あの滋養強壮剤が長い歴史に幕をおろそうとしている
市販されている滋養強壮剤に『キヨーレオピン』と『レオピンファイブ』というのがあります。一度は耳にされた事があると思います。この滋養強壮剤は歴史が古く『キヨーレオピン』は1960年に発売が開始されています。『レオピンファイブ』は、その12年後の1972年に発売を開始しています。
出来てから、すでに半世紀になるのです。
この2種類の滋養強壮剤は、歴史に裏付けされているかのように、多くの消費者から支持を受けてきました。それゆえに、多くの人が体力の回復や健康促進を実感したのではないでしょうか。
しかし、これらの滋養強壮剤がそれまでの歴史に幕をおろし、2013年1月7日に新たな一歩を踏み出そうとしているのです。
人々を支え続けていた滋養強壮剤が、半世紀にわたる歴史を覆してまでリニューアルをするという背後には、一体何があったのでしょうか?
大幅に変わった人々の生活習慣
『キヨーレオピン』や『レオピンファイブ』は半世紀もの間、多くの人々を支えてきました。しかしその間に人々の生活は大きく変動しました。
50年前の生活と今の生活を比べるなら、驚くほど生活習慣が激変しました。
これらの状況に対応する為、製造会社である湧永製薬はリニューアルする事にしたようです。
同社によりますと「生活習慣に最適な処方内容にする」というのが、今回のリニューアルの最大の目的の様です。さらに、「幅広い消費者に貢献する」という狙いもあるようです。
リニューアルは消費者の事をしっかりと考えたゆえの決断だったのでしょう。
気になるリニューアル内容
『生活習慣に最適な処方内容にする』とありますが、一体どのような内容になるのでしょうか?
それぞれのリニューアル内容を見てみましょう。
キヨーレオピン
1960年に産声をあげたキヨーレオピンは、ニンニクの栄養成分と薬用成分に、ビタミンや滋養強壮に寄与する成分を配合したものです。
それがリニューアル後、新しくビオチンの加入と、ビタミンB12に変わり脂肪と炭水化物の配合がなされます。これにより『疲労回復に最適な処方』となるようです。また、ネーミングも『キヨーレオピン』から『キヨーレオピンW』となります。
レオピンファイブ
1972年に発売が開始されたレオピンファイブのリニューアルは、滋養強壮を促進するゴオウが増量され、ビタミンB6をビタミンB1に変えて配合する事になります。こちらの製品もキヨーレオピンW同様、疲労回復になります。さらに、栄養補給も兼ねられますので、より現代の生活習慣に適したものに生まれ変わるでしょう。ネーミングは『レオピンファイブW』になります。
今まで絶大な人気を誇ってきた滋養強壮剤のリニューアルに驚きが隠せないかも知れませんが、より現代人の生活に見合った処方内容になるのであれば、さらなる期待が持てるのではないでしょうか。