恐くて登校拒否!?
ああ、おおかたクラスメートにいじめられていて、朝、ランドセル背負ったら急におなかが差し込む、ってパターンだな、って思うでしょ?
いいえ、違います。
朝、学校のクラスの子達が恐くておなかが差し込んでるのは、生徒じゃなく、先生なんです。
今、若い先生の教師離職率が急激に増加しています。
理由はいろいろあるんですが、一番多いのが、先生が生徒にいじめられてるってパターンなんです。
こんな話があります。
ある新卒の男の先生が小学5年生の担任を受け持つことになりました。
先生は張り切ってホームルームの時間、クラスの子供たちに白紙を配るとこう言いました。
そう口々に言って、教室中をそれ見たことかと走り回る子供たちの足元には、さっきの問題の紙が舞い散りくしゃくしゃに踏みつけられました。
その紙に書いてあったことは、おそらく前もってしめし合ったのでしょう、
「担任がイヤ」
「担任キモい」
「担任うざい」
「担任死ね」
子供に新学期早々いじめられた先生は、その事件をきっかけとしてしばらく学校を休みました。
「○○先生は今日もお休みです」
代理の先生が朝、そう言いに来るたびに教室中に歓声が沸きあがったといいます。
朝、校長先生に付き添われ、担任復帰するも・・・
あらかじめしめし合わせて持ってきてたカンペンケースを授業中に40人が一斉に床に落とす、などに始まる授業妨害はずっと続いたそうです。
また、そのたんび先生が泣いて、職員室に走って逃げるんですよ。
そんな分かりやすいダイレクトな反応いちいち示してたら相手の思うつぼでんがな!
って思うでしょ?
でも実際当事者になってみたらどうなんでしょうか。
今、学校という現場に残ってる年配の先生はみんなこれらの洗礼を受け、なおかつ乗り越え、立て直し、形勢を逆転してきた先生ばっかりです。
いや、もう強い、強い!
ちょっとしたもめごとなんか、一喝で吹き飛ばしてしまいますもんね。
例の先生?
いじめの噂が噂を呼び、しまいには学年全員にいじめられるようになってしまいました。
そして冒頭のような登校拒否症状となり、ついには離職に至ったのだそうです。
だけど・・・。
その先生をかばうつもりではありませんが、このような話は氷山のほんの一角であるという事です。
本当に気の弱い先生は上記のように泣いたりするんでしょうが、中途半端に気の強い先生は困りものです。
実際にあった話ですが、生徒にいじめの洗礼を受けた先生が、うさばらしに気の弱い生徒をいじめてうっぷん晴らしする、というパターンが存在するんです。
これをやった先生の末路は、生徒の親の密告で発覚して教職を「クビ」という結果ですね。
この先生も神経を病んでしまいました。
私の身内が軽い心身症で某メンタルクリニックにかかってた時、この先生と待合室でバッティングしたそうです。
事情を知ってるのでガン無視する私の身内に、先生は、
「××ちゃん(私の名前)のご家族の方ですか?私と同じ神経症なんですか?」
と親しみを込めた調子で話しかけてきたそうです。
私の身内が全く相手にしないでいると、その先生はメソメソ泣きだしたんだそうです。
自分は生徒をいじめ倒したくせに、いざ自分が冷たくあしらわれるとこんな情けないていたらくなんですね。
心の調子を整えるには
まず、朝が肝心だという事です。
気持ちの良い朝を迎えてない奴に時計のような精密機械はまかせられない、という事なんだそうです。
朝は気持ちよく、みんな気を付けて心を穏やかに保ちましょうね。