意外とたくさん!歯科助手系資格まとめ
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歯科助手になるためには、必須資格というものはありませんが、実際に医療現場で歯科業務のサポートをするためには、専門的な知識が必要になってきます。
なので、歯科助手を目指すなら、ぜひ資格の取得を目指しましょう。
日本歯科医師会認定歯科助手
日本歯科医師会の認定資格で、実施は日本歯科医師会から承認した、各都道府県の歯科医師会や、民間専門学校での実施になります。
資格には「乙種第一」「乙種第二」「甲種」の3種類があり、それぞれ決まった時間分だけ講習することで、資格取得となります。
乙種第一 | 診療室内の仕事を行うための知識・技能を身に付ける。講習時間52時間。 |
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乙種第二 | 事務的な仕事を行うための知識・技能を身に付ける。講習時間40時間。 |
甲種 | より高度な講習を受講する。講習時間400時間。 |
関連リンク
日本歯科医師会
イベント・研修事業 – 佐世保市歯科医師会(ページ中段「歯科助手講座のご案内」を参照)
埼玉県歯科医師会 – 歯科助手認定講習会
歯科アシスタント学科|仙台医療福祉専門学校
医療事務管理士
技能認定振興協会が主催する資格試験で、事務面から医療現場をサポートする専門家として、医療保険制度や診療報酬など、正確に算定できる能力を中心に認定していきます。
ユーキャンなどの医療事務管理士系通信講座を受験すると、在宅受験も可能になります。
受験資格 | なし |
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試験日程 | 5月、7月、9月、11月、1月、3月 |
試験会場 | 札幌、旭川、仙台、福島、山形、森岡、東京、横浜、千葉、埼玉、甲府、群馬、栃木、茨城、新潟、長野、名古屋、見栄、静岡、金沢、大阪、奈良、神戸、京都、岡山、島根、広島、松山、高知、福岡、宮崎、熊本、沖縄(3月、9月のみ) |
受験費用 | 6,500円 |
試験内容 | (1)実技試験 診療報酬明細の作成・点検に必要な知識 (2)学科試験 法規、医学一般、保険請求事務についてマークシートで解答 |
関連サイト
医療事務管理士試験 – 技能認定振興協会
ユーキャンの医療事務講座 – 資格・検定試験ガイド
歯科助手検定
医療福祉教育振興グループが運営する資格で、歯科診療補助に特化した内容の資格となっています。
受験資格は特にありませんが、3級から順々に受けていく必要があります。
受験資格 | なし |
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試験日程 | 6月、8月、10月、12月、2月 |
受験会場 | 神戸、福岡 |
受験費用 | 【1級】 6,000円 【2級】 5,000円 【3級】 4,000円 |
試験内容 | 【1級】 ・歯科診療補助、解剖・生理学、歯科臨床概論、栄養学、など ・歯科医療に対する深い認識を持ち、診療体制について的確かつ迅速な対応が可能。 【2級】 ・歯科診療補助、歯科臨床概論、口腔衛生、など ・歯科医療に対して深い知識を持ち、診療方法の応用が身に付いている。 【3級】 ・歯科診療補助、歯科診療概論、など ・歯科医療の基本的な知識を持ち、簡単な診療方法について把握している。 |
関連サイト
日本歯科助手検定協会
歯科医療事務検定
同じく、医療福祉教育振興グループが運営する資格で、こちらは医療事務に特化した資格になっています。
こちらも同様に受験資格はないですが、上位級位に挑戦するためには、3級から順に合格しなくてはいけません。
受験資格 | なし |
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試験日程 | 8月、10月、12月、2月 |
受験会場 | 神戸、福岡 |
受験費用 | 【1級】 6,000円 【2級】 5,000円 【3級】 4,000円 |
試験内容 | 【1級】 ・カルテ2枚 ・請求事務を幅広くこなすための深い知識・技能を有し、治療内容の点数算定について広く理解している。 【2級】 ・カルテ2枚 ・応用的な治療をあくし、明細書に性格に記入できるか、また、治療内容から病名を判断することが可能。 【3級】 ・学科問題2枚、カルテ2枚 ・医療保険制度等や基本的な治療内容を理解・把握し、明細書に正確に記入することが可能。 |
デンタルアテンダント
デンタルアテンダントは、株式会社日本医療総合支援評議会が実施している、歯科クリニックで必要な知識や実技を実行する能力を測る、歯科助手資格検定試験です。
レベルはベーシックからマスターインストラクターまで5段階があり、そのランクで6か月継続就業することで、レベルアップすることが可能です。
受験資格 | 【学科】 なし 【実技】 学科合格者 |
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試験日程 | 【学科】 5月、7月、9月、11月、1月、2月 【実技】 2月、5月、10月 |
受験会場 | 【学科】 在宅 【実技】 実施団体指定会場 |
受験費用 | 【学科】 3,500円 【実技】 8,500円 |
試験内容 | 【学科】 接遇とマナー、紹介状等の宛名及び休診・休暇のお知らせ、守秘義務、不潔域、清潔域、廃棄金属や医療廃棄物の処理、保険証の種類と1号用紙、歯牙・口腔の基礎知識、う蝕の進行と症状・治療方法、補綴物の種類と各部名称、など |
関連サイト
日本医療総合支援評議会
認定歯科助手
内閣府認証NPO法人「医療福祉情報実務能力協会」が認定する資格で、協会賛助会員指定校に入学し、歯科助手教育課程を修了することによって、認定歯科助手の称号を得ることが出来ます。
なお、認定審査の際に、審査料として2,000円の費用が掛かります。
関連サイト
医療福祉情報実務能力協会