リサイクルショップと買取専門店では何故買取価格に差が出るのか?|トピックスファロー

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2013年5月1日
リサイクルショップと買取専門店では何故買取価格に差が出るのか?

不用品の買取を行ってくれるリサイクルショップはありがたい存在ですが、時にその買取価格に不満を感じる事があるものです。下手をすれば高価買取を謳う買取専門店と数千円の査定価格の差がついてしまう事さえありますが、なぜリサイクルショップと買取専門店では査定に差があるのでしょうか?

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買取専門店は何故リサイクルショップよりも高額買取できるのか?

トパーズ

安くないお金を出して買ったブランド品・一流品は出来るだけ長く大事に使いたいものですが、流行遅れになってしまったり生活の中で不必要になってしまうと、とたんに邪魔なものになってしまいます。

家の中に置いておいてもタンスかクローゼットの肥やしにしかならないので、リサイクルショップなどに買い取ってもらって資金の回収に充てたいものです。 しかし、リサイクルショップに自慢だったブランド品を持ち込んでも、皮算用していた買取価格は思ったよりも低くて、持ち帰るのも馬鹿らしいからと不満を残しながら買い取ってもらう…というケースはよくある話。

諦めた気持ちで持ち帰る途中で、買取専門店にダメ元で持ち込んだら思った以上の高値が付いた、なんて話も良くあるものです。

なぜ、リサイクルショップと買取専門店では買取査定価格に大きな違いが出てしまうのでしょうか?

リサイクルショップは余りブランドに強くない

多くのリサイクルショップはブランド品だけを扱っているわけではなく、あくまでも電化製品・衣類・家具・骨董品など多岐に渡る取り扱い分野の一つとしてブランド品の売買を行っています。 その為、ブランド品の売れ筋商品や市場の傾向などに疎いリサイクルショップが多く、高値での買い取りに踏み切れないことが多いのです。

また、ブランド品の目利きは年々難しくなっておりブランド品の真贋を見切るだけでも相当な知識を身に付けなければならないため、ブランド専門ではないリサイクルショップでは査定価格が渋くなりやすいのです。

買取専門店は販売しない

リサイクルショップは、お客から買い取った品物を店先に並べて販売しなければならないため商品を出来るだけ早く回転させなければなりません。つまり高い買値を付けて買い取った商品がいつまでも店頭に並んでいたのでは新しい商品を買い取れないし、店頭に並んでいる間のスペース代が買取価格にも反映されるので、香取価格は安くなる傾向にあります。

一方、買取専門店は買い取った商品を自前の店舗で販売するのではなく、独自の販路でリサイクルショップや業者を相手に販売しているのです。その為、不特定多数の客を相手にするリサイクルショップよりも安定した利益が出しやすく、買取価格に色を付ける事が出来るというわけなのです。

買取専門店は東京・大阪価格を反映できる

全国チェーンのリサイクルショップも珍しくはないのですが、多くのショップは買取価格を地元の同業者に合わせて設定している事がほとんどです。買取価格を安くしすぎれば品物を売りにくる客は少なくなるし、高くしすぎれば集客効果が得られるけれども利益は減ってしまって、どちらにしろ経営が持たなくなってしまうのです。

一方、買取専門店は販売対象が地元の客ではなく全国津々浦々の業者なので、買取価格を地元水準に合わせる必要がありません。というよりも1円でも高くして品物を集めたいので、買取価格が高い東京・大阪地区の水準に合わせる傾向があります。

人口が多い東京・大阪はその分だけ商品の需要も大きいため、高値を付けて買い集めても利益を出せる見込みが充分にあるので、高価買取が可能なのです。

著者:海老田雄三

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芸能、アニメ、ゲーム、音楽あたりが得意分野のはずが、気が付けばなんでも書くライターになっていました。アニメ、ゲームなどのサブカル誌によく寄稿しています。