ネットショップは楽して儲けられる!は大きな間違い|トピックスファロー

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2015年6月12日
ネットショップは楽して儲けられる!は大きな間違い

実店舗を持つとなると、立地条件や賃貸契約、または自己所有地での店舗建設など、何かと費用や時間が掛かるものです。しかし、そんな手間が省けるのがネットショップの利点。そう聞くとお手軽な感じもしますが、現実はなかなか厳しいものです。

WEBライター
  

資料請求のつもりが、5分も経たずに契約開始

ネットショップとはどんなものなのか?とりあえず資料請求してみようと、ネットから資料請求すると5分とかからず、『○○です。この度は、資料請求ありがとうございました』と明るい女性の声で電話がかかってきました。

困った電話 あまりの速さにあっけにとられていると、まんまと相手のペースにハマってしまいます。扱う商材などを根ほり葉ほり聞かれ、『それなら是非オープンしましょうよ!』と軽いノリでのやりとりの後、相手は私が『はい』というまで、なかなか電話を切ってくれません。こちらから切る勇気も必要した。

『パソコンに詳しくないから、できるか不安だわ』と言うと『携帯でEメールはできますか?その程度のレベルで簡単にできますよ!』と・・・。それならばと、散々ごり押しされた後、根負けして申し込むと、そこからパソコンとの辛い戦いが始まります。

システム手数料やその他にかかる費用

どこのサイトもそうですが、必ず「システム手数料」というものがかかります。最初の1年目は、1年分入金し金確認後にやっとシステムが使えるようになります。

大手のネットショップでは、年額30万円弱のところが多いです。

これは、実店舗でいう家賃のようなものですね。

そして、システムが使えるようになりオープンまでには、早くても1ヶ月はかかるところが大半です。パソコンに詳しくない人だとそれ以上かかることもあります。しかしオープンする前から、このシステム手数料はカウントされています。

今の時代、クレジットカードで買い物をするお客様が大変多いですよね。私も、ネットショップで買い物をする時は、クレジットカードを使っています。このクレジットカードを使えるようにしておかないと、集客は非常に難しく、せっかく良い商品を並べていても、見す見すお客様を逃してしまう・・・ということも十分に起こりえます。

私がネットショップを経営していた頃は、カードが使えるように申請してから2~3ヶ月もかかり、その間は、問い合わせはくるけれど、販売にまでは繋がらないということが度々ありました。

このクレジットカードの決済機能を使うのにも手数料がかかります。さらに売れたら、その売り上げの数%が手数料としてかかります。

その他にも、クレジットカードでの売り上げも含めた月の売り上げに対しても、やはり数%の手数料がかかりますから、月にかなりの手数料がかかってしまうのが現実です。

月にそれなりの売り上げがないと、自分の給料がでないという残念な結果にも繋がってしまいます。 クレジットカードイメージ

騙された~とならないために!

大抵どこのネットショップも、キレイな画像が並んでいますよね。実はあの画像を表示するために、裏でHTMLと呼ばれるタグがずら~っと並んでいるんです。最初は、何が何だかさっぱり分からず、もう、なんだこりゃ?って感じです。

それを、教科書のような手引きを熟読し、ここに画像を入れるにはどうしたらいいのか?文字の改行はどうしたらいいのか?と理解するまでに個人差はあると思いますが、一筋縄ではいかない大変な作業になってきます。

1つタグを間違えただけで、画像は出ないし、並び順もおかしな具合になってしまいます。最初は、どこが間違っているのかを探すだけでもかなりの時間を要します。

最終的には、いつまでもオープンさえできず、システム手数料だけがかかる・・・という状態になるのを避けるため、そのサイトで運営している『大学』に入学せざるを得なくなる状態に。もちろんそれにも費用が掛かります。

そこでは、写真の撮り方(プロの写真家が指導(オプションです))を受講したり、タグ『HTML』の入力の仕方などを、さらっと教えてくれます。初心者が作ったサイトなど、良いはずもないのに、『素敵にできましたね~』とニコニコしながら言われます。

後で気が付きましたが、完全な社交辞令でした。そして、サイトの進み具合によって、担当者がついてくれるのですが、これがなかなか繋がりません。下手したら半日以上繋がらないということもザラです。これじゃ何のための担当者なのかわからないと怒りを覚えたこともありました。

コンサルタントと言う名の営業

いよいよオープンしたら、ECコンサルタントという名の営業が担当になります。新店舗のオープンともなると、検索をしてもなかなか表示されません。また、同じ商品を扱っている会社と比べても、かなり後半の方に表示され、お店に気づいてもらうことさえ厳しいのが現実です。

そこで、このECコンサルタントという名の営業が、あれやこれやとイベントへの参加を持ちかけてきます。当然ですが、広告を出したりニューショップのキャンペーンページに出してもらうためには、ここでもまた、広告代やらイベント参加費などがかかります。

数千円位ならまだいいのですが、大抵数万円単位です。なかなか売り上げが上がらず売れないとなると、そういったイベントへの参加を強制されます。そういった電話は、ガンガンかけてくるし、参加への返答待ちの電話はビックリするくらいよく繋がるのに、いったん断ると、今度は相談したくても、なかなか電話が繋がらないという事態になります。

仕方がなく、メールで質問内容を送っておいても、キャンペーンへの参加を強制する内容の返答が返ってくるだけでした。

イベントの参加ではなく、webサイトでの販売のノウハウを聞きたいのですが、結局、参加しないと、ページの完成度が低いから、もっと他のサイトを見て研究しろと怒られます。ぶっちゃけると、『いてもいなくてもかわらないな』というのが本音でした。

コンサルタントからの電話

商品の仕入れルートと競合店が同一?

