできなくなってしまいます。
そのほかにも、排卵が上手く行われない排卵障害になってしまったり、その結果、不妊につながってしまうこともあります。
冷え性を克服するには
冷え性をぽかぽかの身体に改善していくには、・適度な運動を心がける
・身体を冷やさないように、温かい恰好をする
・身体を締めつける洋服を着ない
・姿勢を良くする
・身体が温まる食材を食べる
腰が痛い、お腹が痛い、という場合に、その部位にカイロを貼るのも、もちろん効果があります。しかし、今回のコラムで、是非お勧めしたいのが「仙骨にカイロ」です。
「仙骨」とは、お尻の割れ目にある「尾てい骨」のすぐ上の部分にある、三角形の骨です。
仙骨は身体の中心にあたりますし、脂肪が少ないので、そこをカイロで温めると、身体の全身に熱が広がります。カイロを貼るだけで楽ちんです。
身体が冷えて外に出るのが億劫、オフィスがいつも寒い。「子どもの頃は、寒さなんてヘッチャラだったのに・・・手足の冷えは改善しないし、年々寒さがつらくなってきた」そんな方は是非、「仙骨にカイロ」試してみてくださいね。