グローバル時代を生き抜くため「社会人留学」をしよう!
持っているとキャリアアップできると言われる「MBA」。
そのMBAを取得するために、海外へ留学をする人も少なくありません。
海外への留学経験は、英語上達にも役立つことです。
そこで今回は、MBA留学を中心とした、社会人の留学に関する情報を紹介します。
社会人も留学できる!
留学というと学生がする物のイメージを持つ人もいるかもしれませんが、もちろんながら社会人になってからでも、海外の大学・大学院の留学は可能です。
むしろ、学ぶ分野の中には、ある程度の職種がないと留学することが出来ない、という場合もあります。
その他、企業の中には社費を使った留学制度を用意している場所もあります。
社会人留学で考えたい「MBA留学」
社費による企業派遣の留学や、休職して私費で留学する人など、留学には様々な方法がありますが、多くの人が留学の目的の1つとして考えているのが、「MBA留学」です。
MBAとは日本でいう「経営学修士」に値するものです。MBAを取得することは、財務や会計に関する高度な知識を身に付けた、という証になるのです。
どうすれば留学できるの?
まず1つは、企業内の留学制度を利用して、海外留学を目指すパターンです。
例えば、銀行持ち株会社の「みずほフィナンシャルグループ」では、入社3~12年の社員向けに、2年間の海外MBA留学制度を実施しています。
もう1つは、公的機関や株式会社、語学学校などの支援制度を利用した留学です。
例えば、「日米教育委員会(フルブライト・ジャパン)」では、日米交流事業の一環として、5種類の「フルブライト奨学金プログラム」を行っています。
他にも、予備校でも知られる駿台関連の「駿台留学センター」や、「ARCアメリカ留学センター」の様な海外留学エージェントによる海外留学制度などがあります。
条件は各留学プログラムによって変わってきます。それぞれ確認するようにしましょう。
参考URL
- みずほFG:公募留学制度(新卒採用) – みずほフィナンシャルグループ
- 日米教育委員会 フルブライト奨学金について
- 駿台留学センター
- ARCアメリカ留学センター
社会人MBA留学は役に立つ?
世界MBAランキング(Global MBA Ranking)で上位にランキングされる大学の留学経験者には、多くの企業からオファーが届きます。
上位大学でMBAを取得した多くの人が、一流の企業に入社・就職していますが、それはMBA取得者の基礎的な能力が評価されているためです。
実際、一流大学というのは競争率が高く、「TOEFL iBTで最低100点以上」「GMATで最低700点以上」のように、ビジネススクールで学ぶために求められるのです。
また、上位大学のMBA取得者を採用する目的はそれ以外にも、既存社員への刺激を与える意味や、MBAという名前が欲しくて採用をする企業も存在します。
どちらにしろ、一流大学に留学してMBA取得をすることは、キャリアアップの最大の武器となるのです。
主なMBA上位大学(世界MBAランキング2013) |
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ハーバード・ビジネス・スクール |
アメリカ |
スタンフォード大学経営大学院 |
アメリカ |
ウォートン・スクール |
アメリカ |
ロンドン・ビジネス・スクール |
イギリス |
コロンビア・ビジネス・スクール |
アメリカ |
インシアード |
フランス |
IESEビジネススクール |
スペイン |
香港科技大学 |
中国 |
MITスローン・スクール・オブ・マネジメント |
アメリカ |
シカゴ大学経営大学院 |
アメリカ |
IEビジネススクール |
スペイン |
ハース・スクール・オブ・ビジネス |
アメリカ |
ケロッグ・スクール・オブ・マネジメント |
アメリカ |
イェール大学スクール・オブ・マネジメント |
アメリカ |
中欧国際工商学院 |
中国 |
タック・スクール・オブ・マネジメント |
アメリカ |
ケンブリッジ大学ジャッジビジネススクール |
イギリス |
フォークス・スクール・オブ・ビジネス |
アメリカ |
IMD |
スイス |
レナード・N・スターン・スクール・オブ・ビジネス |
アメリカ |
デメリットになる場合も…
しかし、留学すれば必ずしもメリットにつながるとは限りません。
例えば、それほど名のしれていない、良い評判もあまり聞かないような大学に留学したとしても、その経験があまり評価に繋がらない、むしろ留学期間による「ブランク」を指摘される可能性があります。
また、企業によっては社費を使った海外留学の許可をするところがあれば、そうでない所もあるように、留学して帰ってきても、必ずしも活躍の場があるとは限らないのです。
MBAを取る=いい仕事に就くことが出来る、という事ではないという事を覚えておきましょう。