今の時代、商材も簡単にネットで仕入れることができます。仕入れる業者によっては、そこに出ているモデルさん着用時の写真を、そのまま使ってよいというところもあり、なかなか便利です。

しかし、みな同じ卸問屋から購入した場合、商品の登録画像が同じと言う事があり得ます。ショップごとのオリジナリティーを出すためには、多少の画像加工は必要なことですね。

そして、卸し問屋によっては、商品の作りが雑で、こんなもの売れないよ、って商材を、平気で卸してくる業者もいるので注意が必要です。一番驚いたのは、卸問屋がそのままネットショップに出店していて、卸値か、それにほんの少し上乗せした程度の安値で大量販売していたことです。

個人で経営している場合、余程資金に余裕がないかぎり、一度に大量の在庫を抱えることは大きなリスクになります。当然1つの商品に対して数枚程度の仕入れになる可能性の方が多いわけです。

システム手数料などを考えたら、多少の利益が出る程度に金額を設定しても、卸問屋がそのまま卸値に近い金額で出店していたら、当然ですが太刀打ちはできませんよね。

独自の仕入れルートを探しすことも必要です

そうとなると、独自の仕入れルートを探すことが重要になりますが、なかなか見つかりません。安値で仕入れられるところは、縫製が雑で売り物にならない、といったこともあります。そのあたりを良く見極めて、独自の仕入れルートの確保をすることが最も重要なことです。

資金を抑えたネットショップを作る

大手ネットショップでは、先ほども述べたように、どうしても初期投資や月々の経費が掛かり過ぎる、といったことが起きてしまいます。しかし、中には年間数千円でネットショップができる、格安のネットショップが開けるサイトもあることをご存じでしょうか?

最初は、そういったサイトでネットショップをオープンさせることもよい方法ではないでしょうか?

ただ、そういった格安のサイトでは、HTMLのタグについての手引書やコンサルタントがつかないことが多いですから、いかに自分のショップを、検索エンジンで上位にもっていくようにしたら良いか?という知識が必要になってきます。

SEO対策という言葉を聞いたことがある方も多いと思いますが、そうした対策をすることで、自分のショップを知ってもらうということが集客の近道となりますから、

ショップのオリジナル情報や、季節ごとのお知らせなど、新しいくお客様にとって有益な情報をコツコツとサイトに追加していくことが大切です。

また、ショップの更新だけではなく、店長ブログをかくことも有効な方法ですしかし、いかにも商品の説明だけのブログでは意味がありませんから、楽しい雰囲気が伝わるような楽しいブログをかくことが望ましいです。その際、最後にショップのURLを、『さりげなく』載せることもお忘れなく。 赤字で困る

実際にネットショップを個人で経営してみての感想ですが、まさに理想と現実のギャップを、嫌というほど感じました。まず、最初にいったような携帯のメールレベルでは、到底無理と言う事が分かりました。

パソコンにある程度の知識がないと難しいのが現実です。お店のトップページだけでも、プロの手を借りるなどして、素敵にしておかないと、まずその時点でお客さんは別のお店のページへと簡単に移動してしまいます。

また、全ての工程を1人でやろうとするならば、ある程度の商品ページまで作りあげるまでは、ほとんど寝る時間が無くなるといっても過言ではありません。

そして、商品の仕入れから商品の登録、売れそうなキャッチコピーをつけ、わかりやすい商品説明をすることの難しさと、それにより売れた時の達成感を味わうことはできました。

ただ、いくら儲かったか?ということになると、システム手数料だの仕入れだの、その他もろもろの経費が掛かり、ぶっちゃけ赤字になる月も結構な頻度でありました。

他の店舗の店長さんとも仲良くなり、いろんな情報の交換もしましたが、個人で経営していて、自分の給料まで出ている店舗はほんの一握りに過ぎないというのが現状でした。

やはり、元々の店舗を構えたうえで、ある程度の資金がないと、個人で大型ネットショップで経営するのは難しいのではないでしょうか。

著者:西野紗菜

WEBライター
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はじめまして西野紗菜です。好奇心旺盛で少々ドジな面もあります。
幼少時代より、文章を書くのが好きで、パートの傍らで、ライターになるべく日々模索中でしたが、
あることをきっかけに、フリーライターとして活動を始めました。
夢は、物書きになること。その夢が叶った今、どんなジャンルにも対応できるライターを目指して日々邁進しています。