柔道整復師を目指そう!
柔道整復師は医療現場を中心に活躍する資格・職業です。スキルを身に付ければ、治療施設を独立開業行うことが出来ます。
今回は柔道整復師とはどういったものなのか、こちらで紹介します。
柔道整復師の仕事
「柔道整復師」という文字を見ると、武道の柔道をイメージをする人もいるかもしれませんが、決してそのようなものではありません。
柔道整復とは、筋肉・骨・関節などの運動器官の外傷に対して行われる手術をしない施術で、日本独自の治療法とされています。
柔道整復師としての知識・スキルを身に付けた後は、様々な分野の仕事で活躍します。主だったものは病院の整形外科に勤務したり、整骨院や接骨院として独立開業を目指します。
その他には、スポーツトレーナーとしてスポーツの現場で活躍したり、介護施設にて機能訓練指導員として働く道があります。
柔道整復師の資格
柔道整復師になるためには国家資格の取得が必要となります。
柔道整復師の国家資格を取得するためには、まずは指定の学校に3年間(場合によっては4年)通って知識を見につけ、その後国家試験に合格することで、柔道整復師を名乗ることが出来ます。
試験概要 |
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受験資格 |
高校卒業者後、指定学校・養成施設で3年以上、柔道整復師としての知識・技能を修得した者。 |
試験日程 |
年1回(3月) |
受験料 |
23,300円 |
合格率 |
68.2%(第21回) |
公式 |
主な出題範囲 |
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解剖学 |
生理学 |
病理学概論 |
衛生学・公衆衛生学 |
一般臨床医学 |
外科学概論 |
整形外科学 |
リハビリテーション医学 |
柔道整復師関係法規 |
医学史 |
【合格基準】
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年収はどれくらい?
柔道整復師は様々な現場で働いているため、平均年収を求めるのは難しいですが、勤務の場合は300~400万円、開業の場合は400~500万円前後と言われています。
しかし、柔道整復師は経験が重要な仕事ですので、独立開業をしたり有名スポーツ選手のトレーナーになると、年収1000万円を超える可能性もあるとも言われています。
こんな人に向いている
柔道整復師としてやっていくには、知識に技術、そして「柔道整復師」の国家資格が必要です。しかし、柔道整復師として上手くやっていくには、その他にも適性が必要です。
例えば、柔道整復師の仕事は若い人から高齢の方まで、幅広い年齢の方と接する現場が多くあります。それらの年代の方達と誰とでも平等に・笑顔で円滑に接することが出来る「コミュニケーション力」が必要です。
また、柔道整復師は軽い打撲から骨折まで、様々な外傷を治療することになりますが、包帯やテーピングなど、病院では看護師が行うような仕事を、全て柔道整復師自信で行わなくてはいけません。
なので、手先が器用かつ、ある程度体力に自信がある人は、この仕事に向いていると言えるでしょう。