大注目!インプラント専門歯科衛生士とは?
これまで、ケガや加齢、歯周病などが原因で歯を失ってしまった場合、入れ歯やブリッジに頼る以外に歯科治療の方法はありませんでした。
ところが、インプラントの登場で状況がガラリと変わったのです。
現在、インプラントが一般的になりつつある中で、大いに注目を浴びているのが「インプラント専門歯科衛生士」という資格です。
インプラント専門歯科衛生士は、公益社団法人「日本口腔インプラント学会」が認定する専門歯科衛生士制度で、歯科衛生士がインプラントに対する知識や技術を学び、今後のインプラントの発展に貢献することを目的として誕生しました。
この資格は、歯科衛生士の免許がないと受験できないことから、歯科衛生士のキャリアやスキルアップのために取得を目指すという人がほとんどです。
このように、今後、活躍の場がふえることが確実な「インプラント専門歯科衛生士」は、持っていれば必ず転職や再就職が有利になる資格だといえます。
インプラント専門歯科衛生士になるために
インプラント専門歯科衛生士は、日本口腔インプラント学会に設置されたインプラント専門歯科衛生士委員会が、「認定申請書類の審査」と「インプラント専門歯科衛生士試験」の結果をもとに判定し、認定を行います。
インプラント専門歯科衛生士の認定を申請するためには、以下の条件の全てを満たしている必要があります。
- 日本国における歯科衛生士の免許を持っている
- 口腔インプラント専門医2名の推薦がある
- 3年以上、インプラント治療の実務経験がある
- 2年以上、日本口腔インプラント学会の正会員である
- 2回以上、インプラント専門歯科衛生士の教育講座を受講した
- 日本口腔インプラント学会の学術大会と支部学術大会に、それぞれ1回以上参加した
また、インプラント専門歯科衛生士の資格は、5年に1度更新を行う必要があるため、更新を怠った場合は資格が喪失するほか、歯科衛生士の免許を喪失した場合や、日本口腔インプラント学会の身分を喪失した場合も、資格喪失の対象となります。