離人症性障害(自分の体や精神機能から遊離する感覚)の治療法|トピックスファロー

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2015年5月21日
離人症性障害(自分の体や精神機能から遊離する感覚)の治療法

離人症性障害になると、人が多い場所などで極度のストレスを感じ、ふわふわと意識が自分の体から離れて、浮遊しているような感覚になることがあります。目はうつろになり現実感がなくなったりします。この離人症性障害は人口の約2%に発症するといわれています。

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生命を脅かすような危険や重度のストレスが引き金に

離人症性障害の治療法!

離人症性障害を起こすと、自分の体、精神、感情、あるいは意識から遊離している感覚に襲われることがあります。
多くの患者は、自動制御されているような非現実的な感覚に陥ることがあり、夢の中なのか、どこか別の場所にいて現実世界から離れて遊離しているようだと訴えます。

確かにそこに居るのに、自分だけ別の場所に居て、その光景を遠くから見ているような感覚になることもあります。

ほとんどの場合、その症状は著しい不快感を伴っています。中には耐えがたいほどだと感じる人もいます。

症状は持続して起こることがしばしばありますが、約3分の1の患者には繰り返し現れ、約3分の2患者では絶えず症状があるといわれています。ときには一時性の症状が持続型になることさえあるのです。

自分に起きている症状をうまく説明できず、正気を失いかけているのではないかと恐れてしまう、あるいは正気ではないと思いこむことがよくあります。
しかしながら患者は常に、自分の非現実的な体験が実際のものではなく、ただ自分がそう感じているだけであるということをきちんと認識しているのです。

このような認識がある点で、離人症性障害は精神病性障害とは区別されます。なぜなら精神病性障害のある人には、このような認識が欠如しいるといわれているからなのです。

主にどんな時におこりやすくなるのか?

離人症性障害の治療法!
通常この障害は、生命を脅かすような危険がせまったときや、他の重度のストレスが引き金でおこります。
自分の体から遊離する感覚は周期的または継続的におこります。
ざわざわとうるさい場所などで、おこることがあります。
人が多く集まる場所などで、おこることがあります。

有効な治療方法とは?

離人症性障害の治療法!

離人症性障害の多くは、治療しなくても改善することがあります。

それでも、障害が持続性であったり、または再発性の場合や、本人に苦痛が伴う場合に限り治療を行います。

離人症性障害は、他の精神障害、たとえばパニック障害などが関係していたり、それらが引き金となることもあることから、そのような場合には治療が必要になります。

発症に何らかのストレスがかかわっている場合には、その対処も必要となります。

その場合、何がストレスとなっているのかを、しっかりつきとめることも必要なことになってきます。

治療法には次のものがあります。

• 認知的技法は、非現実的な状態に対する強迫的思考を阻止するのに有用だといわれています。

• 行動的技法は、なんらかの課題に没頭させることで、患者の気を離人症そのものからそらすのに有用です。

• グラウンディングの技法は、五感(聴覚、触覚、嗅覚、味覚、視覚)を使い、自分自身や現実世界と結ばれているという感覚を得るのに有用な技法です。たとえば、大音量の音楽をかけたり、手のひらに氷のかたまりを乗せたりします。このような感覚は誰しも無視することが難しいため、患者は現実に生きる自分自身の存在を認識することができるということです。

• 力動的技法は、患者が意識と解離している耐えがたい葛藤やそれに伴う感情を克服できるよう手助けすることに重点を置いている技法です。

治療により、通常はある程度の効果が得られます。

多くの患者が完全に回復し、特に発症に関連するストレスが治療により対処可能な場合には、ほぼ確実に回復します。治療を行ってもあまり効果がみられない患者もいますが、やがて自然に快方へ向かう場合もあります。
ですが、その一方で、どのような治療を施したとしても、残念ながらあまり効果がみられないケースも少数ながら存在していることも事実です。その場合、抗不安薬および抗うつ薬が、特に不安や抑うつも併発している場合に、ときとして有用に作用することもあります。

離人症性障害は、決して治らない病気ではないのです。

このストレス社会で生きている私たちは、誰しも何らかのストレスを抱えて生きていることの方が多いのも現実ですが、それらと上手く付き合っていくことも必要なことだといえます。

とはいえ、職場など、どうにもならないストレスがあるのもこれまた現実です。そんな時は、ひとりカラオケなど、誰にも気を使わない時間を持ってみるなど上手くストレスを発散させる方法をみつけておくのも有効なことです。

著者:西野紗菜

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はじめまして西野紗菜です。好奇心旺盛で少々ドジな面もあります。
幼少時代より、文章を書くのが好きで、パートの傍らで、ライターになるべく日々模索中でしたが、
あることをきっかけに、フリーライターとして活動を始めました。
夢は、物書きになること。その夢が叶った今、どんなジャンルにも対応できるライターを目指して日々邁進しています。