間違ったダイエットは今すぐSTOP!ダイエットしながらキレイになるポイントはそこじゃない!
ダイエットに挑む、多くの人は体重計のメモリばかりに注目してしまいがちです。
しかし、体重の減少=スリムできれいな体というわけではありません。
あなたがダイエットで目指す体のイメージはきれいなラインですか?
それともラインなどではなく体重計の指し示す数字?
もし、きれいなボディラインが健康的なきれいな体が目標なら、体重のコントロールだけが目的の無茶な食事制限とダイエットを今すぐ切り離して考えましょう!
ウェイト管理はプロボクサーの仕事。
普通の女性の体はそんな無理に耐えられるようにはできていません。
今は何ともなくても、確実に引き締まって魅力的な体のラインは遠ざかっていくことでしょう。
自分の体とよく話し合う。【女性】を作る2種類のホルモン
女性と男性では体の仕組みが違います。
『何をあたりまえなことを』
と言っている場合ではありません。
ここに女性が女性ならではのパターンをつかんだダイエットが効果的な理由があるのです。
女性の体は主に2種類の女性ホルモンがコントロールしているようなものです。
エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)です。
聞いたことがある方も多いと思います。
この二つのホルモンは受胎をするという大きな役割のためにひと月の間に優位となる時期を交代するように変動し続けています。
赤ちゃんを妊娠しない男性は、通常ホルモンは一定で女性のようなホルモンの波は見られません。
エストロゲンを無視したダイエットは効率が悪い!
エストロゲンは生理が終わる頃から活発に分泌されます。
排卵をピークとした約10日の間、エストロゲンの濃度が濃く優位な時期が続きます。
エストロゲンは意欲を作る働きのホルモンで、エストロゲンの名もギリシャ語で「発情」と「生じる」で成り立っています。
どんよりとした生理が終わった後、キラキラとした活発さやエネルギーがみなぎるのは、意欲のホルモン・エストロゲンがたくさん分泌されているから。
この時期はダイエットの効果が出やすく、スリムになるのに最適な時期です。
エストロゲンの働きは女性をキラキラさせることとも言え、特に何もしなくてもちょっとスリムになったかな?と感じる人も多いことでしょう。
特に有酸素運動が効果的だといいます。
エストロゲンの働きをダイエットに生かさない手はありません!
効果もきちんとついてくるからモチベーションの維持だって問題ありません。
エストロゲンがたくさん分泌されるこの時期に大いにダイエットに挑みましょう。
ママになる体を作るプロゲステロン(黄体ホルモン)
プロゲステロンは生理前の約10日前後からエストロゲンと立場を交代し、優位になります。
排卵日から約1週間目あたりがプロゲステロンのピーク。
この時期は食べたものが皮下脂肪になりやすく体重は増える傾向に…。
その理由は、プロゲステロンは女性の体の中で赤ちゃんを育てる環境づくりを始めているからなのです。
子宮内膜の上を柔らかく着床しやすい環境づくりをし、妊娠に備え腰回りや胸をふっくらとさせます。
さらに、体中の細胞が水分をため込もうとするために便秘がちになったり、むくみが発生したり、おまけに頼りにしていたキラキラホルモンエストロゲンが低下し意欲は減退、もうダイエットどころではありません。
この時期は無理にダイエットを続けるとかえってストレスになりかねません。
食べたものは蓄えられてしまう時期でもあるので食べ過ぎだけにはくれぐれも気を付けて、ダイエットもゆる~く健康的な生活を維持するレベルでとどめるのが正解です。
痩せない悩みと生理不順
しかし、プロゲステロンが作ったふわふわのベッドは使われないと壊され排出されます。
これが生理。
しかし、生理がちゃんと来ない人って案外多いのです。
いわゆる生理不順ですが、これって一体どうなっているのでしょうか?
痩せ体質の逆を行く、生理不順の原因
大抵生理不順の場合無排卵であることが多いそうです。
しかし無排卵でも中途半端ですが生理は起こります。
無排卵の中途半端な生理は、期間や出血量などイレギュラーな生理となる場合がほとんどです。
無排卵の原因は多くの場合、エストロゲンの分泌に異常があることが原因だと推測することができます。
エストロゲンの分泌によりノルアドレナリンやドーパミンなどの分泌につながり脂肪の代謝も活発になります。
エストロゲンの分泌は痩せ体質には必要不可欠といえます。
女性ホルモンの分泌異常はメンタル面の疲労や間違ったダイエットが原因で起こります。
意欲のエストロゲンを分泌させることは体にある程度の負担がかかることでもあるため、エストロゲンを分泌しても健康状態の維持ができるレベルの栄養状態・精神状態であることが大切なのだそうです。
一定ラインの体重と、栄養面、メンタル面の環境がそろった時に順調にエストロゲンが分泌されるのです。
そのため日本女性は小学校高学年から中学校の時期に初潮を迎える人が多いのに対し、栄養不足などの問題を抱える国では初潮の時期がもっと遅い傾向にあるのだそうです。
女性がきれいに痩せることができるホルモンの不足は、生理不順の原因でもあると同時にダイエットには大問題。
生理不順を抱えている方が健康的に美しくなるためにはまず生理周期を整えることが先決です。
間違ったダイエットは今すぐやめて、無理をせず、食生活や生活環境を見直すところから取り掛かりましょう。
極端な食事制限ダイエットをしていませんか?
美しく痩せるためには動物性蛋白質も炭水化物も必要です。
極端な食事制限は美容面にも悪い影響を及ぼし、きれいに痩せることはできません。
自分の年齢の平均的な摂取カロリーを基準にバランスのとれた食事を心がけるようにしましょう。
と、簡単に言っても栄養のバランスを考えた食事って実は結構大変なのです。
それに比べると、例えば野菜ばっかり食べる!お肉やごはんは食べない!という一見単純で簡単そうな偏った食事制限は、効果のほどは考えもの…。
それに比べるとバランス食を心がけることは美容にも良く、健康的に体をコントロールしていくため、栄養が偏ったダイエットとは比になりません。
もちろん栄養バランスに気を使うことは簡単ではないために慣れないうちはストレスに感じることもあるかもしれません。
しかし、慣れてきた頃には大好きだった糖分たっぷりの甘いおやつの中毒症状(?)も落ち着いて、気にならなくなっているはず。
もちろんバランスのとれた食事でも過剰摂取はいけませんし、全体摂取カロリーが極端に少ないのも考えものです。