高い航空運賃、少しでも安くしたい!スカイマークのメリット・デメリット
「沖縄旅行をしたい!」となると、移動手段はフェリーか飛行機の二択に絞られます。フェリーを利用すれば車・バイクごとの旅行が可能ですが、移動に最大3日ほど掛かるし出航地は東京・名古屋・大阪・鹿児島に限られてしまいます。それにフェリーの運賃は意外に高くついてしまいます。
そうなると、飛行機を利用した方が移動時間も短く済むのですが、飛行機運賃は時期によって異なるものの片道で4~5万円は掛かるのがザラです。
そのため、サービスの絞り込みなどで航空運賃をグンと引き下げたスカイマークの格安航空券が今人気を集めているのです。
スカイマークの航空運賃が安い理由とは?
スカイマークの提供する航空便の特徴は何と言っても、「運賃が安い」ということに尽きます。通常運賃が大手航空会社の約半額という、旅行好きには見逃せない価格破壊を断行しているのです。
また、ネット上でのみ行われている数量限定で10000円均一の航空券バーゲンも大変な人気を博しています。
スカイマークがこれほどまでの航空運賃の値下げが出来るのは、サービスの見直しと効率化を図っているからです。
飛行機に搭乗すると、必ずと言っていいほどドリンクサービスや雑誌・新聞・ビデオ上映・機内ラジオなどのサービスが付いてきます。
小さい子供が乗っている場合は航空会社オリジナルのおもちゃのプレゼントまで付いてきます。
しかし、これらのサービスを維持・提供するための費用は航空料金の中に組み込まれているのです。
そのため、スカイマークの飛行機ではドリンクサービスや雑誌・新聞の設置は行われておらず、ドリンクの有料販売が行われています。
また、飛行機を安全に飛ばすためにはフライトごとの整備点検が欠かせませんが、多くの航空会社では下請けに整備点検を任せています。
スカイマークでは自社整備を行うことで整備費の削減を図っています。
それ以外にも、副操縦士の育成の効率化など人件費の面でも費用削減を図っており、他の航空会社よりも大幅な低価格化を実現できているのです。
スカイマークのデメリットとは?
このようにスカイマークの航空便は運賃が安く上がるため、国内旅行の中でも運賃が高めになる沖縄への旅行を安く済ませられるというメリットがあります。
しかし、世の中安ければいいというものではないというのもまた事実です。スカイマークの利用にはいくつかのデメリットが付いて回るのです。
就航している空港が少ない
スカイマークなどの低価格路線を売りにしている国内の航空会社は意外に多いのですが、就航先となっている空港が少ないため地方在住者は就航先の空港へ一度移動しなければ利用できません。
つまり、スカイマークの航空運賃が安くてもその恩恵を受けられる人は限られているということです。
一日の便数が少ない
JALやANAなどの大手航空会社は保有している航空機の数が多いので、日本国内だけで数百本という便数を実現できていますが、スカイマークに代表される中小の航空会社は航空機の保有数に限りがあり、一日当たりの便数が限られています。
サービスカットのため快適な空の旅というわけにはいかない
スカイマークはサービスのカットや経営の効率化によって価格を大幅に値下げしているのが特徴ですが、逆に言えば「大手航空会社のようなサービスを期待できない」ということでもあります。
基本的に飲み物は有料、しかも普通の自動販売機よりもお高めに設定されているうえに飛行機には液体の入ったペットボトルは持ち込めません。
毛布の貸与はあるものの、新聞や雑誌などの読み物はないので少々物寂しいフライトになってしまうのもスカイマークのデメリットといえます。
スカイマークを利用して沖縄に行くには?
このように、スカイマークは運賃が安い分だけサービス面で満足できない所があるのが難点と言えます。しかし、航空運賃などの交通費は旅費の大半を占めるものとなるので、安くできるのであればそれに越したことはないのです。
それに、交通費を安くした分をホテルや食事に回して旅行の質を上げるということも可能になるのがスカイマーク利用のメリットでもあるのです。
スカイマークの沖縄行きが就航している空港は成田・羽田・名古屋・大阪・神戸・福岡の六つとなっていて、それ以外の地域に住んでいる人は乗り継ぎを利用しなければなりません。
スカイマークの格安航空券を入手するには、ウェブサイトまたは旅行代理店を利用することになります。ウェブサイトでは1万円均一の航空券を入手するチャンスがありますが、枚数限定なので確実に入手したいのであれば旅行代理店を利用するべきでしょう。