念願の新生活…引越し作業はまず何から行うべき?
新生活を始める上で、引っ越し作業は絶対に欠かせないものです。たとえ家具が備え付けでそれこそバッグ一つで始められるような部屋であっても、旧宅から持ってきた荷物を並べてもなおスペースが余る大きな部屋であっても、同じです。
しかし、実際に引っ越しの段階になってみると何をしなければならないかがわからず、何日も引っ越し作業に追われてろくに睡眠も食事もとれないという人は結構多いもの。
引越しの際はどのような順番で作業を進めていくべきなのでしょうか?
出来れば前日の内に済ませたい作業
実家や旧宅での荷物の梱包・搬出が終わったら、あとは身一つで新居に行くだけと考えている人は多いでしょう。しかし、引っ越し作業は一日で終わる事の方が稀と言ってもいいでしょう。なので、出来れば荷物が届く前日の内に新居に入り、作業を始めておきたいものです。
前日の内に済ませておきたい作業は、部屋の掃除と空気の入れ替え、そして電気・水道・ガス等の開通手続きです。
不動産屋や管理会社は未入居の部屋を定期的に清掃してくれているものの、毎日掃除しているわけではないので入居時に埃っぽかったりする事はよくあるものです。
なので、出来るだけ入居する部屋は荷物が届く前に掃除をしておくようにしなければなりません。
電気・水道・ガスなどのライフラインは出来るだけ早く開通させておくことが大事です。うっかり忘れてしまうと、真っ暗な部屋の中で食事も入浴も我慢して一夜を過ごさなくてはならなくなってしまうからです。出来るだけ早いうちにライフラインを開通できるように、入居前に不動産屋・管理会社に確認を取っておきましょう。
引越し当日の内に済ませたい作業
荷物が新居に届く引越し当日は、おそらく家具の備え付けと荷物の開封、整理に追われることになるでしょう。タンスやベッド・机などは引っ越し業者に任せておけば自分一人ですべてやらなくても済みますが、服などを梱包した荷物ばかりは自分で行わなければなりません。
引越し当日の内に済ませておくべき作業は、運ばれてきた荷物が全てあるかの確認と寝具・食器などの開封・整理、そして食べ物の準備と近所への挨拶回りです。
引越しの際には、手違いなどで荷物が足りなくなっている事があり後で困ってしまう事は良くある話です。搬出前に段ボールに番号を振り分けてリストを作っておき、不足がないかを確認しやすくしておきましょう。
荷物が全部ある事を確認できたら、いよいよ開封と整理作業に入っていくことになりますが、衣類は後回しにして布団などの寝具や食器・調理器具などを先に開封しましょう。衣類の整理は結構時間が掛かってしまうもので、2~3日掛かることも珍しくありません。
住居を生活できる状態にすること、そして食事が出来るようにすることは服を整理する事よりも優先されるべきなのです。
新生活初日の食事はそれこそ外食や出来合いのもので済ませてしまっても構いませんが、後々の事を考えると最低限の自炊ができるようにしておいた方が良いでしょう。初日の買い物はコンビニで済ませてしまっても構いません。
近所への挨拶回りは引越し当日の内、それも荷物を搬入している最中に済ませておきましょう。引っ越し業者の頻繁な出入りで迷惑を掛けているかもしれないので、なるべく早いうちにご機嫌伺いをしておくのが処世術というものです。
引越し当日以降に回してもいい作業
引越し二日目以降に回して構わない作業は、衣類の開封と整理、住民票の移動です。衣類は春秋物・夏物・冬物と分けて収納したり、タンスにしまいきれなかったものをどう詰め込むかを考えたりと、思った以上に時間を取られるものです。最低限必要な着替えは、梱包前に分けておき手荷物として持ち込んだ方が無難でしょう。
また、住民票の移動は出来るだけ早く行わなければなりません。出来れば引越し当日に済ませたいものですが、引越し当日は忙しすぎて時間が足りないくらいなので別の日に回した方が安心して作業できます。