リサイクルは法律によりお金がかかってしまう
新しい部屋はエアコン備え付けだから、これを機に古いものは処分したい
購入時も高かったのだから、処分にはできるだけお金をかけたくない
東京への引越しが決定し、こんな風に考えている方も多いのではないでしょうか。
エアコンの合法的な処分方法といえばリサイクルですが、家電リサイクル法の規定により料金が発生してしまいます。運搬料が加わることも多いため、合計で3000円以上と高額になるケースも珍しくありません。
また引き取りの対象となるのは、壁掛けタイプのみと限定されています。(家庭用エアコンの場合です)
つまりリサイクルショップに天井埋め込みタイプや壁埋め込みタイプのエアコンを持って行っても、残念ながら断られてしまうわけです。
リサイクルのシステムは法律に沿っておりエコの観点からも良いことなのですが、処分する側にとっては結構な負担です。引越しの際にかかる手間は極力省きたい、出費は削れるだけ削りたいと考えている方ならば、なおのこと大きな負担となってしまいます。
エアコンの無料回収サービスがおすすめ
出費がネックになるのならば、エアコンの無料回収サービスを利用するという手段があります。
このサービスを実施・提供している業者は全国的にみてもかなり数多いですから、「田舎だから無理では」「どうせ地域限定でしょう」といった理由で諦める必要はありません。
また無料回収サービスには、故障の有無やエアコンのタイプに左右されないというメリットがあります。
さらにはよく探せば、全国どこに住んでいても回収OK、出張料や運搬料も一切かからないという気前の良いところもあります。
何か裏があるのでは?という点については、口コミのチェックや実際に利用してみないと何とも言えませんが、住所や連絡先など会社情報をしっかり公開している業者ならば、過剰に心配することはありません。
サービス内容や料金設定は一律でないので、取り外し工事料などを請求してくる業者もあります。
しかしぼったくり等と早とちりしてはいけません。逆に料金メニューや内訳の詳細を明確に表示している業者は、信頼度が高いと判断することができます。
いずれにしろ申し込む際は、会社情報やサービス内容をよく確認することが大切です。
処分が億劫だからと不法投棄してはいけません
当たり前のことですが、エアコンをきちんと処分するのが億劫だからといって不法投棄はいけません。
社会人として非常識ですし法律違反ですから、見つかった場合は5年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金という重い罰が科せられてしまいます。
もちろん涼しい顔でゴミステーションに捨てるなどもいけません。
エアコンなどの大きな家電は不燃ゴミには該当せず、捨てた場合は不法投棄とみなされてしまいます。
何とか引き取ってもらえないかとバラバラに解体し、小分けにしてゴミ袋に入れる。
なかにはこんな人に言えないような努力をされる方もいますが、やってはいけないことと心得ましょう。