その贈り物、実はメイワク!?本当に喜ばれる「丁度いい」プレゼントとは|トピックスファロー

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2012年8月26日
その贈り物、実はメイワク!?本当に喜ばれる「丁度いい」プレゼントとは

「大は小を兼ねる」というけれど、小さなもので十分なところに過大なものを持ち込まれても逆に困ってしまうもの。特に人への贈り物では質・量・値段の大きさも考えることが、心遣いであり正しい「もてなしの精神」というものなのです。

企画やWEBサイト製作までも手掛ける、ライターもどき
  

本当に喜ばれている?あなたの選んだそのプレゼント

しばし目を閉じて、あなたが子供の頃のクリスマスや誕生日を思い出してみてください。
親や友人から贈られたプレゼントはたくさんあったと思いますが、「正直これはないわー」「微妙すぎて使えない」と思ったプレゼントの一つや二つはあったのではないでしょうか?

贈り物は、贈り主の虚栄心や贈る相手への理解度が知らず知らずのうちに入り込んでくるもので、油断していると「貰ってもうれしくないもの」をプレゼントの中身に選んでしまうことはよくあるものです。
極端な例を出してみると、「1000円以内でプレゼントを買おう」と決められたクリスマス会で5000円の価格が付くものをプレゼントとして持ち込む、ワンルームマンションなのにキングサイズのベッドをプレゼントする、IH調理器を使ってるのに中華鍋をプレゼントする、などが虚栄心や相手への無理解が発露したプレゼントであるといえます。

自分が欲しい物は相手も欲しいとは限らない

プレゼントの選び方としてよく「自分が欲しいと思えるようなものを選ぶ」と言われていますが、「自分が欲しいと思うものを選ぶ」になっている人は少なくないものです。
この言葉をもっと正確に言えば「自分が相手の立場になったとき、欲しいと思えるものを選ぶ」となり、プレゼントの正しい選び方の基本となる考え方なのです。

例え自分が「これは便利だからぜひ使ってほしい、一回試してほしい」と思ったものでも、他の人には魅力的ではないし逆に不便であると感じることは良くあることです。
「自分が欲しいと思うもの」を贈ることは、人それぞれに考え方や感じ方の違いがあるのにもかかわらず「その考え方は間違っているから自分に同調しろ」と強いるとあまり変わらないことです。

こんなプレゼントが「丁度いい」

一番喜ばれるギフトは?と聞かれると、贈る側と貰う側の両者の関係やつきあいの深さ、お互いの性格などによって様々ですので、一概にこれと言うことはできませんが、貰ってうれしいプレゼント・失敗しないプレゼントにはいくつかの方法論があります。

やはり定番はフラワーギフト

置物や飾り物・日用品などずっと残り続けるものは、相当趣味が合わないと贈るのは難しい品。無理してずっと使い続けなければいかなかったり、あるいは使わなかったとしても捨てきれずに押入れの中でずっと邪魔になっていたり、「迷惑なプレゼント」になりがちです。

かといって食べ物というのもちょっと・・・という時に「丁度いい」のが、贈り物の王道と言える「お花」。最近では長期間日持ちする特殊な加工がされたプリザーブドフラワーというものもよく選ばれていますが、おすすめとしてはやはり「生花」です。お花ならどこに飾っても素敵ですし、しばらく飾れて、しばらくすると片づけられる、贈り物に迷ったときにはぜひフラワーギフトを。


いっそ選んでもらおうカタログギフト

どんなものを選んだら喜んでもらえるのか不安という時は、相手に選んでもらうカタログギフトという方法もあります。なんだか形が見えず心がこもっていないような気がして、と、まだまだ敬遠されがちな感覚があるカタログギフトですが、実際に使ってみるととても喜んでもらえる人がほとんどです。

なにより、相手にとって欲しいものを相手の方が選べるので、失敗がないプレゼントとして残るのが魅力です。商品券だとお金を渡すようで…と少し抵抗がある人にも、商品券ほど直接的でないのが「丁度いい」ですよね。一度利用してみれば、後々に必ず喜ばれるギフトになることでしょう。


高価な贈り物は同等の見返りを期待しているのと同じ

たとえ贈られる側がちょうど欲しかったものでも、高額すぎるプレゼントは「うれしいけどうれしくないもの」となってしまいます。

世の中には「助け合いの精神」「お互い様」という言葉があるように、交友関係はなるべく対等の立場でありたいと考える気持ちが働いている物です。クリスマス会や誕生会でのプレゼントに金額制限を付けるのも、そうした対等の立場を維持するための気配りの一つと言っていいでしょう。

しかし、プレゼントの金額制限がなかったとしても相手に高額な贈り物をすることは、「自分が貰う立場になった時は同じくらい価値のあるものを贈ってくれるよね?」と暗に言っているのと同じことで、対等な立場を崩す原因になってします。
そうした有形無形の見返りを期待する心が少なからずあると、プレゼントは贈られる側にとってとても重い物になってしまいます。

高額な贈り物は、贈られた側には過分すぎて逆に怖く感じてしまうもの。適切な価値を考えて選ぶことも喜ばれる贈り物には不可欠です。

本当に相手のことを思う真心がなければ贈り物は選べない

贈り物の価値は過大であっても過小であってもよろしくないものです。そして、贈られる側が欲しがっているかどうかも大事な選定条件となります。

では、どうすれば贈る相手に喜ばれるプレゼントを選ぶことが出来るのか。それは「相手を思う真心」にあります。
喜ばせたい、困らせたくないと強く思い、考えることです。「真心がこもっている」というのは強く相手のために思いを巡らせた結果なのです。

お金を積めばどんな贈り物でも用意できるでしょう。しかし、本当に心の奥底から喜んでもらう贈り物を用意するにはもっと純粋に相手のことを思い、考えに考え抜くことが必要不可欠なのです。

著者:渡辺芳樹

企画やWEBサイト製作までも手掛ける、ライターもどき
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学生時代からライターとして活動。小さな会社に就職したおかげで、ライター以外に、編集からWEBサイト製作など、幅広く経験。現在はフリーランスとなり、いくつかの会社と契約を結んで執筆活動してます。