和食に欠かせないうま味のエキスパート【だしソムリエ】|トピックスファロー

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2012年11月5日
和食に欠かせないうま味のエキスパート【だしソムリエ】

「だしソムリエ」は、日本料理にかかせない「だし」のエキスパート。昆布やかつお節、煮干し、干しシイタケなどのうま味を熟知し、料理へ活用する技は、これからの和食にとってなくてはならないものになるはずです。

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だしの専門家「だしソムリエ」とは

だしは、「出汁」と書くように、うまみ成分を煮出した汁を意味し、アミノ酸の一種グルタミン酸、核酸構成物質ヌクレオチドの一種イノシン酸・グアニル酸・キサンチル酸など、含まれるうまみ成分によって、だしの味が決まるといわれています。 そして、和食でだしを取るために使われる、昆布にはグルタミン酸かつお節や煮干しにはイノシン酸干しシイタケにはグアニル酸が含まれるように、日本では古くから、うまみ成分を含む食材を上手に活用してきたのです。

そば、うどん、味噌汁、煮物など、和食の味の決め手となる重要なアイテム「だし」のことを知る機会って、なかなかありませんよね。 そんな、奥が深い「だし」に関する正しい知識を学び、発信する、だしの専門家が「だしソムリエ」なのです。

「だしソムリエ」という資格について

「だしソムリエ」は、だしソムリエ協会によって創設された、料理に関心がある一般の人から、調理師・栄養士・フードコーディネーターなどの料理のプロ、だしに関わる業界人など、幅広い人を対象とした資格4級から1級までがあり、検定試験の前には、養成講座の受講が義務付けられています。

だしソムリエ4級

4級は、半日で取得することができます。

目標

  • テイスティングやブレンドを通じて、「だし」を体験する
  • 昆布・かつお節・煮干し・干しシイタケなどの基礎知識を学ぶ
  • 料理における「だし」の活用方法を考える

受講料

15,750円(検定料10,500円、年会費5,250円)

だしソムリエ3級

3級は、2日間で取得することができます。

目標

  • 「だし」を日常生活に取り入れるセンスを養う
  • 「だし」のうまみや栄養について学び、料理に活用する
  • 「だし」を取り巻く環境や歴史について学ぶ

受講料

53,250円(講義・試験・証書48,000円、年会費5,250円) ※4級で支払い済みの場合、年会費は免除されます

だしソムリエ2級

「だし市場」に関わるメーカー担当者・ワインエキスパート・プロの料理人などの講師から、流通「だし」のテイスティングうまみの栄養料理への活用などを学びます。 2級までの資格を取得すると、4級講師を担当でき、そのほかの仕事の紹介が受けられます

だしソムリエ1級

フランス、イタリア、中国などの世界各国にある「だし」について学び、和だしとの融合による独自のレシピを開発します。 1級を取得後は、「だしソムリエ」を育成する講師として活躍することができます。

著者:塩屋 謙

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職業は編集・校正、そしてWEBライターでもあります。興味の範囲を広げつつ、様々な記事を書いています。